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世界が日本に抱くイメージが垣間見えるテレビコマーシャル動画について

世界が日本に抱くイメージが垣間見えるテレビコマーシャル動画作成例

世界が日本に抱くイメージが垣間見えるテレビコマーシャル動画について

これだけインターネットが普及しても、これだけ物流が発達しても、これだけ外国人の観光客が日本にやってくるようになっても、「寿司・芸者・忍者」のようなステレオタイプは健在です。実際に世界を旅してみるといまだに日本はミステリアスな国として紹介されていますし、「日本人は毎日お寿司を食べているんでしょ」ってよく聞かれます。

しかし逆も然りです。日本人も同じように勝手なイメージだけで決め付けていることはないでしょうか?イギリスの料理は美味しくないとか、フランス人は英語を喋らないとか、インド人はカレーばっかり食べてるなんていうのは完全に誤解です。誰かの受け売りではなく、実際に自分の目で確かめることが大切だと思いますし、これからは映像やデザインをする上でもアナログな考えではグローバルな作品は生まれません。そこで今回は世界中で放送されている日本をイメージしたコマーシャルを集めてみました。コレを観て「そうそう!」と思うか、「あれれ?」と思うかは自由ですが、コレからの映像制作は視野を広く持てる人が必要だと感じます。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)

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海外からみた「お茶」の世界が垣間見られるコマーシャル動画制作例

SPECIAL T // Tea Master Inside – Japan [Director’s Cut]




コーヒーマシーンでおなじみのネスレが販売するティーマシーンのテレビコマーシャルです。「Tea master」つまり「茶道家」も、ヨーロッパ風になるとこんなにスタイリッシュなイメージなのでしょうか。黒縁メガネにボーラーハットは、英国紳士の風格が混在してしまっているようです。「お茶を楽しむ」文化を共有するという点では見事なブレンドです。実際このネスレのマシーン「Special T」はイギリスの紅茶のカプセルもあるので、お茶の種類を表現しているのかもしれませんね。日本の茶道という文化が、洗練された優美なものとして、海外でも愛でられているということを感じます。

後半でTea Masterがお辞儀をしていますが、このお辞儀はかなり自然な演出がつけられています。というのも、海外では日本人は手を合わせてお辞儀をする…というタイの風習と混同したイメージが強く、「合掌=日本」という描写をよく目にしますが、このコマーシャルでは、日本人の本来のお辞儀が描かれています。このように、少しずつ「今の日本」がありのままの姿で、世界に広がるツールとして、コマーシャルや映像が活用されることを願います。

 

同じアジアからも混同される日本と中国が見えるコマーシャル動画制作例

#LIKEAKING




ベトナムで放映された現地コーヒーショップのアプリ宣伝のテレビコマーシャルです。欧米ならまだしも、近隣の同じアジアにあるベトナムですら、日本と中国の区別はつかないようです。白塗りの女性は日本っぽいものの、その雑な描写がコミカルさを増長させています。「お茶=日本」も「お茶=中国」も決して間違ってはいないのですが、どっちつかずになってしまっている感は否めません。もしどこかの国や特定の地域の文化を表現したい場合は注意が必要なのかもしれません。

描写はさておき、アプリの紹介などのインサートは非常に良く出来ていると思います。ポップな色使いとテンポの良いカット割りは効果的なのではないでしょうか。ちなみに、このコーヒーショップは、ベトナム国外にも店舗展開を進めていて、なんと中国にも進出しています。いつか日本でもお目にかかれるかもしれませんね。

 

間違いが多すぎるお寿司屋さんのコマーシャル動画制作例

Cactus Sushi Explainer TV Commercial Animation with Characters




カタールの首都ドーハにある寿司レストランのテレビコマーシャルです。「Cactus Senshi (カクタス・センシ)」というレストラン名は、日本語にすると「サボテン戦士」。お寿司のイメージから程遠い、ポップなタッチで、「Cactus Senshi」の由来が語られるという構成です。あくまで想像ですが「戦士」は「侍」を表現したかったのだと思われます。海外にいると日本の「侍」や「武士」が「戦士」や「兵士」に訳されるので、間違ってはいないのですが、私たち日本人の感覚とは若干相違が生まれます。また、どうしても日本と中国は混同されやすいようで、日の丸のハチマキのおかげで、ギリギリ「日本」だということが伝わります。

この由来を語る物語が、かなりユニークで、航海中に迷ってしまった日本の寿司シェフマスター・センシ(戦士)が北アフリカ大陸に到達し、そこでメキシコ人のサボテン農家・ミゲルに出会う、という導入から破茶滅茶です。ミゲルがセンシの船を修理し、センシはミゲルのサボテン栽培を助け、そこで寿司の素晴らしさをミゲルに伝え、アラブの調味料を寿司に掛け合わせてみた…と。その後、2人の生み出した新しい寿司が「Cactus Senshi」となり、カタールに上陸した…という壮大な物語なのです。ここまでくると、何が間違っているかすらわからなくなってきますが、「寿司」がこれほどまでに世界に広がっていることは素晴らしいと思うのです。最後に出てくる「サボテン戦士」のキャラはゆるキャラとして日本でも流行りそうな気もしますね。

 

口に入れたら強くなれる?ビタミンタブレットのコマーシャル動画作成例

BEROCCA Commercial – Ca Peps En Bouche – French TV




ヨーロッパ展開するビタミンタブレットのフランスで放映されたテレビコマーシャルです。そのヘアスタイルは、相撲力士のようですが、何か違いますよね。繰り返し連呼される「Ca Peps En Bouche」だけが耳に残りますが、これはフランス語で「このタブレットを口に入れろ」という解釈ができるフレーズ。水なしでそのまま飲めば、相撲レスラー顔負けの体力を身につけられるよ!というパワフルなメッセージです。

ちなみに同製品がイギリスで宣伝される際は、相撲力士ではなく、カメレオンのキャラクターが使用されているといるようです。フランスには親日家が多く、ヨーロッパ圏内でも断トツの日本文化の浸透率だということを鑑みると、コマーシャルで「強く健康的」というイメージをもつ候補として力士が挙がるのは当然なのかもしれません。ただこれは、相撲力士というより、「相撲レスラー」です。あんなに重量感のある相撲力士ですら、ぴょんぴょん跳ねてしまうほどの効果だというアピールとしては、見事な方法です。余計な背景を使わず、ただグリーンバックにしているのも潔いのかもしれません。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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