A7サイズの大きさ
【A7用紙サイズ:74×105mm】
身近なものとA7用紙のサイズ比較
用紙サイズはISO216で制定されている国際規格で、世界各国共通です。841ミリx1189ミリの面積が1平方メートルの用紙をAサイズの基本となる「A0」サイズと呼び、1456ミリx1030ミリの面積がおよそ1.5平方メートルの用紙をBサイズの基本の「B0」と呼びます。A0サイズを長辺で2分割にしたものを「A1」サイズ、更に2分割したものが「A2」サイズとなり、「A7」サイズは職場や家庭で一般的によく使用されているA4サイズの8分の1の大きさです。
具体的な大きさは74ミリx105ミリとなっており、官製はがきが100ミリx148ミリで、写真を現像したときに使用するL版が89ミリx127ミリなので、これらよりもやや小さいサイズです。
日常的に使用される用紙としてはA3からA5サイズまでとなり、次ははがきサイズになってしまうため、A7サイズを実感できるものを日常で見かけることはあまりありません。なお、Aサイズの用紙全ての縦横の比率は1:1.4141であり、この縦横の長さの比は、人が見て最も美的調和感覚を得られるとされている「黄金比」の1:1.1618に近い値の「白銀比」になっていることが特徴です。
A7サイズの印刷物にはどのようなものがあるか
A7サイズはビジネス書類としてはほとんど使用されることのないサイズです。サイズ的にはワイシャツの胸ポケットにちょうどよい大きさで、メモ帳や手帳、ポケット辞書や名刺入れなどに適したサイズと言えます。ビジネスノートも市販されていますが、文章などを書くには不便なため、メモ用紙的な使い方がメインとなってしまいます。
主にA7サイズを使用している印刷物には、販促用のポケットティッシュの裏に入っている企業の宣伝広告や、卓上の小型日めくりカレンダー、手帳の中に入っているカレンダーや鉄道路線図、世界地図などの他にはあまり見かけることはありません。A7サイズは製本しても使用頻度が高くなく、特殊な製本機を使用しなければならないので豆本も普及していないのが実情です。
A7サイズのまとめ
A7サイズの用紙はあまり一般的では無いため、入手が多少困難になります。更に汎用プリンターでA7サイズを標準でサポートしている機種も非常に少なく、小型用紙対応のプリンターを購入しなければなりません。印刷会社に印刷を依頼する場合でも、特殊サイズになるため大きさの割には印刷単価も高めです。今後もA7サイズが普及するシーンは少ないと考えられ、手帳やメモ帳などを中心として、ちょっと何かを思いついたときにメモするような場合を中心に使われていくことでしょう。
用紙サイズの一覧表はこちら
★用紙サイズ早見表
A0サイズ | 841×1189mm | A0の面積 : 約1平方メートル |
A1サイズ | 594×841mm | A0の半分のサイズ |
A2サイズ | 420×594mm | A1の半分のサイズ |
A3サイズ | 297×420mm | A2の半分のサイズ |
A4サイズ | 210×297mm | A3の半分のサイズ |
A5サイズ | 148×210mm | A4の半分のサイズ |
A6サイズ | 105×148mm | A5の半分のサイズ |
A7サイズ | 74×105mm | A6の半分のサイズ |
A8サイズ | 52×74mm | A7の半分のサイズ |
A9サイズ | 37×52mm | A8の半分のサイズ |
A10サイズ | 26×37mm | A9の半分のサイズ |
A11サイズ | 18×26mm | A10の半分のサイズ |
A12サイズ | 13×18mm | A11の半分のサイズ |
B0サイズ | 1030×1456mm | B0の面積 : 約1.5平方メートル |
B1サイズ | 728×1030mm | B0の半分のサイズ |
B2サイズ | 515×728mm | B1の半分のサイズ |
B3サイズ | 364×515mm | B2の半分のサイズ |
B4サイズ | 257×364mm | B3の半分のサイズ |
B5サイズ | 182×257mm | B4の半分のサイズ |
B6サイズ | 128×182mm | B5の半分のサイズ |
B7サイズ | 91×128mm | B6の半分のサイズ |
B8サイズ | 64×91mm | B7の半分のサイズ |
B9サイズ | 45×64mm | B8の半分のサイズ |
B10サイズ | 32×45mm | B9の半分のサイズ |
B11サイズ | 22×32mm | B10の半分のサイズ |
B12サイズ | 16×22mm | B11の半分のサイズ |
動画で見るA版用紙サイズ
via Kaizen Print