全体的なデザインをヨーロピアンなイメージでまとめました。
のぼりの中央には、ワインが半分ほど注がれた大きなグラスを置いて、その奥にワインの原料となるぶどうをあしらい、ワインボトルとコルクもバランスよく並べてレイアウトしました。
エレガントなトーンと質感
全体を暗くしたのは、赤ワインの豊かな暗赤色とトーンを揃えてエレガントな質感にするためです。横から差し込む光でコルクに焦点を当てることで、ワインを開栓した時の芳醇な香りをイメージしてもらいやすくしました。
視認性とシンプルなメッセージ
文字は黒い背景にマッチして遠くからも視認性の高い白色をチョイスして、丈夫に大きく配置しました。全体がシックな雰囲気なので、キャッチフレーズや余計な文言は極力入れていませんが、ゴールドカラーで「Tasting event」とさりげなく入れて、試飲会であることを英語でもアピールしています。屋外にのぼりを置いても、ひんやりとしたワインセラーの空気を味わってもらえるような、涼しさ、静かな佇まいをイメージしてみました。
制作のぼりデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
シックなデザインにワインの上品さが光るデザイン
ストーリー性を感じる上質な空間が切り取られて
暗い背景の中に置かれたワインボトルと赤ワインの入ったグラス、そしてぶどうとコルク。ワインのモチーフを並べたのぼりは、物語の1シーンを切り取ったような、あるいは物語の挿絵をそのままのぼりにしたような、ストーリー性のある構図が魅力的です。コルクが自然光のスポットライトを浴びているような構成は、ワインが熟成する時間、そして栓を開けた時の芳醇な香り、グラスに注ぐ時の液体のきらめきを想像させてくれます。のぼりのデザインは一瞬を静止画にしたものですが、ワインボトルを開栓した時、注いだ時、そしてここに描かれていない人がワインを口にする時、など描かれた前後を想像するのも味わい深いですね。
控えめな文字表現がエレガント
試飲会の文字は、上品なフォントが使われていて、上部にさりげなくあしらわれています。大きくではなく、さりげなく掲げることで、デザインの持つストーリー性を損なうことなく、的確に情報を伝えているようです。のぼりを見たら、試飲会でエレガントなひとときを過ごせそう…と期待感が自然と高まる、そんなデザインではないでしょうか。
※掲載している旗・幕・のぼりデザインのモックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。