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おもちゃのパッケージデザイン作例_01

子供向けの玩具の迫力を伝える箱型パッケージデザインを作成しました(サンプル作例)

おもちゃのパッケージデザイン作例_01

子供のハートにダイレクトに刺さるかっこいいを追求したデザイン。

夕日に照らされた砂漠を爆走するパワフルな車を、これでもかとかっこよく表現しました。写真はミニカーなので、その分、背景の砂漠は映画で表現されるようなダイナミックで広大な土地をイメージして作りました。砂漠の向こうに山脈があり、その山あいから美しい夕焼けが見える、という一瞬の情景を小さなパッケージに込めています。

躍動感溢れるレイアウト – 写真の配置とキャッチコピー

車の写真はサイズを変えてレイアウトして、実際に走行しているような躍動感を演出しています。また、玩具のタイトルやキャッチコピーも斜めにレイアウトして、疾走感を出しました。

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鮮やかな色使いと炎の装飾

青色、黄色、赤色を使って囲み文字にする、「!」をつけるなどして勢いを表しています。パッケージ上部にも激しい炎をあしらって、とにかく派手に、子供の目にパッと飛び込んでくるような強い訴求性を意識してデザインしています。また、ミニカーの色は2色展開なので、トップの部分ですぐに色が分かるようにしました。

おもちゃのパッケージデザイン作例_02

おもちゃのパッケージデザイン作例_03

おもちゃのパッケージデザイン作例_04

おもちゃのパッケージデザイン作例_05

おもちゃのパッケージデザイン作例_06

子ども心を鷲掴みにする玩具パッケージデザインのポイント

玩具パッケージで子どもの心を鷲掴みにするには、原色に近い色を使用するのがポイントです。子どもたちは、淡い色よりも鮮やかな色に視覚的刺激を受けて感情が高ぶるからです。戦隊のヒーローには必ず原色の色が振り分けられていますよね。おもちゃ屋さんに行って子ども向けの商品パッケージを見てみると、カラフルでポップな雰囲気のものが多いです。

視覚心理の特性を活用

子どもは視覚的、色覚心理が大人に比べて未熟なため、原色に近い色を好む傾向があると言われています。男の子でも女の子でも、玩具の元となる素材(アニメキャラクターなど)に原色が使われているのは、そういった背景もあります。

色の効果でもわかるように、いかに視覚的に訴えるかが重要になります。子どもたちは、文字情報よりも色や形といった視覚的な情報を優先しているのです。デザインは複雑よりも単純、色は淡いよりも濃いものを好みます。直感的に理解しやすいかどうかがカギを握っているのです。

ターゲット別のカラー戦略

色で性別を表すというのはもはや時代錯誤かもしれませんが、子ども向けデザインにおいては色の表現はまだ有効だと考えます。女の子向けならばピンク系、男の子向けならばブルー系を多めに使用することも方法の1つです。ハートやリボン型、ドット柄といった模様で表現することもできます。

商品特徴のデザイン的伝達

子どもたちは色や形といった第一印象に興味関心を左右されていると言っても過言ではありません。テキスト内容も難解な漢字やアルファベットを使わず、ひらがな表記を多くする工夫も重要です。情報を詰め込みすぎずシンプルに。スピード感をアピールしたい車の玩具であれば、言葉よりもスピード感を表現する装飾や加工で勝負です。子ども向けパッケージデザインの場合、商品の特徴を視覚的に伝えているものが手にとられやすいのです。

 

制作パッケージデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

キッズの心に寄り添うダイナミックなパッケージデザイン

目にした一瞬で砂漠を駆ける冒険スタート

小さなパッケージでも迫力抜群です。ミニカーに夢中な子どもなら、たちまち砂漠を縦横無尽に駆ける空想の世界へ飛んで行ってしまうのではないでしょうか。ミニカーということを感じさせない砂漠と山脈の景色は、砂の熱さや吹き渡る風を感じられるようです。一面黄土色に覆われた砂漠を、馬力のある自動車でどこまでも駆けていく、これは子どもだけでなく大人も憧れてしまうかもしれません。ミニカーの写真は、奥行きを持たせてレイアウトすることで、ミニチュアサイズであっても疾走感を感じられる、堂々とした佇まいになっているようです。

派手な色使いも子ども目線設計に

ある一定の発達段階にいる子どもは、淡い色よりも原色など強い色の方が視認しやすいと言われています。このパッケージもその原則に倣って、子どもの視線をキャッチしやすいような赤色、黄色がポイントで使われています。斜めに傾けてあしらわれた商品名とキャッチコピーも派手な色と「!」マークで、キッズの心にダイレクトアタックを仕掛けているようですね。

スリルと冒険が詰まった玩具パッケージ

・ドラマチックな瞬間の具現化

このパッケージデザインは、文字通り「舞台」を設定し、そこに「物語」を展開しています。それは大自然の中で勇ましく走行する車という一瞬のシーンですが、パッケージ上で巧みに再現されており、そこにはスリルと冒険が息づいています。車のサイズを変えたレイアウトは、まるで車が遠ざかったり、近づいたりしているかのような立体感を醸し出し、見る者をその物語の中に引き込みます。

・スピード感とエネルギー

また、タイトルやキャッチフレーズが斜めに配置されていることは、「速度」や「エネルギー」を象徴しています。見る者はその車がまるで風を切って走っているかのような印象を受けるでしょう。これは子供たちが感じる興奮と冒険心を刺激し、商品に対する購買欲を高めるのではないでしょうか。

・色彩の意義と戦略

原色の使用は子供たちの視覚を鮮明に捉え、商品の存在感を強化します。赤、黄色、青のビビッドな色彩は子供たちの感情を引き立て、その興奮を最大限に引き出すための戦略的な手段と言えます。また、ミニカーの色がパッケージのトップ部分で確認できるようになっているのは、消費者が容易に選択できるよう配慮されたデザインです。

このパッケージデザインは子供たちの心を鷲掴みにしますが、大人たちの心にも響く要素が満ち満ちています。大人になっても私たちが忘れることのない、冒険と自由への憧れ、そして探求のスリルです。

デザイナー
※掲載のパッケージは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。

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