2019年のデザイン業界の動向について(UX/UIデザイナー向け)

2019年のデザイン業界の動向

みなさん、こんにちは!デザイナーのブリトニーです。今回は、2019年のデザイントレンドレポートを紹介したいと思います。

今回は、私のリサーチで分かったことを紹介していくわ。だから、皆さんは私みたいなことをしなくてもいいのよ。最高じゃない?

2019年のデザイン業界で必要な情報すべてが手に入るってことね。

 

デザインの動向1 : ミニマリズム

まず最初に紹介するのは、私個人としては一番興味深いもの。ミニマリズム。

このブログでは、デザインにおけるミニマリズムについて書かれていて、「デザインのトレンドを議論する上で、ミニマリズムの定義をすることが必要だ」と言っているの。

Webster辞書によると、ミニマリズムとは“極限まで省略し、シンプル化された特徴をもつスタイルや技術のこと”とある。

すごく興味深いことだと思うのは、過去何年もの間、商品デザインにおける一番の課題であり、解決しようとしてきた問題というのが、「エンゲージメント(ユーザーとの関係性)」で、ユーザーをどれだけ巻き込めるか?どれだけ長い時間自分たちのアプリを使ってもらえるようにするか?つまりいかにスクリーンタイムを長くさせるか?が課題だったのに、今はかなり大きな意識的な変化が起きていて、完全に真逆の発想になっているの。

今は、どうすればユーザーに不必要なエンゲージメントをさせないようにできるか?がポイントになっていて、例えばユーザーに対して何かのアクションを求めているときとか、ユーザーが製品を見て回っているときに、不必要なお知らせやらポップアップ画面とかそういう目障りなものが出ないようにする流れがあるの。現代社会では、みんな不安なことがあったり、忙しかったり、情報量にうんざりしてるんだから、デザイナーとして求められるのは、そういうことへの注意ってわけ。

 

もうひとつの点は、アナス・ナシアさんが書いてることで、時間節約デザイン

現代人はとにかくすごく忙しい。その事を考えると、自社製品やサービスをユーザーが使用する時間が合理的であるように意識しなくちゃダメなの。つまり、価値のある時間を提供しなきゃダメってこと。

ここで彼が挙げているポイントは、一般的な使い方やユーザーのナビゲーション様式のあるデザイン、その内容に特化した特色、彼が言うところの「控えめな誘導」ね。この言い方は面白いと思うんだけど、ただこの後の「ポップアップ」という言葉は大嫌いかな。だって、ポップアップが少ない方が私たちの世界は良くなるって思うから。

彼がこの記事で書いている話は興味深くて、デザイナーはユーザーのことを常に意識する必要があって、ユーザーがどういう問題に直面しているかをもうちょっと意識する必要があるって言ってるの。日常生活では多くのユーザーが何かしらの不安とか疲弊とかを感じているものだから。それと、よくある目障りなものを取り除くことについても触れているわね。

“現代人は平均1ヶ月に30種類のアプリを使っていて、1日当たり10種類ということになる”とも書かれている。これって実際すごく多いよね。それと、”2019年にはパスワードの終わりが始まるだろう”って言ってるの。興味深いわ。つまり確認コードだけが使われるようになって、毎度毎度パスワードが何だったか考えなくて済むようになるってことね。それってある意味便利になるかもしれない。

ここでは、ページ読み込み時間・容量・デバイス移行のことにも触れていて、どれもユーザー側の使いやすさに密着したポイントよね。

そういうこともあって、まずミニマリズムの話をしたんだけど、とにかく重要なポイントは、Appleも確かGoogleもそうだったと思うけど、どこもスクリーンタイムを短くすることを課題にしているの。実際、私も自分の携帯に、先週と比べてどれくらいスクリーンタイムが増えたとか減ったとかのポップアップメッセージがいつも出るから。そうやって意識を高めることが2019年のトレンドをつかむ上では重要なことになると思う。ということで、最初のデザイントレンドは、ミニマリズム。

 

デザインの動向2 : インターネットに関連するもの

2つめは、いろいろなものにおけるインターネット。もっと限定していうと、音声に関連するもの

スマート家電

皆さんも普通に話題にしていることだと思うけど、ここ最近、スマート家電が急速に成長していて、例えばNestとかGoogleアシスタントとか、もちろんSiriもその類。

