ポスターの作り方~考え方からデザインまでの基礎知識【デザイン編】

ポスターの作り方~考え方からデザインまでの基礎知識について

前章では、ポスターをデザインする前に準備しておかなければならない「考え方」について解説しました。貼られる場所や使えたい人、コトが整理できたら、いよいよポスターの形を作っていく行程に入ります。

骨子案をまとめることで、ターゲットに対し、どのような切り口で情報を伝えるのか、どんなテイストのデザインでアプローチしていくのか、ある程度見えているはずです。

ここでは、デザインに落とし込む際、押さえておきたい基本的なポイントを5つに分類し解説していきます。

 

ポスターレイアウトは「揃え」が基本!

ポスターを揃える

目立つことだけを目的にすると、強調したいところが目立っていればOK!というような気がしますが、デザインは印象がとても重要。いくら主題が目立っていても、全体的な印象が素人くさかったり、散漫な印象を与えると、ポスターそのものの信頼度に関わります。その印象を大きく左右するのがレイアウト。

最初にレイアウトを考える時に、メインとなるビジュアルを配置し、それを中心にキャッチコピーや情報の配置の仕方を検討します。そこで大切なのが文字やパーツなどを規則性を持って揃えること。「揃え」を意識することで情報が整理され美しく見えます。また、読みやすくなるため、認識しやすく情報も伝わりやすくなります。

バラバラに配置することで自由な感じを表現したり、奇をてらった演出をすることが有効なケースもありますが、デザイン的にかなり高度なテクニックを必要とします。

 

「余白」はポスターデザインの一部

余白を生かしたポスターの例

写真やイラスト、文字などが何もないスペースを「余白」といいますが、デザインに不慣れな人だと余白を「もったいない」と感じることが多々あるようです。

しかし、デザインにおいて余白ほど大事なスペース、そして難しいスペースはないと感じるデザイナーは多いはず。余白を意識的に調整することで、デザインの雰囲気や視線の誘導が可能になります。

ポスターに限ったことではありませんが、紙面の中で余白を取らずめいっぱい要素をレイアウトすると、非常に窮屈な印象を与えます。紙面デザインにおいて余白は余裕を意味し、同時に目には見えない境界線の役割も果たします。

適度に余白を持たせたレイアウトは、見る人に空間的なゆとりを感じさせ、心地よさや上質さといった印象を与えます。反対に余白が少ないレイアウトは、賑々しさやエネルギッシュなイメージを演出します。また、カテゴリーごとに区分して見せたい際は、罫線を使わず、内容ごとにスペースを十分に空けて配置することで「まとまり」を作ることができます。

 

「ジャンプ率」でメリハリのある紙面デザインを

ジャンプ率のポスター作成例

要素の大小の差を「ジャンプ率」といいます。

基本的にポスターは見る時間が極端に短いため、主題は大きく目立たせるというのが常套手段。タイトルやメインビジュアルを大きくし、その他の情報やパーツは小さく扱うことで、紙面にメリハリが生まれ、見てほしい部分に視線が集まるようになります。

反対にジャンプ率を低めに設定すると、情報の主張に偏りがなく、フラットな印象になります。全体のイメージを大人しくシックに見せたい時は有効な演出です。

 

心に響く「書体」と「写真」選び

全体のレイアウトが見えてきたら、素材やディテールについて検討していきましょう。ポスターの中でも目を引くのが、タイトルやキャッチコピーなど大きく扱う文言と写真などのビジュアル。

文章は、言葉の持つ力はもちろん、選んだ書体により文字の見た目でもイメージを伝達します。代表的な書体の種類は、3種類ありターゲットに合わせて与えたいイメージに近い書体を選びます。

明朝体(セリフ体)・・・文字の中に強弱の抑揚があり、セリフと呼ばれるひげ(うろこ)のよう部分を持つ。女性的で繊細、上品で古典的なイメージを持つ。

ゴシック体(サンセリフ体)・・・文字の太さに変化なく、セリフを持たない書体。現代的で力強く、男性的で元気なイメージを持つ。

ディスプレイ書体・・・さまざまなテイストにデザインされたインパクトの強い書体。装飾性が高く、絵画的な表現の書体が多い。タイトルや見出しに向いているが可読性に乏しい場合もある。

写真選びについて

メインビジュアルになることが多い写真選びは、とにかく解像度が高く、クオリティの高い写真選びが大切。見る人の感性に働きかけ、興味を喚起する写真を「シズル」感のある写真といいます。キャッチコピーで心を掴み、シズル感のある写真で視線を釘付けにする。そうすることで、記憶に残るポスターが完成します。

 

イメージをコントロールする色選び

イメージをコントロールする色使い

第一印象でもっとも目につくのが「色」の印象です。

色は直接的に感情に影響を与えるもの。写真や書体選びと同様に、ポスターのイメージに則したカラーチョイスはポスターの肝と言えるでしょう。

「色彩心理学」という研究分野が成立するほど、色と人の心は密接な関わりを持っています。逆に、色使いをコントロールすることで、与えたいイメージに近づくことができるということ。デザインに携わるなら色の持つイメージについて、多少なりとも知識を持っていたいですね。

また、ポスターに使用する色の数によってもイメージやデザインの難易度が変わります。ポスターデザインで、オーソドックスといわれている色の使い方は、メインカラー70%+サブカラー25%+アクセントカラー5%。3色程度に絞って色を使う方がまとまりよく、散漫なイメージを回避することができます。賑やかなイメージを作る場合は、わざと多色使いにする場合もありますが、主題を際立たせるには、テクニックと配慮が不可欠です。

 

まとめ

出来上がったポスターは、掲出される場所を考え、相当な距離を離した状態で十分に機能するかどうかテストを忘れずに。

デザインする前に、ターゲットを深く掘り下げコンセプトを絞りこみ、そのコンセプトをポスターに見合った視覚的表現に落とし込む。今回解説したように、一枚のポスターを作るにも多くの段階的な作業が必要です。

現在では、どこの事務所にもパソコンがあり、ある程度のスキルがあれば自分でデザインすることも可能です。費用的な面で抑えることができるのは事実ですが、なかなか思い描くようなデザインができなかったり、効果のあるポスターが作れないなど悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

そんな時に役に立つのが、セールスプロモーションを考え、オーダーメイドでコンセプトからデザイン、印刷まで一貫して依頼できるデザイン会社。困った時には、選択肢の一つとして考えてみるのもおすすめです。

 

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