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ニュース背景

ミクシィが「心」のつながりを目指してブランドロゴをリニューアル

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©株式会社ミクシィ / イメージ参照元 PR TIMES

日本生まれのSNSの草分け「mixi(ミクシィ)」を運営している株式会社ミクシィが、ブランドのリニューアルをおこなうと1月4日に公表しました。SNSサービス「mixi」やスマホゲーム「モンスターストライク」などを提供している同社は、企業理念のアップデートにともなってロゴデザインを刷新します。

小文字のワードロゴと吹き出しをデザイン化したシンボルマークがこれまで使われてきました。これが大文字で極太のワードロゴに取って代わられます。新しいデザインのロゴは、2022年の4月から順次変更していく予定です。

 

歴代のロゴから大きく変わった新デザイン

今回ミクシィが公表した新しいロゴは、アルファベットの大文字で組まれた「MIXI」というワードロゴ(ロゴタイプ)と、赤とオレンジの2本のバーで構成されています。

サンセリフ系書体で組まれた極太の文字は、すべてのコーナーが径の小さな角丸になっています。このため、重厚というよりは、あたたかくやさしい印象です。ミクシィ社の公式サイトには、次のような新デザインについての説明があります。

「太く、堂々とした大文字で、世界のコミュニケーションインフラとしての信頼感、安定感、普遍性、リーディングカンパニーとしての存在感を表現」

初代から3代目までの歴代のロゴでは、ワードロゴは小文字で「mixi」と表記されていました。また、フォントのウェイトでいえば、ミディアムやセミボールドあたりに相当する太さの文字でした。それらに比べると、4代目になる今回のリニューアルで、デザインの方向性が大きく変わったことがわかります。

 

歴代のロゴから大きく変わった新デザイン

SNSサービスとしてのミクシィ(mixi)は、株式会社イー・マーキュリーが2004年にサービスをスタートしました。会員数は2005年に100万人、2007年には1000万人と急成長します。2006年に社名もミクシィに変更しました。

「ミクシィ」という名称は、小文字の「i」を人に見立てて、混ぜる・交流するを意味する英語「mix」との組み合わせ、つまり、「mix」+「i」から作り出されました。人の交流を象徴するブランド名です。先代までのワードロゴの「i」が小文字なのは、ブランドの成り立ちを視覚的に示す必要があったからでしょうか。

 

「人」の「交流」を意味するブランド名

ミクシィ_ロゴデザイン

©株式会社ミクシィ / イメージ参照元 PR TIMES

新しいロゴは、ブランド名の色は黒で、赤とオレンジの太いバーが、その下にレイアウトされています。このバーは、「MIXI」の「I」を90度回転させたものだということです。これについてミクシィ社は、人が交流するという意味を「深化」させたものであるとしています。

赤とオレンジは、それぞれ「熱い感情」と「温かい感情」であり、それを友人や家族とコミュニケートして豊かな生活を送ってもらうために、開発と経営を進めていくというミクシィ社の決意を表しているということです。

「私たちが提供するコミュニケーションサービスは単にネットワークをつなぐだけのものではなく、きちんと人々の心もつなぐものだ」

単なる人と人をつなぐネットワークから、感情(=エモーション)をつなぐコミュニケーションを提供するのがミクシィブランドである。これが、小文字の「i」から大文字の「I」に変わった大きな理由のひとつと考えていいでしょう。

そして、「心もつなごう。」というタグラインも新たに作り出されました。

一般に、ワードロゴにバーを組み合わせるデザインは、クリエイターにとって悩ましいのではないでしょうか。長さや太さ、ワードロゴとの距離、などでロゴの表情がずいぶんと変わります。

ミクシィのロゴの場合は、単なる装飾のためのラインではなく、過去の「i」を「深化」させて、ブランドのミッションを表現している重要なデザイン要素です。シンプルなワードロゴでありながら、他にないユニークで力強い表情を持たせています。

 

サービス群ごとに「エモーションロゴ」を設定

今回のリブランディングにともない、ふたつの「エモーションロゴ」も新たに設定されました。ミクシィ社は、エモーションを色で表現したロゴを「エモーションロゴ」としています。

ミクシィ・レッド

©株式会社ミクシィ / イメージ参照元 PR TIMES

ゲームやスポーツの興奮を生み出してきた「エモーション」が「レッド」です。「熱いつながり」を表現するエモーションロゴは「MIXI RED(ミクシィ・レッド)」と名付けられました。ややマゼンタ寄りの赤いワードロゴです。

ミクシィ・オレンジ

©株式会社ミクシィ / イメージ参照元 PR TIMES

心地よく、温かいつながりを生み出してきたミクシィのDNAが「オレンジ」です。「温かいつながり」を表現するエモーションロゴは、「MIXI ORNG(ミクシィ・オレンジ)」と名付けられました。MIXI ORNGは、オレンジ色のワードロゴです。ミクシィ社のブランドロゴやSNS「mixi」のインタフェースでは、オレンジがキーカラーとして使われていたので、それを継承しているのでしょう。

