シンプルなデザインの中に、広がる音楽の可能性を詰め込んだバナーデザイン -#077

音楽の可能性を詰め込んだバナーデザイン

様々な写真やモデル、商品イラスト、価格等を盛り込むのがバナーデザインの基本中の基本ですよね。その中で、売り出す商品がサービスや目に見えないものである場合、どうやって表現するのが効果的でしょうか。今回は音楽イベントを例に、商品イメージのみをバナーにしたデザインをご紹介します。

音楽イベントのバナーデザイン

1つ目のバナーデザインは見方によっては熱い熱気や炎を意識させますが、夕焼けのようにも見えますし、または強いオーロラの光の様に捉えることも出来るかもしれません。どれをとっても共通しているのは、柔らかで滑らかな動きをするのにも関わらず、それ自体が持つエネルギーはとても大きいということ。この点は音楽と表通するところがあるのではないでしょうか。テクノ系のライブ音楽は流れる様にDJが曲を繋いでいき、大きな一つの作品を作り出します。それぞれの曲があまりにもスムーズに繋がることで、意識は一曲ずつよりもその音楽全体に集中していきます。そうしてそのDJが演奏し終わる頃にはすっかり感動して、心から楽しんで、素晴らしい経験をした気分になること、クラブに行ったことがある人なら誰でも共感出来る感覚ではないでしょうか。そうした感覚を、夕焼けやオーロラの様な美しいグラデーションを思わせるカラーを使うことで例えている様に見えてきませんか。2つ目のバナーデザインは無機質なコンクリートと蛍光灯が、地下室のような閉ざされた空間を連想させます。そうしたどこか隠された場所で、ひっそりと行われるライブイベントかの様な、どこか秘密めいた雰囲気を与える効果がありますね。より好奇心をそそるデザインとなっています。3つ目のバナーデザインは深夜のハイウェイをイメージさせるデザインです。反対車線を向こうから走って来る車のヘッドライトか、それとも走る先に明かりが溢れる何かがあるのか、判断はし辛いですが、いずれにしても何かが向こう側にあること、それが迫って来ているというイメージを植え付け、良い意味でどこか緊迫感があるような印象を抱かせますね。音楽イベントを通して広がっていく世界、発見していく喜びや楽しみを光で表わした面白いデザインです。

 

目に見えないものを商品として宣伝するからこそ、バナーを見る人がイメージしやすく、またより知りたいと興味を湧かせるデザインが重要になってきますね。今回はテクノ系のイベントを用いて説明しましたが、ライブイベントのバナーはいかに洗練したイメージをキープするかがポイントになってくるかもしれませんね。シンプルにタイトル、DJ名、日にち、場所を飾り無く載せることで、分かりやすさだけではなく背景の写真も活かしていくことが出来ます。いかに飾るのかではなく、いかにシンプルにするかという視点で余分な部分を削ぎ落としていくスタイルでバナーを作っていくのも面白いかもしれません。

 



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