有機的・動的がテーマ?2003年に多くみられたロゴマークたち

2003年のロゴトレンド

海外デザインWEBマガジン「LogoLounge」より【2003年のロゴデザインのトレンド】を紹介していきたいと思います。(Thank you Bill !! )※翻訳・編集・掲載許可をいただいています。

2004年のロゴトレンドはこちら


2003年 流行したロゴデザインたち

 

ロゴトレンド1 【しずく】

しずくをイメージしたロゴ達

集合や一体化のシンボルとして2つやそれ以上のしずくが交わっています。Cingularのロゴはとても素晴らしい例です。このテクニックでは技術的や科学的な物事を表す事も可能です。これらのロゴは平たい形であることが多いですが、他にもハイライトと影を持った立体的なものもあります。

1. Proart Graphics/Gabriel Kalach for G2 Team Sales 2. Grapefriut Design for Grapefriut Design 3. Planet Propaganda for Interactive Media Solutions


ロゴトレンド2 【洗練】

洗練されたロゴ達

ここ何年かで、Chermayeff&Geismarのようなシンプルなロゴデザイン(図1)が大手企業で再び使われるようになりました。幾何学と視覚的要素が混ざり合ったロゴが以前より増えました。考えられる理由はいくつかあります。

これは1970年代のクラシックロゴデザインに敬意を払っているのでしょうか?もしくはコンピューターの幾何学に、より頼っているのでしょうか?あるいは、より実例的なロゴをデザインするのに必要なスキルを持ったデザイナーの数が減ってきているのでしょうか?

1. Liska + Associates Communication Design for The Wexan Group, Ltd. 2. Chermayeff & Geismar Inc. for Multicanal 3. Prejean Loblue for 1st Intranet Bank


ロゴトレンド3 【ポップ】

ポップなロゴ達

約30年おきに流行が繰り返し続ける中、若者向け市場や小規模団体を扱う企業が1960年代と1970年代初期のポップカルチャーを取り入れています。当時の字体は特に人気があり、House Industriesやレイヴパーティーのチラシなどにすでに使われていたことが影響したのではないかと考えられます。

1. Howalt Design Studio, Inc. for Work, Inc. 2. Adamsmorioka, Inc. for Nickelodeon 3. Braue; Branding & Corporate Design for Stylus Production


ロゴトレンド4 【自然の螺旋】

自然な螺旋を描くロゴ達

大量の白い絵の具の上に濃い色の絵の具をほんの少し垂らして、それを少しだけ混ぜることを想像してみてください。もしくは、夜空に浮かぶ月を見ながらいくつもの円を描く子供の絵を想像してみてください。これらはコンピュータープログラムではなく自然に存在する螺旋状の形です。混沌と幾何学が混ざり合い、秩序と自由を同時に表しています。

1. Cato Purnell Partners for Sydney Super Dome 2. Kontrapunkt A/S for Danish National Center For Development of Competence and Quality 3. Grapefruit Design forBoston Media Corporation


ロゴトレンド5 【アニモーフィック】

アニモーフィックなロゴ達

動物達は今でも、ある動物の良い所を自らのアイデンティティとして取り入れたいと考える企業の手助けをしています。このテクニックは中小企業に使われることの方が多いですが、最近Landor Designによって改正されたPacific LifeのクジラやJohn Deereの鹿のように、フォーチュン500に載っている企業もいくつかこのテクニックを取り入れています。

デザインのバリエーションは幅広いですが、これらのロゴマークはどれもシンボロジー(象徴学)が基になっています。

1. Gardner Design for Blue Hat Media 2. Felix Sockwell for Peace 3. Alterpop for Paradox Media


ロゴトレンド6 【傾き】

立体的に傾いたロゴ達

地味な幾何学的図形を素晴らしいものにするにはどうしたらよいでしょうか?傾けるか、それで球体の表面を包めばあなたも数多くのデザイナー達のようにこれを達成できます。Freehandとイラストレーターのおかげで、平面的なロゴも偽の3次元の世界で生きる事ができるようになりました。

1. Cato Purnell Partners for Sydney Super Dome 2. Kontrapunkt A/S for Danish National Center For Development of Competence and Quality 3. Grapefruit Design forBoston Media Corporation.


ロゴトレンド7 【アルファフェイス】

アルファフェイスロゴ

企業のアイデンティティをよりフレンドリーで親しみやすくするために、顔や小さな人を使ったロゴが増えました。Mr.ポテトヘッドのように、文字やそれらの形が目や鼻や口となり、ロゴデザインに使われています。これらのデザインはいくつかの世代に渡って少なからず見られてきましたが、デザイナーたちは新たなテーマを見つけ続けているようです。

1. Cronan Group for Tivo 2. Willoughby Design Group for Lee Jeans 3. Gardner Design for Plazago


ロゴトレンド8 【影】

影を利用したロゴ達

影はロゴに場所の感覚を与えてくれます。何か特別な力を持ち重力に逆らっているロゴには、影がロゴの下に使われています。その他のロゴでは、境界線を持たない形に現実味を与えるために影が使われています。

イラストレーターであるGuy Billoutの作品は、これらのデザインに変わった影響を与えました。影の持つ自然な特性をユニークに使って正反対のことを表す彼のテクニックに影響され、デザイナー達は変わった形の影を使ったり影をおかしな方向に飛ばしたりするようになりました。