エモーションロゴの右端の「I」には、「RED」「ORNG」の文字がそれぞれ白抜きで入れられています。エモーションロゴが小さいサイズで使われるときには、白抜き文字はどのような処理になるのか少し興味があります。

 

ミクシィの提供するサービス

ミクシィ社は現在、「デジタルエンターテインメント」「スポーツ」「ライフスタイル」という3つの領域で事業をおこなっています。そのうちの、デジタルエンターテインメント事業とスポーツ事業が、「ミクシィ・レッド」のエモーションロゴ、ライフエンターテイメント事業が、「ミクシィ・オレンジ」のエモーションロゴを掲げることになります。

同社は、SNS「ミクシィ」やゲーム「モンスターストライク」以外にも多彩なサービスを提供しています。世代や興味によって、ミクシィブランドのイメージが異なるかもしれません。

「ミクシィ・レッド」のサービス

ゲームアプリ「モンスターストライク」、略して「モンスト」、がデジタルエンターテインメント事業の代表格と言えるでしょう。




「共闘ことばRPG コトダマン」もあります。こういったバトルエンターテインメントは、「XFLAG(エックスフラッグ)」ブランドのもとで提供されています。XFLAGのミッションは次のようなものです。

「友達や家族とワイワイ楽しめる“アドレナリン全開”のバトルエンターテインメントを創出し続ける。」

スポーツ事業としては、XFLAGがプロバスケットチーム「千葉ジェッツふなばし」の公式スポンサーを務めています。

また、競輪・オートレースの車券・くじ購入サイト「チャリ・ロト」、インターネット投票アプリ「TIPSTAR(ティップスター)」、国内最大級の競馬情報サイト「netkeiba.com」などをミクシィの子会社が運営しています。

「ミクシィ・オレンジ」のサービス

ミクシィ・オレンジのエモーションロゴを掲げることになるのは、ライフスタイル事業領域の各サービスです。

まずは、ミクシィ社を急成長させた国内発祥のSNSサービス「mixi」です。一時は日本で最多の会員数を誇っていました。FacebookやTwitter、LINEなどが普及した影響を受けて会員数は減りましたが、「マイミク」たちとのつながりを大切にするユーザーや、同じ趣味を持つ集まりである「コミュニティ」の快適さを好むユーザーが、いまでもアクティブに利用しています。「温かいつながり」の代表格です。今後はSNSサービスも「MIXI」という大文字表記に変わるのでしょうか。

写真・動画共有アプリの「家族アルバム みてね」もオレンジのエモーションをつなぐサービスです。2015年に開始されたこのサービスは、乳幼児を持つ母親を中心に人気が広がり、2021年3月には利用者数が1000万人を超えました。

サロンスタッフ予約アプリ「minimo(ミニモ)」は、美容師とカットモデルをつなぎます。店単位ではなく、美容師やネイリストなど個人を予約できるユニークなサービスです。

2021年4月には、自律型会話ロボットRomi(ロミィ)も販売を開始しました。内蔵人工知能がみずから会話を作り出していくロボットです。

 

※余談ですが書体「Rubik Black」について

ミクシィの新ロゴと同じように、各コーナーの小さなアールでソフトな印象を与える極太の書体が、グーグルフォント(Google Fonts)にあります。書体「Rubik(ルービック)」のファミリー「Rubik Black」です。

ミクシィのロゴと比べると、「M」の中央部や「X」の傾きなどがあきらかに異なるので、新ロゴがRubic Blackをベースにデザインされたとは言えません。新ロゴとは直接の関係はないと考えますが、書体「Rubik」の由来とGoogleの実験サイトが、クリエイターのインスピレーションになるかもしれないので、ご参考までに紹介します。

「ルービックキューブ」は世界中で知られている立体パズルです。色分けされた3列×3列の小さな立方体を回転させながら、面の色を揃える挑戦をした経験が一度はあるのではないでしょうか。ハンガリーのエルノー・ルービック氏が1974年に考案しました。1980年に「Rubic’s Cube」の名前で世界中に広がります。

2014年には、Googleがルービックキューブの誕生40周年を記念して、実験サイト『Chrome Cube Lab』を公開しました。ブラウザ上でさまざまなオリジナルキューブを見ることができます。このプロジェクトのために作り出されたオープンソースフォントが「Rubik」です。ルービックキューブの形状をヒントにデザインされました。

ルービックキューブという、シンプルにして奥深い立体パズルをとおして、世界中の愛好家がつながっています。「つながり」という意味では、書体Rubicとミクシィの新しいロゴデザインには、なにか共通するものがあるのかもしれません。


【参考資料】
コーポレートブランドリニューアルのお知らせ|ニュースリリース|株式会社ミクシィ (https://mixi.co.jp/press/2022/0104/4088/index.html)
コーポレートブランドリニューアルのお知らせ|株式会社ミクシィのプレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000025121.html)

※公式WEBサイト情報もあわせてご確認ください。

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