文字を効果的に使った雑誌・パンフレットの参考にしたいレイアウトデザイン

文字を使った雑誌・パンフレットの参考にしたいレイアウトについて

最近は新聞もニュースも漫画も小説も全てスマートフォンの中で完結してしまいます。その分紙の節約にもなりますし、画面の中では自由に拡大したり文字を動かしたり、コピペしたりと自由自在にユーザーの思うがままです。当然良いこと尽くめではありますが、紙に印刷する工程が完全になくなることは当分無いでしょう。デザイナーが試行錯誤しながら構成し、限りあるスペースにデザインとして落とし込んだ文字にはデジダル上には無い特別な力があるように思うからです。文字という道具をデザインし、読み物でありながら芸術の域まで高めるデザイナーはミリ単位の作業に全神経を集中させているのですから。そこで今回は、様々な誌面で文字を巧みにデザインし、効果的に活用したレイアウトを集めてみました。

 

金融市場の動きをアーティスティックに伝えるレイアウトデザイン

経済雑誌のレイアウト

アメリカの「Hedeker Wealth and Law」という資産管理アドバイザリーサービス会社が四半期に一度発行する金融市場の動向に関する情報を発信する経済雑誌「CAPITAL」のレイアウトです。経済雑誌とは思えない、アーティスティックなレイアウトが特徴的で、富裕層をターゲットにしていることから、全体的に高級感を漂わせるデザインになっています。

数字と文字情報を、視覚的に明確に伝える工夫がされており、ブラックとゴールドだけで作り出されているとは思えないほど多彩に感じます。資産に関係する重要なポイントをわかりやすく、かつそれを読むことそのものがステイタスになるような紙面作りを徹底することが、この企業のブランディングになるのは自明です。文字と数字だけでは固くなりそうな経済誌をデザインの力でここまでスタイリッシュに仕上げたデザイナーに脱帽です。

 

固定概念を裏切るレイアウトデザイン

アート雑誌のレイアウト

アメリカで制作・発行されているアート雑誌「Spread」のレイアウトです。ページの概念がないかのような大胆なレイアウトと、全体としての色調は前衛的なアーティストをテーマにしていることとリンクしています。そこに書かれている情報だけではなく、ビジュアルブックとしてもアートを堪能できる作りになっています。固定概念としての美意識を覆すような挑戦的なレイアウトは、多くのデザイナーの称賛を受けています。

このレイアウトデザインは、アメリカ・ソルトレイクシティで毎年開催されている「AIGA 100 Show」というデザインコンテストで優勝しています。紙媒体としての読み物が少なくなってきている昨今、こういったデザインの肌触りを感じられる雑誌があるだけで嬉しくなりますし、既存の雑誌もこのぐらいビビットでなければ生き残れなくなってきているのかもしれません。開いた状態で飾っておきたくなるほどの完成度です。

 

まるでアート雑誌のような年間報告書のレイアウトデザイン

機関誌のレイアウト

オーストラリアの人材コンサルティンググループの年間報告書にあたる機関誌のレイアウトです。この企業の信念は、「アイデアは成長を創造する、クリエイティビティを解き放とう」というもの。各テーマに合ったカラースキームとフォントチョイスは、その信念を体現するかのような、多彩さと多様さそのものです。写真や様々なタッチのイラストをふんだんに盛り込み、いかにこのグループが1年で成果を上げてきたかを、数値だけではなく視覚的に訴えかけるレイアウトになっています。「年間報告書のテンプレート」に当てはめるような発想こそ、企業の成長を止めているということですね。

人材コンサルティングのプロだからこそ、「人が成長する」源にクリエイティビティが必要だと発信する、溌剌とした前進するパワーを余すところなく伝えるレイアウトです。見出しとしての文字のサイズ感、ずらした感じ、遊び心があふれていて硬い会社には感じません。人材を知り尽くした会社が作った見事なデザインです。

 

パフォーマンスアーティストの世界観を伝える雑誌レイアウト作成例

雑誌のレイアウト

イタリア人の現代パフォーマンスアーティスト、ヴァネッサ・ビークロフトの回顧展で配布された雑誌のレイアウトです。見開きいっぱいに文章としても完結していない言葉だけが並んでいます。彼女が行う展示は活人画のようなスタイルで、プロのモデルをアート作品として展示するという、動きはないものの「ライブ感」は彼女の作品において重要な要素です。実際、彼女のパフォーマンスはぶっ飛んでおり、言葉で説明するには難しすぎるので、興味のある方は是非調べてみてください。

そして、そんな彼女のパフォーマンスとその世界観を雑誌という平面に落とし込むには、動きのあるレイアウトが求められたのかもしれません。このページのレイアウトでも「左から右へ、」という言葉が実際に左寄せに揃えられていることから、ページをめくるという行為によってこの文字も一緒に動かすことができます。肉体の動きを文字化することで、新たな側面を読者に見せてくれているようなデザインになっています。文字を文字として使うのではなくパフォーマンスの文字化という一風変わった表現方法です。

 

ページ番号を極端に大きくした目次制作例

目次制作例3

ページが2つのカラムに分けられ、ページ番号は左カラムに右揃えで、ページの内容は右カラムに左揃えで並べられています。項目にくらべて極端に大きなポイントのページ番号が印象的で、グラフィカルな強いアクセントになっています。極端なアレンジではありますが、ページ全体のデザインは、整然として理知的な印象を与えます。

 

ビビッドなピンクと大きな数字で強く印象付けるパンフレット作成例

ピンクの使い方がうまいパンフレットデザイン

何かの年次レポートでしょうか。表紙の半分以上を風景写真が占めており、「RAPPORT ANNUEL 2009」と書かれた表題の右半分に、ビビッドなピンクが配置されています。表紙の背景や写真にまったく使われていない色で、とても目立ちます。本文中の写真にかけられた文字にも、まるで注意を喚起するようにビビッドピンクが配置してあります。また小タイトルや、重要と思われる語句には、同じようにピンクが使われています。

このパンフレットにおいて、この注意を惹く鮮やかなピンクはアクセントカラーとして機能しています。表紙で最初に大きくアクセントカラーを使っているのがポイントで、これにより鮮烈なピンクを読み手に強く印象付けることができ、続く本文でもピンクについ意識を向けるように誘導しています。

また、数字のレイアウトの仕方も工夫されています。レポートでは数字は非常に大切です。ページの半分以上を占め、大きくはみだすように「3」をレイアウトし、ここから数字を扱うということを強力にアピールしています。他の数字も大きくレイアウトされ、アクセントカラーのベースに白抜きでレイアウトされたり、逆にグレーの無彩色の上にアクセントカラーで配置されたりと、とにかく印象に残るように工夫されています。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。

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