1. Jon Flaming Design for Central & Southwest 2. Evenson Design Group for Brooks and Howard 3. Cronan Group for Verio


ロゴトレンド9 【透明感】

透明なロゴ達

現実と向き合いましょう。

素晴らしいロゴは
1) 一色のみで複製されてもよいものであり、
2) 不透明な色を使っていなければならない
という古くさいルールはもうありません。

もちろん、実際に印刷しなければならないロゴではこのトレンドのようなテクニックが使えないこともあるかもしれませんが、インターネットの世界はもう少し優しいのです。 MSNの蝶々のように透明でいくつものレイヤーが使われているロゴマークが多くなりました。これらのロゴはフラットトーンや2色や3色のロゴデザインが多い中でひと際目立つ存在です。

1. Mires for Fusion Media 2. Cato Purnell Partners for Neil Henson Fashion Bytes 3. Landor Associates for Altria


ロゴトレンド10 【グリーン】

グリーンがモチーフのロゴ達

これは文字通りであり比喩的なトレンドです。このトレンドのルーツはだいぶ昔に遡りますが、LandorのBPロゴ(図2)の影響力は大きかったでしょう。Raymond Loewyは元のBPのロゴに緑と黄色を使っていましたが、Landorは花や太陽のような形を使う事で環境をより感じさせることに成功しました。Cargill、ADM、Monsanto(図1)などの今後環境問題を扱う可能性の高い企業は、ロゴデザインを緑に変えています。

このトレンドでは、赤や白や青の波にもまれてきた企業が新鮮な空気を吸っているのです。公共事業もこのトレンドを取り入れています。しかし、もしこのデザインを使い過ぎてしまえば、環境を扱う企業は世間にとって古くさい印象を与えてしまいます。

1. Enterprise IG for Monsanto Company 2. Landor Associates for BP 3. Kiku Obata & Company for Ameren Corporation


ロゴトレンド11 【句読点】

句読点を取り入れたロゴ達

キーボードの上部にある句読点はかつて、悪い言葉を表すために使われていました。現在は、全て顔文字に使われています。若者のインターネットユーザー達によって作られたこの言語は、多くの人々に理解されるようになりました。

ドットコム企業(いわゆるIT企業)はこのトレンドをほぼ演じ切りました。以前は全てのロゴに「@」マークがありました。しかし、句読点のロゴのバリエーションが尽きない限り、これらのロゴも絶えないと考えてよいでしょう。

1. Thomas Vasquez for New Yourk City School District 2. Thomas Vasquez for Glue Brand Design 3. Howalt Design Studio, Inc. for Work, Inc.


ロゴトレンド12 【ラベル】

ラベルモチーフのロゴ

これらは多くの場合、純粋な物体のシルエットからできた純粋なロゴデザインです。物体の中には読みやすい文字で名前が書かれています。図は彼らが何をするのかを示し、単語は彼らが誰であるかを示しています。愛嬌をふりまくスペースはあまりなく、簡潔で正直なロゴなのです。

1. Thomas Vasquez for New York City School District 2. Thomas Vasquez for Glue Brand Design 3. Howalt Design Studio, Inc. for Work, Inc.


ロゴトレンド13 【フォトアイコン】

写真ベースのロゴ達

このトレンドには素晴らしい出来か、やり過ぎしかありません。シンプルな著作権フリーの画像が白い背景の上に置かれ、企業名がそのすぐ下に書かれています。賢いフレーズや予想外の方法で表されたフレーズがあれば、ロゴデザインはよりエレガントになります。

1. Sanna Design Group, Inc. for Orange E-graphic 2. Chermayeff & Geismar for Turning Stone Casino 3. Propart Graphics/Gabriel Kalach forOur Special Video


ロゴトレンド14 【スリンキー】

スリンキーのようなロゴ

これらのロゴマークは、シンプルな曲線を描く代わりに企業名の上に輪を作り出しています。曲線からなるこの形はスパイログラフに似ていて、この形は2つのプラスチックの部品と4つの針とボールペンだけで、それを描くことができる達成感と満足感を表しているのかもしれません。

あるいは、これらの形はスクリーンセーバーやiTunesのビジュアライザからただ染み出てきたものかもしれません。光と流動的な画像で空間を占領する特性は計算されていて、とても新鮮です。

1. Cato Purnell Partners for Energex Australia 2. Hornall Anderon for Okamoto Corporation 3. Enterprise IG for Delta


ロゴトレンド15 【ワイヤー】

ワイヤー風のロゴ達

紙の上にペンを置いて、綺麗な一筆書きで絵を書いてみてください。ピカソとCalderはイラストレーションやロゴデザインが始まるずっと前からこの方法で作品を作っていました。Felix Sockwell (図3)はこの方法の現代のマスターです。

そのとても芸術的な特性から、クライアントや世間より前にデザイナーたちがこのテクニックに飽きてしまうかもしれません。しかし、ワイヤーを使ったようなロゴは、巨大な企業がこのデザインを使わない限り、あと何年かは見られると思われます。

1. Tim Frame for Host Marriott 2. Howalt Design Studio for Herman Miller 3. Felix Sockwell for Hand Eye

 

参考 : LogoLounge  ©2003 Logolounge Inc.

 

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