商品パッケージのデザインを依頼する前にまとめておいた方がいい事

パッケージデザインを依頼する前に

商品の第一印象を決めるパッケージデザイン。商品パッケージの良し悪しによって売上が変わってしまうこともあるほどです。しかしいざ、商品パッケージを依頼しようとした時に、どんなことをまとめておけばいいのかわからないという方も多いでしょう。今回は、商品パッケージのデザインを依頼する前にまとめておくべきことをまとめてみました。

まとめておく必要があるもの基本の5つ

①5W1Hをまとめる

パッケージを作りたい商品の基本的な情報について具体的にまとめておきましょう。基本となる「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」「なぜ?」など、商品を企画する際のもととなったマーケティング情報を共有しておくと、商品制作側の意図に合った商品パッケージに仕上がりやすいです。詳しく見ていきましょう。

●「いつ」
商品によっては、発表する季節柄が大きく関わってくるものもあります。例えばウインターキャンペーンで展開する商品ならば、商品パッケージにも季節感を取り入れたほうがお客様に響きやすいです。通年の発売商品でも、発表する時期に意図があるなど「いつ」にあたる情報が商品の制作に密接に関係していることがあります。情報を整理しておきましょう。

●「どこで」
こちらは、商品を展開する場所を考慮します。例えば陳列するタイプの商品であれば、想定される置き場所などを考慮してデザインしないと、パッケージのポイント部分が隠れてしまうことがあります。場所の情報を共有しておきましょう。

●「誰が」
ターゲット層を共有しましょう。年代によって好む色合いやデザインが異なるなど、ターゲット層が明確であるほど、お客様に響きやすいデザインが作りやすくなります。思わず手に取りたくなるようなデザインに仕上げるためにも、ターゲット層の情報が具体的であるほうが望ましいです。

●「何を」
この部分は、商品そのものになります。想定している形や、使い方など具体的な基本情報を共有しましょう。付属品や、まとめて展開するシリーズがある場合もあります。必要になるだろう情報をまとめて渡すためにも、事前に整理しておくと良いでしょう。

●「どのように」
商品の使い方、陳列など想定している展開方法、広告媒体など、事前に「どのように」にあたる部分の情報を整理しておくことが望ましいです。具体的に商品パッケージが決定したあとの展開予定方法などを共有しておくと、後々のことを考えたデザインに仕上がりやすくなります。

●「なぜ?」
お客様に価値を提供する商品は、その商品を作った意図があるはずです。お客様の悩みを解決することが目的の商品なのか、新しいライフスタイルの提案なのかなど、意図にあたる「なぜ?」の部分もデザイナーと共有するようにしましょう。

 

商品には「絶対価値」と「認知価値」が存在します。「絶対価値」とは商品そのものの価値であり、「認知価値」とは顧客が認識している価値です。どんなに良い商品でも、まずは手に取ってもらわないことには良さを実感してもらえません。

見たことがない商品の場合、最初に手に取ろうかどうかの決め手の一つに「パッケージデザイン」があります。人が視覚から得る情報量は約87%と言われています。視覚に訴える手法は極めて効果的です。特に、意図しているターゲット層に届きやすくなるように工夫すれば、商品を使ったあとの満足度も高くなり、さらに認知価値を高めてくれる効果も期待できます。

一度文字などでまとめておくと、より具体的に商品に関わる情報を伝えるできます。まとめる段階で気づきが生まれ商品パッケージデザインに役立つこともあります。より効果的に商品の価値を伝えてくれるパッケージデザインにする為にも、依頼前に基本となる5W1Hの情報をまとめておくようにしましょう。

 

②完成デザインに近い見本やイメージを用意する

こちらは絶対に必要というわけではありませんが、用意しておくと効果的です。商品パッケージを依頼する側は、完成のイメージを持っていることでしょう。依頼する側とデザインする側の相違を少なくするためにも、参考になるデザイン見本を用意しておくと打ち合わせがスムーズに進まりやすいです。1つに絞ってしまってはパクリになってしまいますが、例えば「雰囲気はAの商品、色合いはBの商品、形はCの商品のようなものをイメージしている」など、依頼する側が持っている完成イメージが伝わりやすいような見本を、複数用意しておけると良いでしょう。

完成イメージが上手く共有できることで、デザイナー側も依頼主の意図を踏まえた上での提案をしやすくなります。基本的なイメージが共有できているので方向性を違えず、理想に近い商品パッケージを生み出しやすくなるのです。

 

③競合他社の製品を用意する

こちらも可能であれば用意したほうがよいものになりますが、競合他社の商品を差別化したいなら、該当の商品を資料として用意しておくことが望ましいです。デザイナーの視点から見た、差別化のポイントを具体的に検討することができるようになります。

お客様の立場からすると同じような商品パッケージであった場合、違いがよくわからなくなってしまいます。依頼主側の販売の意図にもよりますが、差別化したいなら、資料となる該当商品は用意しておくと話し合いが円滑に進みやすいです。商品サイズなどにも寄りますが、似たコンセプトの商品なら並べて陳列されることもあるでしょう。商品パッケージで差別化できていると、近くに並べられていても目立つことができ、お客様に届きやすいです。

 

④商品そのものの魅力を伝える

5W1Hは基本ですが、実際に商品制作担当者などから、直接商品そのものの魅力を伝えることも大切です。その商品に込めた思いや、製作時の苦労、ストーリーなど、基本情報だけではわからない担当者の熱量を伝えることで、商品パッケージデザインがより昇華する可能性が高くなります。

伝えたいことを文章でまとめておけば、話し合いがスムーズに進みやすいです。また「基本情報には含まれないけれども実は〇〇がある」など担当者しか知り得ない情報をまとめて資料として事前に用意しておくと、打ち合わせにも熱が入りやすくなります。担当者が伝える商品そのものの魅力がデザイナーに伝わることで、イメージ以上の素敵な商品パッケージデザインが生み出されることもあります。

