重厚な歴史の積み重ねを思わす藤の家紋をベースにしたロゴデザインです。
シンボルマークのベースとなったのは「丸に上がり藤」といわれる、花が垂れ下がるように咲く藤紋を逆さにして丸で囲った家紋です。古来より、繁殖力の強い藤の花は縁起の良い植物とされ愛でられてきました。上がり藤は、藤の花が咲くそのままの姿を紋にした下がり藤を逆さにし、上へと伸びていくようにさらに縁起良く描いた家紋といわれています。
その上がり藤の中に「今」の中が「ラ」ではなく「テ」になっている旧漢字が配置され、シンボルマークに長い歴史を感じさせます。
シンボルマークの下には、どっしりとした安定感としっかりとした可読性を持つロゴタイプを配置し、シンボルマークをバランスよく支えています。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE
格式高く縁起の良い印象を与えられる企業ロゴデザイン
家紋デザインは一周回って先進的
藤は繁殖力が強く、縁起の良い植物と言われています。家紋は伝統的で古いイメージもありますが、企業ロゴとしてデザインされるとスタイリッシュな雰囲気に。海外の高級ブランドが、パリ万博で家紋のデザインに触発されたエピソードは有名ですが、国内でも家紋にふれる機会が減っている現代では、ことさら新鮮に感じられますね。左右対称の意匠なのでスッキリした印象になり、名刺やレターヘッドのデザインとしても使いやすいのではないでしょうか。
「今」の漢字は記号的でユニーク
旧字体の「今」は、記号のような機能性を感じさせます。普段目にする機会がない字だからこそ、デザインにユニークな個性を感じるのかもしれません。家紋と漢字、日本の伝統的なモチーフを組み合わせた会社ロゴですが、古風なイメージだけにまとまらないのが素敵ですね。ですが、企業の歴史や重厚さはしっかりと伝わってきます。モノクロ、ゴールド、シルバーなどカラーバリエーションの汎用性が高いのもポイントですね。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。