筆文字をスタイリッシュに仕上げた焼き鳥店のロゴデザイン作成例です。
一文字一文字を丁寧に、美しい筆運びで書かれた筆文字をセレクトし、正方形の形に収まるようにデザインしました。筆文字は本来、縦に長く続いていくものですが、文字の配置をスクエア型に収めることで、モダンでスタイリッシュな印象に仕上がります。
ロゴマーク全体がスクエアに収まっているのは元より、左上にある「炭火焼鳥」の4文字で小さなスクエアを作ることで、一層、こなれた雰囲気を漂わせています。屋号の二文字も対角に並べ、文字同士のつながりを感じさせながらも、本来の縦書きとは異なるバランスでデザインの柱としてロゴ全体を支えています。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE
アートな筆文字をロゴとしてうまく機能させています。
筆でのびのびと書かれたひらがな二文字が心地よいロゴデザインだと思いました。シンプルな店名ですが、対角かつ右上から読ませることで、目を惹く効果も得られるでしょう。筆の払いや強弱が感じられる筆文字は、丁寧に筆を止めたり浮かせたりしながら書かれたもの。筆の運びや力加減が見えてくるようで、「人が作ったもの」という印象が強まります。炭火焼鳥らしい「和」と共に、炭火と向き合いながら丁寧に焼く人の姿が見えてくるようです。文字のように躍動感ある火を上手に扱いながら、食材にあますことなく火を通し、美味しい加減で焼くことは技術のいること。一つ一つの食材と火加減を見極めながら丁寧に焼いている、炭火焼の奥深さがあらわれているようなロゴだと思いました。
達筆な筆文字で書かれているものの、強いクセのある字ではないため読みやすいように。「えん」の2文字をうまく配置し、ほどよい空間が得られるため窮屈さがありません。四角の中におさまる形にしているため、スッキリとした印象にまとまっています。書道作品としてのアート性を見せないことで、ロゴとして機能させやすいデザインだと思いました。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。