上品な凹凸加工によるアーティスティックな名刺デザインの作成例

活版印刷はすでに脇役となっていますが、印字された文字のくぼみや手作り感が人気で、名刺やグリーティングカードに利用されています。また、紙に凹凸をつけて文字やイメージを刻印するエンボス加工・デボス加工も高級感を加えることもできます。ちょっと贅沢で上品な名刺デザインを紹介します。

遠くからパッと気づきにくいからこそ、手に取り触れた時、その魅力に感動を覚えます。一般的にはコストや納期も必要となるので計画的な製作が必要です。(※紹介する名刺デザインは当サイトの制作事例ではありません)

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それ自体が作品のような現代アートギャラリーの名刺デザイン

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この名刺がスタックされている様子は、SF映画の古典『2001年宇宙の旅』やその続編に登場した謎の黒い石柱「モノリス」を思わせます。ブルガリアの首都ソフィアにある現代アートギャラリー「Fabrika Kaimak」のために作成されました。象形文字のようにも見える縦書きのロゴはエンボス加工で浮き出しています。独特の風合いのあるチャーコールグレーの紙に黒いインクで小さく印刷されたギャラリー名もシックです。

柔らかいワードロゴを活版印刷した清潔感のある名刺デザイン

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ハイテク関連のスタートアップを支援するインキュベーターのための名刺デザインです。インキュベーターの本来の意味は保育器または卵を人工孵化させる装置のことです。Milk（ミルク）という名称はそこからきたのでしょう。ミルクのイメージからそう遠くない雰囲気のワードロゴがデボス加工（空押し）されています。裏面には活版印刷で名前とメールアドレスのみ。シンプルで上品な名刺デザインです。

コットンペーパーに活版印刷した優雅な名刺デザイン

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ウェディングフォトグラファーの名刺デザインです。綿を原料としたコットンペーパーは活版印刷との相性がいいそうです。柔らかい風合いの厚い紙に上品なセリフ書体でテキストを印刷し、木のイラストをデボス加工してあります。角丸加工によって柔らかい表情を持たせたうえでエッジにブルーグリーンの小口染めがほどこされた品の良い印象的な仕上がりです。

浮き出た文字の風合いが魅力的！浮き出しロゴの名刺デザイン

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エンボス加工の一種「浮き出し」によりロゴを浮き立たせたおしゃれなカードデザインです。 シンプルな白い紙が特別な名刺へ仕上がっています。デザインする際の注意として、細い線は高く浮き出すことが難しいので、太い線等で構成されたマークやロゴ、イラストを利用して加工した方がより効果的です。カラー印刷をする場合は作業工程にも注意が必要です。印刷をエンボス加工の前にする必要があるので印刷業者と相談しながら進めてください。

平面的なシンプルなイラストが立体的に！デボス加工を利用したかわいいカードデザイン

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イラストの部分だけを少し凹ませ、立体感を表現したショップカードデザインのご紹介です。凹ませる加工はデボス加工（空押し）といい、箔押しの機械を使用し製作します。エンボス加工のデザインと同様に細い線や細かなデザインには不向きですが、今回ご紹介したようなデザインには効果を発揮します。思わず何度も触って大切にしたくなるショップカードです。

エンボス加工と印刷を効果的に活用したカードデザイン

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ふわふわした雲と柔らかな空のラインが楽しいカードデザインです。ご紹介したデザインは凹んでいる部分にカラー印刷した水色のラインが陰影のように細く入っているので、さらに立体感が生まれています。紙圧が厚い材質の方がエンボス加工に適しているといえます。

ウェブサイトやSNSは多くの人たちと時間や空間の制限を超えてコミュニケーションをとることができます。一方で、顔を合わせて直接ことばを交わす場面で名刺は使われます。個性あふれる質の高い名刺デザインは、そういった貴重な出会いをさらに印象深いものにするでしょう。うまく活用できればコストに十分見合うと言えるのではないでしょうか。