マイクロソフトがブラウザ「Edge」のロゴをリニューアル

2019年11月4日(現地時間)に米Microsoft社がWebブラウザ「Microsoft Edge」の新バージョンを2020年1月15日にリリースすることを発表しました。それに先立ちこの「Edge」(エッジ)の新バージョン用のロゴ(右)が公開されました。

Windows(ウィンドウズ)用ブラウザとして長らく親しまれたInternet Explorer(IE)に代わる新ブラウザとして2015年に「Microsoft Windows 10」と同時にリリースされたEdgeですが、今回のロゴのリニューアルの意図と背景を見てみましょう。

 

そもそも「Edge」とは

ブラウザ

正式名「Microsoft Edge」(マイクロソフト・エッジ)は2015年にリリースされたMicrosoft Windows 10から標準装備されたWebブラウザです。Windows 10をインストールしたパソコンを使っている個人ユーザーや、WebデザインやWebアプリ開発、サイト運用に関わっている方には周知のことでしょう。しかし、スマートフォンしか使わないという人であれば、「Chrome」(クローム)または「Safari」(サファリ)は知っているが「Edge」は聞いたことがないと言うかもしれません。

Windows 8.1のサポートが2018年に終了したことを受けてWindows 10へ切り替えた企業が急に増えました。会社でWindowsパソコンを使っている方は、既存の業務用アプリケーションがEdgeに対応していないのでInternet Explorer 11を使い続けているという人も多いでしょう。あるいは、好みからIEではなくChromeまたはFirefox(ファイヤーフォックス)を使っているかもしれません。

IEはあまりにも長く続いたために、インターネットをめぐる現状に対応するのが難しくなってしまい、ついにMicrosoft社はIEを廃止することを2015年に言明しました。過去の負の遺産とすっきりと別れを告げて、新たに開発したIEの後継ブラウザがEdgeなのです。

 

「Edge」のロゴ(アイコン)が2代目で大幅リニューアル

Microsoft社の公式サイトの「Windows Blogs」で初代のEdgeロゴが新ロゴに変容するアニメーションを見ることができます。「e」をモチーフにしたミニマルでフラットな旧ロゴのデザインから、グリーン〜ブルーへのグラデーションの立体的な新ロゴに回転しながら変身する、分かりやすいプレゼンテーションです。

「今日、私たちは新しいMicrosoft Edgeの新しいロゴを紹介します。それは私たちがお届けしようと計画しているイノベーションの波をとらえるデザインになっています」(副社長ユスフ・メーディ氏)

新しいロゴはまさしく大きく立ち上がるビッグウェーブを表現しています。旧ロゴは「e」をモチーフにしていることは明らかですが、新ロゴの方はこれがEdgeのロゴであることを知らなければ、「e」を読み取るのは難しいのではないでしょうか。ネット上では「c」ではないかとの意見もあります。これについては後述します。

 

「IE」ロゴに似ていた初代「Edge」ロゴ

IEとEDGEのロゴ

2015年にリリースされた初代Edgeのロゴは前身の「Internet Explorer」のロゴの面影を残しています。1996年の「Microsoft Internet Explorer 3」からブルーの「e」のロゴが使われてきました。「e」は地球すなわち世界を繋ぐインターネットを表し、地球を周回する衛星のような軌道が探検(explore)を表現しています。

このIEのロゴはバージョンアップなどの際に、そのときどきのデザイントレンドなどを反映して、立体的になったり、透過性の外観になったり、色が変わったりしましたが、基本的な構成は維持されてきました。長らくIEに親しんで来たユーザーにとっては、「e」のロゴがネットを閲覧するためのアイコンなのです。

ですから標準ブラウザがIEからEdgeに代わったとしても、一般的なユーザーにとっては迷わず正しいアイコンを選ぶことの方が重要です。Microsoftからの公式のコメントはありませんでしたが、初代Edgeのロゴデザインを決める際にMicrosoftがそのように判断したとしても不自然ではありません。

 

「Edge」のエンジン変更にともなうロゴリニューアル

コーディング

WebサイトのコンテンツはHTMLやJavaScriptなどのコードによって記述されています。それを書物などのように閲覧できるのは、ブラウザがそのコードを解釈して画像やテキストを見やすいレイアウトや色に変換してくれるからです。これをおこなっているプログラムを「HTMLレンダリングエンジン」といい、部品としてブラウザに組み込まれています。

初代EdgeはMicrosoft社が自社開発したレンダリングエンジン「EdgeHTML」を使っていました。2代目Edgeではこれに代わって「Chromium」(クロミウム)というオープンソース・ブラウザのエンジンが採用されることになりました。Google社のChromeもこのChromiumをもとに開発されています。

IE時代から初代Edgeまで自社開発のエンジンだったものが、別のエンジンに切り替わるというのは大きな変化です。描画の速さやセキュリティ面での改善が期待できるとともに、企業ユーザー向けの機能の強化なども図られています。つまり、いろいろと問題の積み重なったIEとそれの後継と見られる初代Edgeの系譜ではない、生まれ変わったブラウザであることをロゴで示す必要があったのです。

なお、先に触れた「c」に見えるという意見があるという件ですが、新EdgeがChromiumベースであることを踏まえた推察です。これについてMicrosoftの公式のコメントはいまのところありません。

 

Windows 8とフラットデザイン

2012年のWindows 8のリリースと同時に導入されたInternet Explorer 10のスタートアップスクリーンではフラットデザインのロゴが使用されています。Windows 8は「Metro」(メトロ)と呼ばれたフラットデザインインターフェースを導入しました。

フラットデザイン

のちに「Modern UI」(モダン・ユー・アイ)と呼称を変更されたインターフェースデザインは、ドロップシャドウもグラーデションも使わない徹底したフラットデザインを採用しました。しかし、斬新でスタイリッシュであった反面、どれがボタンでどれがそうでないかの区別がしにくい、設定ボタンが見つけにくい、などユーザビリティの面で不評を買ってしまいました。

 

ブラウザのシェアについて

2000年代の初めにWebブラウザと言えば、それはほぼMicrosoft Internet Explorer(インターネット・エクスプローラー、以下IE)のことを指していました。ブラウザにおけるIEのシェアは9割を超えていました。IE5、IE6の時代です。一時は95%にも達します。FirefoxもSafariもリリースされる前後で、Chromeはまだ登場していませんでした。しかし、その後は新しいブラウザが出現するにつれ徐々にシェアを減らしていき、スマートフォンの登場でその傾向に拍車がかかります。2008年からは「Google Chrome」が急成長し、2019年現在、Google Chromeが6~7割を占めています。IEのシェアは10%以下でEdgeも5%前後です。YouTubeで1996年から2019年までのブラウザの変化をグラフで見せる動画が閲覧できます。

新しいEdgeは2020年1月リリース予定です。口さがないネットユーザーは早速、ボールに入れたジェル洗剤に似ているなどと揶揄していますが、ロゴの評価がどうなるかは、生まれ変わったEdgeがすぐれたユーザー体験を与えてくれるかどうかによるでしょう。

 

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