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コーヒー専門店のロゴ

モノクロームの世界に息づくソリッドなロゴデザイン作例

コーヒー専門店のロゴ

ロゴデザインは、ブランドのもつ個性やコンセプトを端的に表現する象徴のようなもの。多くの人が見てわかりやすく覚えやすいものである必要があります。

今回ご紹介するのは、ウクライナのグラフィックデザイナー Daria Stetsenko 氏。彼女は、色をあまり多用せずシンプルでミニマムなデザインを得意としています。ロゴデザインは、カラーやモノクロ、サイズの大小など状況の変化に柔軟に対応できる形状であることが望ましいと言われています。まさに彼女のデザインは、ロゴデザインに適した特徴を備えており、それに加え豊かな想像力と都会的なセンスを持ちあわせています。彼女が手掛けたロゴデザインとブランディングのプロジェクトから、洗練されたソリッドな感覚をもつ美しいデザインを紹介していきましょう。※記事掲載はデザイナーの許諾を得ています。(Thank you, Daria!)

 

ブラックが際立つ、コーヒーショップのブランディング例

コーヒー専門店のロゴ

ウクライナのコーヒー豆を焙煎する専門店「DOUBLE BIT AXE」のロゴデザインを中心としたブランディング例です。

ブランドロゴは斧をモチーフ

「DOUBLE BIT AXE」は、『ax=斧』をデザインのモチーフにしており、シンボルマークにもなっています。また、ロゴタイプは、シンプルで丸みの少ないサンセリフ体を使用しており、「DOUBLE」の「B」の部分が斜めに欠けています。これは、2段組みにした時、ちょうど「B」の下にくる「A」の角度の延長線上に「B」の欠けた部分が揃うように計算されており、ロゴタイプが斧で真っ二つに分断されたように見せる効果を狙ってデザインされています。「DOUBLE BIT」=「二つの欠片」、この意味を成すロゴデザインになっているのです。

 

テイクアウト用のカップのデザイン

コーヒーのパッケージデザイン

ロゴデザインを軸に、店舗で使用されるパッケージやカップ、シュガースティックなどさまざまなものがデザインされています。これらのツールデザインは、ロゴのほか、目の粗いコーヒーフィルターのペーパーを思わすような、ざらついた質感のテクスチャーがビジュアルのポイントとして使われています。

モノトーンで構成されたデザイン1

また、黒一色でデザインすることで、都会的で引き締まったイメージを演出することができます。テクスチャーの雰囲気も相まって、本格派の味を期待できそうな印象をもたせるパッケージデザインとなっています。

モノトーンで構成されたデザイン2

随所に散りばめられた、ドリップを抽象化したイラストや斧のシンボルマークが、ロゴタイプだけだと素っ気なくなってしまいがちなデザインに表情を与えています。

 

モノクロでデザインされたロゴデザイン作例

WEB開発企業のロゴデザイン

WEB開発企業のロゴマーク

「Pine Dev Studio」というweb開発企業のロゴマークです。社名になっている「Pine」は、建材としても馴染みの深い北米などで育つ松の木をあらわしています。その松の木を、デジタルを生業とする企業らしくドットで表現しています。自然の中にあるものを忠実なカタチでデジタルを用いて表現することで、なんとも不思議な感覚を覚えさせられる印象深いロゴマークです。

 

デザイン事務所のロゴデザイン

デザイン事務所のロゴデザイン

ちらは、ロシア語でハンモックを意味する「Гамак」というデザイン事務所のロゴデザインです。社名を3行であらわし、真ん中にあたる「м」をハンモックに見立ててロゴタイプとしています。そのたわみ具合から、にっこりとほほ笑むスマイルマークのような雰囲気も漂わせています。

 

アパレルブランドのロゴデザイン

アパレルブランドのロゴデザイン

「Sergey Zhmykov」アパレルブランドのロゴデザインです。頭文字「S」と「Z」を組み合わせたモノグラムによるロゴマークです。黒の正方形の2つの角を丸め、大きめのセリフがついたゴージャスなセリフ体をスペースいっぱいに組み合わせることで、文字という認識だけではない、ファッショナブルで美しいマークを形成しています。

 

化粧品店のロゴデザイン

化粧品店のロゴデザイン

こちらは化粧品店「Конвалія」のロゴマークです。先ほどのアパレルブランドのロゴマークと同様に文字を主体にしたロゴデザインですが、こちらは店舗名すべての文字を不規則なゆがみをもつ円の中に絶妙なバランスで散りばめています。書体もやわらかなイメージをもたせるセリフ体が使われており、全体をとおし、優しくしなやかな女性らしいデザインに仕上げています。

 

ラジオ局のロゴデザイン

ラジオ局のロゴデザイン2

ラジオ局のロゴデザイン

この2点はどちらとも、ラジオステーション「Electrowave」のために制作されたロゴマークです。どちらも「電気」や「波」をモチーフにデザインされています。上の例は、等間隔なラインで引かれた波の中央にロゴタイプが挟まり、多くの人々に認識されやすいロゴマークと言えます。下の例は、上から下へ行くほど線幅が広がり、波に動きを感じます。上の例と比較すると認識のしやすさという点では若干劣ってしまうかもしれませんが、デザイン的には非常に洗練されており、波の広がりと同様に、デザインから受けるイメージにも広がりを感じさせるデザインです。


まとめ

色とりどりの鮮やかなデザインには、華やかで人の心を踊らすような魅力があります。逆に色味が少なく、華美な装飾をもたないデザインは、フォルムが際立ち、構造的な美しさが問われるデザインといえるのではないでしょうか。

Daria Stetsenko 氏のデザインは、明らかに後者のタイプです。華々しさが売りのデザインではありませんが、人々の心を引きつけるソリッドな格好よさがあります。それは、芯が強く物事に媚びない、都会に生きる凛とした女性の美しさのよう。そうしたぶれない視点で描くロゴデザインは、ブランドの揺るぎないコンセプトをビジュアル化する力強いものになるのではないでしょうか。

design : Daria Stetsenko ( Ukraine )

 

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