業種に応じたロゴタイプのデザインのいろいろ

クライアントの業種が何かを考えることが、そのロゴをつくるアイディアにつながることは言うまでもありません。三つの異業種のロゴを紹介いたします。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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スペイン料理をベースにしたレストランのロゴデザイン

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ストックホルムのレストラン・ Spanjorskan はスペイン料理をベースにしたレストランのロゴです。ストックホルムは大変お洒落な街で、ヨーロッパ・ファッションのモニタリングに使われることでも知られます。物価が高いのでレストランロゴはそれなりに遊び心のある高級感がなければなりません。スペイン料理だけにタコや、イカの足を使って文字にしています。アルファベットの擬態化はよく使われる方法ですが、こうした遊び心のあるロゴは見る人を楽しませます。「j」の字体だけネオンサインのようにしている点も見逃せません。ロゴを如何に遊びごころのあるものにするか、自体や色合いに工夫が見られます。

コーヒープロダクトメーカーのロゴデザイン

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モスクワを中心にビジネス展開するコーヒープロダクトメーカー Bijiのロゴです。ロゴを見て業態がコーヒーに関係するのは、コーヒービーンズでロゴができているからです。ロゴタイプがないのは、マーケティング用にシンボルマークとしてがデザインされたからです。このロゴシンボルはパッケージやブランディング用にデザインされため、個々の商品名、プロダクト名が入っていません。こうした場合のデザインは、よりデザインの汎用性が必要になります。そこで全てのマーケティング対象であるコーヒービーンズをメインシンボルに使用したわけです。コーヒービーンズ下部のラインは何のためなのか。実際のプロダクトにも文字は入っておりません。さらにこのロゴは、豆の箇所だけ背景色の赤、そして明度を合わせた緑が二箇所ずつ使用された新しいロゴも制作しています。さてどの豆の色を変更するか考えてみてはいかがですか。

カルチャーサイトのロゴデザイン

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ピンク色の地に白文字のロゴは、イギリス・バーミンガム、メール配信サービスのサイトマークにしているものです。この局は、毎週電子メールで、バーミンガム周辺のカルチャー、レストラン、エンターテインメント、展示会などの情報を発信しています。メインの白字「B」のなかにピンク地の「C」があるのがわかります。バーミンガム・カルチャーを表し「私はバーミンガムを選びます」というコメントを配しています。錯視を使ったロゴ制作方法もよく見られますが、こうした文字組に出会わなければ作ることもできません。この「B」はシンボルとして使用され、さまざまなバリエーションのデザインを使っています。

取り上げたデザインは、まったく異なる業種のものですが、ロゴ制作を楽しんでいることがわかります。ひとつひとつに遊び心があることが、観る者を楽しませます。デザインの配信は、受け取る側の意識も考えなければならないものですね。