このCadabra Studioというところ記事なんだけど、すごく興味深いことが書かれていて、“2030年までには、検索の3割がキーボードもスクリーンもない形式で行われるようになる”と。これってすごく意識すべきポイントで、製品やサービスが実際どのようにこういった音声アシスタントに対応し、効率的で使いやすいプロセスを構築し、ユーザーを喜ばせるかを考えなければならないってこと。それってすっごく面白いわね。

良い例が、GoogleアシスタントがUberと連携して提供しているサービス。何ができるかというと、Googleアシスタントに「職場まで行くUberを呼んで」とリクエストすると、Googleアシスタントにすでに登録されている職場の住所と自宅の住所をもとに、その場ですぐにUberが手配されるということ。わざわざ自分でいろいろな情報を入力しなくても済むということね。これは音声技術を活用している良い例だと思う。これも絶対に大きなトレンドになると思うわ。

 

デザインの動向3 : ユーザー体験にフォーカスしたコンテンツ

そして3つ目は、特にこの分野で仕事を多くしている私にとっては良い話なんだけど、話題に最近よくあがっているのが「ユーザーエクスペリエンスを意識したコンテンツ」

この記事は、Academy XIが出しているこれからのUXトレンドを予想しているものなんだけど、すごく興味深いことが書かれているの。製作しているコンテンツがユーザーをどのように誘導して、どれだけ楽しい時間を提供しているかを意識しなければならないということ。情報量が多すぎたり、混乱させたり、圧倒させるようなものではないコンテンツということね。

「最大の2019年のトレンドのひとつは、デジタルでの体験に関する、多くの人を惹きつけるようなものを提供する能力になるだろう」とあるように、これはすごく重要でよく検討していく必要があることね。この記事では、ライブ映像や映像広告について触れているんだけど、製品のマーケティング関連ではこうした体験は特に重要ということね。よく言われているように、製品デザイナーやUXデザイナーはその事業やマーケティングについてもっとよく知るべきで、ユーザーエクスペリエンスは常に意識する必要があるの。

「ユーザーエクスペリエンスを意識したコンテンツ」をまとめると、“ユーザーが製品やサービスを使用することで楽しい時間を過ごすことが重要だ” ということね。つまり、どのような言葉を使うかが重要で、そのコンテンツで使われる、映像であれアニメーションであれ文章であれ、メッセージそのものについてよく吟味することが大切。二の次にできるようなことじゃなく、開発段階からコピーライターも巻き込んで取り組む必要があることだと思う。これも2019年のデザイントレンドのひとつとして興味深い動きね。

 

デザインの動向4 : ユーザー体験の個別化

次もアナス・ナシアさんの記事で書かれていることなんだけど、ユーザーエクスペリエンスの個別化(パーソナライズ)。どうすれば、ユーザーエクスペリエンスをもっと合理化することができるかってことね。どういうことかというと、過去のウェブ上のやり取り内容から学習した内容に基づいたEメールの形式だったり、SMSメッセージだったり、ユーザーエクスペリエンスが実際に個人の用途に最適化されることはとても重要で、2019年では、このトレンドはかなり大きなものになると思うわ。

ここでは、チャットボットについて触れてるんだけど、個人的にチャットボットが得意じゃないから、彼の意見は面白いなぁと思いつつ、そこまで深くみてないの。音声認識は進化していて、チャットボットは過去のものだと私は思う。個人的に、ただチャットボットとやり取りするのがとにかく嫌い。だって、すごく非人間的な感じがするから。

Facebookをみていると、常にポップアップが出てきて、例えば何か宣伝とかを出していたとしたら、「あなたの宣伝はこんな効果を出しています、さらに情報が必要ですか」みたいなことを確認してくるでしょ。面白いのは、そのやり取りを会話形式で展開している点で、そうすることで、個別でやり取りをしている感覚をなんとなく作り出すことができるということなんだけど、一般論で言うともっと他にできることがあると思う。

他にも「最近のトレンドを踏まえると、透明性やセキュリティに関連することに留意すべきだ」とあるのね。私たちはドイツに住んでいるんだけど、ドイツでは、セキュリティデータ保護がとても重要視されているの。こういうことが、世界中に広がっていくことはとてもいいと思うのよね。だって、理にかなっているよね。

