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企業の紙袋デザイン_制作例_1

エコフレンドリーな印象を与える企業の紙袋デザインを制作しました。

企業の紙袋デザイン_制作例_1

環境にやさしい2つのイメージをセットにしたペーパーバッグデザインです。

真っ白でシンプルなペーパーバッグの左側から伸びるフレッシュなグリーンの植物。何もない空間にさらさらと揺れるようにひしめく植物は、生命力と清潔感に溢れています。

水面ビジュアルで描かれるエネルギッシュな美

植物柄のバッグを反対にすると現れるのは、バッグがまるでグラスになったかのように見せる、水面のビジュアル。躍動的な動きを見せる水の動きは、エネルギッシュかつ透明感のある美しさを伝えます。

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シンプルさと環境へのメッセージ

バッグの全面を彩る植物と水は、地球環境の礎とも言えるエコのシンボリックなイメージです。余計な装飾を一切廃し、画像のみのイメージを届けることで、企業の実直さや環境保全に対する積極的な姿勢と共に、シンプルでありながら強いインパクトを残します。

企業の紙袋デザイン_制作例_2

広告デザインの「印象づけ」で意識したい「連想させること」

広告デザインで企業の印象を顧客に伝える際、テキストや図解などを用いて「自分の会社はこのような仕事をしています!このような理念があります!」と言っても企業の印象は伝わりにくいでしょう。顧客の目に入る短い時間の中で大量のテキストや図解などを使っても、最後まで読み込んでもらえない可能性が高いからです。

広告デザインの「印象づけ」で意識すべきは「連想してもらうこと」です。人間がもつ連想力には、ある一定の共通したパターンがあります。そのパターンを活用することで、企業が与えたいイメージを印象づけられます。

「連想してもらう」デザインで重要なポイントが「クレショフ効果」と「余白」です。

シンプルな写真の組み合わせでクレショフ効果を起こす

クレショフ効果とは「複数の映像を並べられたとき、映像同士に関係がなくとも、無意識にその前後の関係を連想してしまう心理効果」のことです。1922年にソ連の映画理論家レフ・クレショフ氏が発見した効果です。

作例では紙袋の片面にグリーンの植物、もう片面に水面のビジュアルを組み合わせています。この2つの画像から連想されるイメージが先ほども挙げた「生命力・清潔力・エネルギッシュ・透明感」です。つまり、このイメージがクレショフ効果を活用したことによるデザインのアウトプットになるのです。

もしこの水面のビジュアルを片面と同じグリーンの植物のみにした場合、紙袋を見た人がもつ印象はまた違ったものになるでしょう。互いに異なる画像を組み合わせることで、画像の前後関係を無意識で連想させる効果が生み出せるのです。

「余白」が高級感や上品さを生み出す

「余白」を効果的に使うことでデザインに「高級感・上品さ」を演出できます。余白の多いデザインの活用例としては、ジュエリーや化粧品といった高級品、嗜好品の広告が上げられます。商品を際立たせるために余白を活用することで高級感や上品さが演出しやすくなります。

 

制作パッケージデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

ぽんと置くだけで絵になるパッケージデザイン

観葉植物のようなフレッシュグリーンと余白が好バランス

インテリアとして室内に潤いを与えてくれる観葉植物風のグリーンは、床やコーヒーテーブルにそっと置くだけで癒しをもらえそうな爽やかさがあります。重なり合う葉っぱは、細長い葉や幅広の葉が重なってリアルな質感がありますね。斜め上から流れてくる生い茂っているような構図は、白い余白と絶妙なバランス。控えめなロゴマークがおしゃれです。

踊るような水の動きに思わずワクワク

水をモチーフにしたパッケージデザインは、植物柄よりも大きく余白が取られていて、水が曲線を描く一瞬を閉じ込めた躍動感が表現されているようです。袋の上の方に水のラインがあしらわれているので、全体がスッキリして見えますね。透明に白という組み合わせでもインパクトは充分で、見る人をはっと驚かせてくれる意匠です。一面だけでなく、側面にも水の描き出すラインが続いているので、実際のサイズよりも若干大きく見えますね。植物柄の面、水の面ともにダイナミックなレイアウトに目を惹かれます。

VOICE ※第三者による感想です

物語を読み取るようにメッセージを理解するバッグ

鮮やかなグリーンの印象

企業の紙袋とのことですが、鮮やかで美しいグリーンが印象的なため、企業の印象は強く感じません。雑貨店にて購入できそうなビジュアルに仕上がっています。

「静」と「動」の対比表現

もう一方の面はグリーンとは異なり、躍動感あふれる水が描かれることでグリーンに命が宿り、よりリアルな存在に。「静」から「動」を表現したことで、心に響きそうな気がしました。言葉ではなく端的なビジュアルで想像力を働かすようにしたことで、「環境保全」というテーマが押し付けがましくならないよう配慮されています。

デザインの中の企業の控えめな存在感

企業のロゴは片隅にそえるだけ。決して主張しすぎないため、持つ人に違和感を与えないように。美しいグリーンに目を奪われたあと流れる水を見て、企業のメッセージをより深く理解するでしょう。段階的に分けているため、物語を読み進めるかのようにメッセージが感じられそうです。紙袋はサブバッグなどにして、何度も利用する人もいるもの。1度で使い捨てないことで、さらにエコフレンドリーを意識できそうです。

環境と調和するエコロジカルな紙袋デザイン

これらの紙袋は、持つ者にエコロジカルな気分を呼び起こします。自然と調和するデザインは、企業の環境に対する意識を物語り、品質と責任感を強調します。

・生命のエネルギーを表現する植物の描写

紙袋の一面に描かれた植物は、新鮮さと生命力を表現しています。描写は非常にリアルで、それぞれの葉が精緻に描かれており、視覚的に鮮やかな印象を与えます。このデザインは、環境保全の重要性を強調し、企業の持続可能な方針を強調しています。

・清新な水のビジュアルによるエネルギーの描写

反対側に描かれている水面のビジュアルは、自然のエネルギーと透明性を強調しています。水の動きは躍動感があり、視覚的には非常に魅力的です。これにより、企業がエコフレンドリーな姿勢を維持することの重要性を再確認します。

・シンプルさと強力なメッセージ

全体的に、この紙袋デザインはシンプルさと強力なメッセージを組み合わせています。装飾は最小限に抑えられ、その代わりにイメージだけが強調されています。この結果、紙袋自体が強力なビジュアルステートメントとなり、企業のエコフレンドリーな姿勢と製品の品質を明確に伝えているのではないでしょうか。

デザイナー
※掲載のパッケージは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。

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