ロケーションに合わせ爽やかなマリンテイストでデザインしたホステルのチラシです。
海にせり出し灯台を望む絶好のロケーションをアピールする写真をメインに、波をイメージした波線で写真をトリミングし、賑やかムードが伝わるように写真に手描きの電球イラストをプラス。「持ち込み自由」を囲う吹き出しも手描きタッチで揃え、お洒落でゆるい雰囲気を演出しました。
下半分は、シーサイドに相応しく水色のストライプを背景に敷き、爽やかなマリンテイストでデザイン。料金表の文字やドリンクのイラストも手描き風のものをチョイスし、全体にふんわりかわいいイメージでチラシをデザインしています。
裏面は全面に水色のストライプ敷き、やさしいラインで描いた不定形の白場を作り、その中に料金表を入れ込みました。見出し部分にクリップでカードを留めるような装飾を施し、遊び心を感じるデザインで紙面にメリハリをつけました。
個別サービスに関するチラシを作る時に考えたいこと
ホステルのバーベキューサービスのように、1つの事業が行っている個別のサービスを紹介するチラシで注意すべきこととして「サービスの特徴と本事業に統一感があること」と「サービスそのものの雰囲気が伝わりやすいデザインを考えること」が挙げられます。
サービスの特徴と事業の統一性を保たせる
事業が行っている個別サービスはどんな媒体であってもデザインに統一性が求められます。個別のサービスだからといって本事業のテーマカラーなどを無視してデザインをすることは、ブランドイメージを下げることになるため注意しなくてはなりません。
サービスの雰囲気が伝わりやすくなるデザインを考える
サービスの雰囲気が伝わりやすくなるデザインはチラシ作成においてとくに重要なことです。デザインを決める要素としては次の4つが挙げられます。
- カラー
- 形
- フォント
- その他装飾
それぞれを突き詰めることで、よりサービスの雰囲気が伝わりやすいチラシに仕上げることができます。
カラー
チラシ全体のカラーはサービスの雰囲気を伝えるためにも重要なポイントです。作例では水色と白をベースにしつつ、濃淡をつけることでバーベキューの写真がより鮮明になるようにデザインしました。
形
写真の形も雰囲気作りに必要なポイントです。作例では写真の形を波線状にすることで、海辺の雰囲気を演出しました。また、不定形な形も雰囲気を演出する上で重要な役割を持っています。かっちりした形をあえて崩すことで、ゆるくふんわりとした雰囲気になりました。
フォント
全体のフォントにメリハリ感と統一感を出すことも重要です。作例では手書き風のフォントを活用することでかっちりしすぎないフランクなイメージを演出しています。
その他装飾
イラストや写真などは統一感を出すとともにゴテゴテしすぎないように注意しなくてはなりません。強調すべき部分にメリハリがなければ、本当に伝えたいことがぼやけて伝わってしまうためです。
作例ではスポットのイメージが伝わりやすい灯台の写真と、サービスであるバーベキューの写真のみを使用しています。それ以外の装飾はフォントに合わせて、手書きのシンプルなイラストを写真の邪魔にならないように配置しました。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE
チラシから心地よさやリラックスした時間を感じました。
迫力ある灯台に、穏やかな海。澄み渡った青空と緑がさわやかな居心地の良さを感じさせる、気持ちのいい写真です。こんな場所で食事ができるという、贅沢なロケーションをたっぷりと見せたチラシデザインだと思いました。写真の中央には大きく目立つ、BBQの文字。「持ち込み自由」の記載もあり、気持ちがさらに高まりそうです。手書きのような吹き出しと装飾用の電球が描かれているため、より自由で楽しい雰囲気に感じました。
素敵な景色を前に、気取らずカジュアルに楽しめるBBQらしさが伝わってきます。下には食材を焼いている写真もそえて、より具体的にイメージしやすいように。人物は映っていませんが、そのぶん自分の家族や友達、仲間を交えた賑やかな風景を思い浮かべてしまうでしょう。水色の白のストライプはさわやかさをそえつつ、写真を波型にカットして海らしいテイストで統一。そのまま続く裏面には分かりやすい料金表を記載し、遠くの空を飛んでいる鳥の姿を配置してイメージをつなげています。くだけた文字や見出しを固定したかのようなクリップ、曖昧なラインの白い枠などから全体的に軽やかな雰囲気を感じ、リラックスした時間を過ごせそうに思いました。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。