コーポレートカラーを生かして事業理念を謳うポスターデザインです。
背景にはグレーのグラデーションでデザインした奥行きを感じるグラフィックを置き、事業の多角的な広がりや顧客との深い関りを表現しました。
上段に「ミッション」、下段に「スタイル」という2つの項目を配置し、それぞれのタイトルをシンボルマークのカラーとなっている赤とオレンジで色づけました。
警告色である赤は、人間の本能に訴えかえる強いインパクトを持っている注意を引く色です。そんな赤い帯を使って、企業意思の根幹となる強い思いを「ミッション」として提示しています。
その下には、「ミッション」の流れを受け、より具体的な行動指針を示す「スタイル」を同系色のオレンジを使ってデザインしました。理解に欠かせないキーワードをカラーで色づけ、ビジュアル的にも記憶に残りやすいように配慮しています。
事業理念掲示物で従業員をワンチームにするために意識すべきデザインのコツ
どのような事業にも事業理念やビジョンなどが書かれている掲示物があるでしょう。社長や創業者の想いを「従業員の軸にしたい」というのは、多くの事業者が考えていることです。
理念やビジョンなどの掲示物はデザインを凝りすぎると、本当に伝えたい「想い」が伝わりにくくなってしまう可能性があります。当サービスが理念などの内部向け掲示物のデザインで意識しているのは「理解しやすいこと」です。
どのような素晴らしい理念でも、従業員が理解していなければ意味がありません。理解しやすい事業理念ポスターを制作するコツとして、当サービスでは次の3つを心がけています。
- 色を活用する
- テキストの強調の使い方
- 理念とビジョンにつながりを持たせる
それぞれどのようなコツなのか、詳しくお話ししていきます。
色を活用する
色彩心理学はデザイン業界では基本的なカラーコーディネート手法です。人間が色を視認することであらわれる心の変化が色彩心理学です。この色彩心理学を活用することで、ポスターを見る従業員の心に変化を与えられます。
作例では依頼者様の企業イメージカラーである「オレンジ」をベースにしました。オレンジの与える色彩心理には「陽気・喜び・向上心・自立」といったポジティブな要素があります。理念の内容とイメージカラーが合致しているため、このポスターが会社の重要な役割を担っていることが簡単に理解できるでしょう。
テキストの強調の使い方
テキストの多いポスターでは、テキストの一部分を強調させる手法がよく使われています。この強調は文全体ではなく、単語に絞って強調する方が効果的です。とくに事業理念ポスターの場合、従業員がパッと思い浮かべられるような工夫が必要になります。
作例では1文1単語~2単語を強調させています。ミッションは「想い」と「笑顔」。そして理念では「ナンバー」と「文章を連想しやすい単語」を強調させました。理念の文章すべてを暗記するツールではなく、単語を強調させることで、単語だけ覚えておけば自然に理念の文章が連想できるようになるでしょう。
デザインで理念とビジョンにつながりを持たせる
理念とビジョン(ミッション)はまったく異なります。理念は心、ビジョンは未来の姿、ミッションはやるべきことです。どの事業者様もビジョンをベースに理念やミッションを決めていることでしょう。掲示ポスターでは、そのつながりを考慮しながらデザインすることが求められます。
作例での「つながりポイント」は「カラーリング」と「見出し帯の形」です。赤とオレンジという暖色系でそれぞれを区分けし、見出し帯を同じ形にすることで統一感を演出しています。若い人の場合、理念やミッションと言われても完全に理解するのは難しいでしょう。ポスターでは、そういった理解するのが難しい人に対して、わかりやすい形でデザインすることも重要です。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE
テキストの色とサイズで読み飛ばされない工夫を施したポスターデザイン
淡くつけられた背景パターンで知的かつ立体的に
グレーの図形があしらわれた背景により、平面のポスターが立体的な存在感を放っています。淡いグレーは、オレンジや赤とも相性がよく、白い壁に掲示する際もよく目立ちそう。同系色のグレーの額縁に入れても、ブラウンや黒のポスターフレームをつけてもマッチする、万能カラーといえそうです。
多い文字量はバランスの良いレイアウトで整理
ポスターはほぼすべてが文字で構成されていますが、赤色文字、オレンジ色文字、テキストサイズなどをバランス良く変更し、一目見るだけで情報を読み取れるような工夫がされています。英文で単語を強調する時に主に用いられているダブルクォーテーションは、かぎかっこ(「」)よりもスマートな表現に感じられますね。フォント自体はシンプルなデザインなので、カラーを変えたりダブルクォーテーションで強調したりしても、派手派手しいイメージにはなっていません。MISSIONとSTYLEの色の帯は、両はしにグラデーションがついています。この効果のおかげで、自然とポスター中央に視線が向くようになっているようです。
ポスターデザインの依頼・外注はお任せください
パネル・ポスター広告の作り方が分からない方もご安心ください。格安の作成費用で掲示物の印刷・納品までサポート致します。まずはお問い合わせフォームより無料見積もりをご検討ください。他のポスター業者様・デザイン会社との比較検討も是非行ってみてください。様々なニーズに合わせた啓発・宣伝ポスターを作成致します。
パネル・ポスターデザインの作成依頼〜納品までの流れ
パネル・ポスターデザインの流れ①
見積もり
作成の検討されているパネル・ポスターの部数や仕様・要望等に応じて、見積もりを行います。まずはお問い合わせフォームより連絡をお願い致します。【パネル・ポスターデザインの制作費用について】グラフィックデザインのみの制作・パネル / ポスター印刷込みのデザイン制作、両方の依頼に対応しています。
パネル・ポスターデザインの流れ②
制作情報の提供
パネルやポスターのデザイン作成に必要な掲載文面や素材などを提供いただきます。(掲載文章の考案・アレンジは行なっておりません。法令・業界団体等の広告ガイドラインが存在する場合は、遵守した文章の作成をお願いいたします。)
パネル・ポスターデザインの流れ③
パネル・ポスターデザインの作成
パネル・ポスターデザインの作成に取り掛かります。完成したデザインの見本データをメールにて送付致しますので、内容を確認いただきます。修正などがあれば、適宜追加納期にて対応いたします。
パネル・ポスターデザインの流れ④
校了〜印刷・納品
ポスターのデザインが校了となりましたら、ご入金確認後に印刷※手配(またはデータ納品、及びその両方)を行います。(※パネル・ポスターの印刷・製造は外部印刷会社へ委託となります。印刷・入稿手配の代行費用等はサービス料金に含まれています。)
ポスターの作成について
■店頭ポスターデザイン料金のページへ (印刷料金・送料込み)
店頭で様々な情報を伝えるポスター・POPの作成を行なっています。セールの告知や注意書き、新しいプランの紹介など、効果的に活用することで店頭ポスター・POPは購買意欲の向上や利用者への親切な案内になります。ポスター・POPの外注、製作依頼はお任せください。