例えば今政治的に何が起きているのかという点では透明性は絶対的に求められているし、誠実さも求められているでしょ。

自分のデータが、変な怪しい謎のものに使われるのは嫌よね。だから、この点について考慮することは重要だと思うの。政治の場面でどういうことが求められているかとか、今起きていることを、どう製品デザインとか自分の作っているものに転化していくかを考える必要があるということ。

 

デザインの動向5 : UXの位置付けと肩書き

UXデザイナー

さて、次もとても興味深いもので、どちらかと言うと、業界内におけるデザイントレンドとも言えるんだけど、“デザイン産業においてユーザーエクスペリエンスをどのように定義づけるか”ということ。その定義付けが、実際のデザイナーのポジションの名称、つまり役職名とか役割とかを今後大幅に変えることになるという話。

このレポートに書かれているのは、ユーザーエクスペリエンスの2019年の状況について。「今年はいろいろな動きが出ている。2239のリンクを運営して約260000人のデザイナーと共有することで、そこから業界のトレンドが見えてきた」ということね。

特にいいなと思ったのが、「誰もがリードデザイナーだ」ということ。「やったね、私がリードデザイナーだ」って興奮してたら、あれ?みんなもそうなの?ってのが現状ってことね。これって、ちょっと悲しい感じもするけど、そういう時代がこれから来るってのはある意味面白いよね。

この漫画も面白い。業界に入って2ヶ月なのに、肩書きはリードデザイナーとかシニアUXデザイナーっていう話(笑)

実際、私たちの会社のCEOのジョンは大学卒業後すぐにドイツの大手企業のシニアUXデザイナーになったの。これこそ、この産業がどういう感じだったかがよくわかるおもしろい例のひとつだと思う。そういう点で変化が出てきてはいるんだけど、市場をざっとみてみると、どの企業もシニアUXデザイナーの求人をしていて、それが製品開発チームに求められる最低レベルという感じね。この傾向は、徐々に変わっていくことになりそうかな。というのも、初心者レベルのUXデザイナーの数はどんどん増えていて、そういう人はシニアレベルの知識や経験は持ち合わせていないのだから。

「2019年はシニアというレベルの見方が変り始める」ということ。「リード」とか「メイン」という役職は誇らしいことだけど、シニアレベルというものを、どれだけの貢献ができるかという観点で考えると、自分のキャリアにおいてどのレベルに自分が位置しているのかを理解しやすくなるはず。これってすごくおもしろいよね。

 

デザインの動向6 : フラットデザイン vs マテリアルデザイン

これは社内でもかなり熱い討論が起きた内容で、「フラットデザインかマテリアルデザインか」という問題。デザイナーの中には、今後マテリアルデザインがフラットデザインより多用され優勢になると予想している人もいるの。

フラットデザインとは詳細を省いて、簡易的で色も少なめにしたもの。つまり、すごくシンプルで合理的な感じね。

マテリアルデザインは、セミフラットとも呼ばれていて、ちょっとおかしな感じだけど、フラットデザイン2.0って呼ぶ人もいる。マテリアルデザインは、もっと紙ベースな感じ。実際1枚の紙みたいな感じだけど、フラットデザインの手法が使われているからリアルな感じでもない、というもの。

実際、2019年はこのマテリアルデザインがフラットデザインよりも多く使われるようになるんじゃないか?と考えられているの。

 

最後に話しておきたいのは、リードデザイナーのティム・ホファーが2016年に書いた記事について。

“デザイントレンドレポートがいかに無駄で、その手のレポートをどれだけ読んでも、結局どうなるかはわからないのだから無意味だ” ということを話しているの。「来年のトレンドを決めるのは、茶葉を摘むみたいなもので、この先重要になるかもしれないものを推測するふりをして、現段階ですでにわかっていることを根拠にしている」とあって、すごく洞察に富んだ内容だと思うの。

確かにこの数ヶ月の間に、全く新しい技術が開発されて、全てを変えるかもしれないんだもの。もしかしたら全く無意味かもしれないし、何か意味があることかもしれない、と気に留めておくことは重要よね。ただいろいろな情報を知っておきたいじゃない?参考程度に知っておこうというのが大切だと思うの。

 

参照リンク : Design Trends in 2019 (for UX/UI Designers) – AJ&Smart (CC BY 3.0)
当記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license / CC license)に基づいて編集しています。

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