モーショングラフィックスとは?歴史・パーティクルシステムについて

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスとは

モーショングラフィックスは、アニメーションや動きのあるデジタル映像の一部です。通常、マルチメディアプロジェクトで使用するためにオーディオと組み合わせて使用されます。

実験的・抽象的なアニメーションの形態もモーショングラフィックスと呼ぶことができますが、一般的には、ビデオ、映画、テレビ、インタラクティブ・アプリケーションで利用するアニメーションやエフェクトの商業的応用を指します。

また、モーショングラフィックスは、一般的なアニメーションとは異なり、厳密にはキャラクターやストーリーに基づいたものではなく、モーションロゴの要素などの抽象的な形をアニメーションで表現していることが多いです。

モーショングラフィックスの歴史

テレビ用のグラフィックスは、もともとブロードキャストデザインと呼ばれていました。「モーショングラフィックス」という言葉が最初に使われたのは、1960年にモーショングラフィックス社という会社を設立したアニメーターのジョン・ホイットニーによるものです。

ソール・バスは、長編映画のタイトルシーケンスの開発における先駆者です。彼の作品には人気映画のタイトルシーケンスが含まれています。彼のデザインはシンプルだが、映画の雰囲気を効果的に伝えるものでした。

コンピュータが普及する以前のモーショングラフィックスは、コストと時間がかかり、高予算の映画製作やテレビ制作に限られていました。1960年代後半には、荒いグラフィックをレンダリングできるようになったため、コンピュータが使用されるようになりました。ジョン・ホイットニー(John Whitney)とチャールズ・チューリ(Charles Csuri)は、コンピュータ支援アニメーションの初期の先駆者と考えられています。

1980年代後半から1990年代半ばにかけては、高価な独自のグラフィックシステムが、多くのテレビ局で使われていました。

初期のプロプライエタリな3Dコンピュータシステムは、Dire Straitsの「Money for Nothing」のミュージックビデオで使用されたBosch FGS-4000のように、放送デザインのために特別に開発されたものもありました。

90年代半ばには、強力なデスクトップコンピュータが登場し、Photoshopなどを利用する事で、デジタルグラフィックスの制作コストが大幅に削減されました。コンピュータ上でモーショングラフィックスを制作するためのコストが下がったことで、この分野はより広く使われるようになりました。Adobe After Effects、Discreet Combustion、Apple Motionなどのデスクトッププログラムが利用できるようになったことで、モーショングラフィックスはますます身近なものになりました。

「モーショングラフィックス」という言葉は、トリッシュとクリス・メイヤーのAdobe After Effects教則本「Creating Motion Graphics」によって広まりました。Adobe After Effectsは、編集や3Dプログラムではなく、映像制作に特化したデスクトップアプリケーションの始まりでした。Adobe After Effectsの機能は、特殊効果、合成、色補正などのツールセットを集めたもので、主に制作プロセスの中で編集と3Dの中間に位置するものでした。このようなモーショングラフィックスの「中間」の概念と、その結果としてのアニメーションのスタイルが、2.5Dと呼ばれることもあります。

モーショングラフィックスは、カメラパスや3D要素を取り入れることで、アートフォームとして進化し続けています。MaxonのCINEMA 4D、MoGraphやAdobe After Effectsのようなアプリケーション。比較的複雑であるにもかかわらず、AutodeskのMayaや3D Studio Maxは、Cinema 4Dは、モーショングラフィックスのアニメーションやデザインに広く使用されています。

多くのモーショングラフィックスデザイナーは、それぞれのプログラムの強みに応じて、いくつかの3Dグラフィックスを習得して使用しています。モーショングラフィックスの多くのトレンドは、特定のソフトウェアの能力に基づいている傾向があります。

また、コラージュやパスティーシュなどの手法に傾倒しているモーショングラフィックスは、ストップモーションアニメーションやセルアニメーション、あるいはそれらを組み合わせたものなど、伝統的なアニメーションの手法も多く取り入れ始めています。

パーティクルシステムについて

最もポピュラーなモーショングラフィックスツールの一つが、パーティクルシステムです。パーティクルシステムは、複数のアニメーション要素を生成するために使用されるモーショングラフィックス技術です。パーティクルは、3D または 2D 空間の点であり、光の玉、ビデオクリップ、テキストの選択など、さまざまなオブジェクトに置き換えて表現することができます。プロジェクトに応じて、少数〜数千個のパーティクルを放出することができ、それらを爆発させたり、溶かしたり、変形させたりすることができます。モーショングラフィックスのための人気のあるパーティクルシステムは、Particular by Trapcode が挙げられます。

高度な3Dシステムでは、パーティクルを使用して、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の戦闘シーケンスの戦士など、アニメーション化されたキャラクターを制御することもできます。

アニメーションについて

モーショングラフィックスプロジェクトの要素は、ソフトウェアの機能に応じて様々な方法でアニメーション化することができます。

アニメーションの最も一般的な形式はキーフレームです。一連のキーフレームを設定することで、ある時点でオブジェクトのプロパティを指定し、キーフレーム間のフレームでオブジェクトのプロパティを自動的に変更(またはトゥイーン化)させることができます。

別の方法としては、Apple Motionにあるような、厳密なキーフレームを必要とせずに、自然の力をシミュレートすることで変化を制御する方法もあります。

また、Adobe After Effectsのエクスプレッション機能やAdobe Flashのアクションスクリプトの作成など、数式やスクリプトを使用する方法もあります。コンピュータは、画像の変化を計算してランダムに変化させることで、動きや変形を発生させることができます。

ストップモーショングラフィックスは、映画館がが生んだ最古のモーショングラフィックスです。


【参考資料】
モーショングラフィックス -Wikipedia (CC BY-SA 3.0) – https://en.wikipedia.org/wiki/Motion_graphics
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