 

⑤コミュニケーションの重要性

商品の第一印象を決めるパッケージデザインを、より納得のいくものにするために、依頼主とデザイナー側のコミュニケーションが重要です。案件によっては、複数の担当者が付きチームで依頼する場合もあるでしょう。デザイナー側とのコミュニケーションの大切さを共通認識として依頼前に事前にチーム全員で認識しておくと効率的です。

商品パッケージデザインは、デザイナーのセンスだけで決まるわけではありません。双方が協力し、商品の魅力を最大限お客様に伝わるようなデザインに仕上げていく必要があります。その過程で、必要十分なコミュニケーションをとることが肝要です。

意見を取りまとめる人を決めておくことも有効です。人によって判断基準が異なりますので、複数人が担当でついている時は、意見を都度とりまとめることが大切になってきます。デザイン案を検討し最適のデザインに仕上げる為に、またスムーズにコミュニケーションを取る為にも、まとめ役を決めておくと良いでしょう。

 

抽象的でなく具体的情報に落とし込む

商品パッケージデザインの制作は、まだ形がないものをデザインしていく仕事になります。当然「こんな雰囲気で作りたい」という抽象的なイメージも大切になってきますが、パッケージとして仕上げる為にも、基本情報は具体的に落とし込んでおくことが大切です。

抽象的なイメージですと相互認識にズレが生じ、「もう完成間近だと思ったらm基本となる方向性がズレていた」などという笑えない状況に陥ってしまうこともありえるのです。商品パッケージを作り上げる為の資料を、できるだけ具体化しておけば、認識相違などのリスクを回避できます。

方法としては、文字や図などで、実際にまとめておくと良いでしょう。特に文字情報は、共通の資料として使えるだけでなく、書くことでより情報が抽象的でなく具体化できるというメリットがあります。図に関しては、デザインのプロでない限り、精度などにこだわらなくても大丈夫です。

あくまで、依頼主とデザイナー側の情報を正しく伝達するための補足として考えましょう。例えば「健康に良さそうなイメージ」といった抽象的な言葉よりも「背景に自然の風景を取り入れたイメージで、真ん中あたりに花がある」などのような、出来るだけ具体的な依頼のほうが、ベースが決まりやすいです。もちろん、デザイナーの仕事が加わることで、デザインとして昇華した商品パッケージを作り上げることができます。

 

パッケージデザインの依頼前に知っておきたいスムーズな依頼の為の3つのポイント

 

1:情報の優先順位の大切さ

依頼前にまとめておくべおくべき情報が思っていたより多いと感じる方も多いでしょう。まだ形になっていないものを制作するので、お互いの相互認識を正しく合致させておく為にも、整理しておく事前情報は多くなります。

また、依頼の際に大切なものとして、情報の優先順位があります。商品に思い入れが強いほど、伝えたい情報が多くなりあれもこれもと次々情報を伝達したくなる方もいます。気持ちはわかりますが、情報が多すぎると混乱してしまうこともあるでしょう。より素晴らしい商品パッケージデザインに仕上げる為にも、伝える情報の優先順位を決定しておくことが大切です。

一番最初に、情報の中でも一番大切な核となる部分を、依頼主とデザイナー側双方に共有しておくことで、その後の方向性が定まります。一番伝えたい情報がわかっているので、追加情報や補足情報をデザイナー側も判断しやすくなり、双方のコミュニケーションがスムーズに進みやすいです。どこをキーポイントにしたいのか、情報がある程度まとまった段階でしっかり決定しておきましょう。その商品を使うメリットや、コンセプトがはっきりしていれば、自ずと優先順位が決まりやすいと言えるでしょう。

 

2:わからなければ相談する

デザイナー側も、重要視するポイントは異なってきます。基本的にまとめておく必要があるものは、上記でご紹介した情報を用意しておくことで事足りると思われますが、もし不安がある場合は、事前にデザイナー側に確認しておくと良いでしょう。特に初めてパッケージデザインを依頼するという方は、どうしても要領がつかめず、不安に感じることが多いと思われます。デザイナーは、商品を一緒に作り上げるパートナーです。より魅力的な商品に仕上げる為に、疑問点は相談しておくこともオススメです。

問い合わせれば「〇〇の資料を用意しておいてほしい」と具体的な内容がわかり、事前にまとめておくことが明確化しやすくなります。商品パッケージが出来上がるまで、打ち合わせする機会も多くなることが自然ですので、事前に確認したり相談することで打ち合わせ時間を最大限活かすように工夫すると良いでしょう。

 

3:期日の確認

商品パッケージを依頼する上で考慮したいことの一つに期日があります。余裕のあるスケジュールなら心配もいらないかもしれませんが、事情によってはタイトになることもあります。商品の顔となる大事なデザインですので、今日依頼したら明日には完成とはいきません。ある程度長期的なスケジュールを見越して仕事を進めていくことになります。

依頼主側もデザイナー側も期日をしっかり確認して、仕事を進めることが基本です。長期的なスケジュールの場合、予期せぬ予定変更が加わる可能性もあります。特に依頼主側がチーム体制の時は、関わっている全てに変更点を漏れなく伝え共有できるように、期日の大切さをしっかり相互認識しておきましょう。デザイナー側とのしっかりしたコミュニケーションが必須です。

 

お互いに協力してパッケージデザインを完成させよう!

商品パッケージを仕上げる為に、依頼する側とデザイナー側とのコミュニケーションが大切です。こちらで紹介したポイントをおさえておけばスムーズな依頼をすることができるでしょう。ぜひご活用してみてください。

 

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