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テイクアウト用パッケージデザイン1

鰻専門店のテイクアウト用パッケージのラベルデザインを作成しました(サンプル作例)

テイクアウト用パッケージデザイン1

高級感のある和風イメージでデザインした鰻専門店のパッケージラベル。

濃度の異なる黒を筆で塗り重ねたような背景をベースに、金箔のように輝く質感のある金色、そして円を描くようにアクセントを添える赤の一筋。凛とした和の雰囲気に相応しいダイナミックなタッチで描いた背景は、高級食材である鰻によく似合う風格のあるデザインです。

ラベルデザインの依頼はこちら

和の情緒を感じるディテール – 印象的な「鰻屋」の判と「鰻」の筆跡

そんな風格ある和の背景に、店名を惜しげもなく大きく配置。背景とのコントラストが強く出るように、マットな白字でデザインしました。左下には、判で押したような「鰻屋」の文字と、右上には筆で描いた円で囲む「鰻」の文字。

商品価値のデザイン表現

奥行きのある背景と随所に盛り込んだ和のテイストで、本格派の味わいを期待させるパッケージラベルに仕上げました。

テイクアウト用パッケージデザイン2

テイクアウト用パッケージデザイン3

テイクアウトのパッケージを高級感のある和風デザインに仕上げるポイント

近年、飲食店でのテイクアウト商品が増えています。それに比例して、テイクアウト用のパッケージデザインの需要も増えてきました。ですが、テイクアウト用のパッケージは、容器を安価なものにしているため、デザインの幅も少なく、どうしてもチープな印象を与えてしまいがちです。

安価な素材のパッケージで高級感を出したい場合、全体的な調和を考えてデザインすることが大切です。当サービスが、今回のラベルデザインの作成で意識したポイントは3つあります。

  • 日本の伝統色をベースに配色をする
  • フォントを明朝体や筆字にする
  • パッケージと調和する色を入れる

ただ高級感があるだけでなく、和風という要素も際立たせるデザインのポイントについてお話していきます。

日本の伝統色をベースにラベルの配色をする

和風を表現するうえで、色はとても重要です。高級感だけではなく、和風という要素も必要な場合は、日本の伝統色を意識してみましょう。日本の伝統色としてはいくつかの例が挙げられます。

日本の伝統色をデザインに取り入れることで、以下のようなイメージをデザインに組み込めます。

  • 季節感の演出
  • 上質
  • エコロジー
  • 和の趣

明確な四季がある日本には、現代の日本人が知らないような色も数多く存在します。繊細で微妙な色合いを持っている美しい伝統色を使うことで、上質な和で染まったデザインが優美な輝きを放つでしょう。

作例では、黒・赤・金(※擬似的な金)という配色で和を表現しています。黒も漆黒だけでなく墨がかすれたような灰色の加工をほどこすことで、色に立体感の重厚感が出ています。

フォントを明朝体や筆字にする

和風を表したい場合には、明朝体か楷書体を使いましょう。明朝体も楷書体も出身は中国ですが、日本で可読性が高いものに改良されて現代まで使われているフォントです。行政の書類や国家試験などの公的文書は明朝体が一般的です。

明朝体と楷書体はしばしば混合して使われます。商品名や店名といった、もっとも重要なテキストにはデザイン性の高い楷書体を使い、商品説明や商品の表示などのテキストには明朝体で書かれていることがほとんどです。

楷書体の場合、あまりデザインを凝りすぎてしまうと、漢字がつぶれてしまう場合もあります。せっかくの和風デザインパッケージなのに、可読性が下がってしまっては、パッケージとして成立しません。適切な場所に、最適なフォントを選ぶことが重要です。

明朝体は文字の太さで与える印象が変わります。

  • 細字の明朝体:繊細さや大人っぽさ
  • 太字の明朝体:迫力のある力強い印象

作例は、太目の明朝体で店名を入れました。「いつもありがとうございます」のテキストは楷書体を使用しています。筆字の力強さが商品となる「鰻」の活きの良さや風格、店名も一目で認識できます。手書き風なイメージを与えられる楷書体をお客様宛のメッセージとして使うことで、作り手の温度感が伝わるように工夫しました。

パッケージと調和する色を入れる

全体像を想定したうえで配色を決めることは、テイクアウト商品には重要なポイントです。なぜなら、テイクアウトのパッケージは使い捨て容器であることがほとんどだからです。そのため、いくら中身が高価なものであっても、安っぽく見えてしまうのがデメリットになります。

高級感のある和風デザインが完璧に仕上がっても、梱包をしたときにミスマッチを起こしては本末転倒です。とくに使い捨て容器の場合は、パッケージデザインに高級感があるほど不一致を起こす可能性が高いです。

作例では、白いパックに調和するように、白を目立つところに配色しています。赤・黒・金と絢爛豪華な配色をしていますが、この3色だけでは白いパックと分離した印象を与えてしまうでしょう。一番目立っている店名のフォントに、パックと同じ色の白を使うことで調和させました。

 

制作パッケージデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

豪華なムード・お祝いの気風を感じさせる、テイクアウトのパッケージデザインですね。

高級食材の「強さ」をテイクアウトでも表現

威勢の良い筆文字風のフォント、黒×赤×金の豪華なコンビネーションが鰻という食材のスペシャルなムードを盛り上げています。お店で食べるよりも割安だから、とテイクアウトを選んだ人にも、お店のホスピタリティや鰻という食材の特別感を提供できる、アクティブなパッケージデザインではないでしょうか。もっとも奥に模様のついた金の背景、その上に赤と黒の円が重なり合う奥行き感も、ゴージャスさを演出する仕掛けになっていそうです。店名は大きくレイアウトされていて、派手な色に負けない迫力があります。

パッとかけるだけで白いパッケージが生まれ変わる強さが魅力

テイクアウト食品の入った白いパックは、和洋を問わず何にでも使えそうなオーソドックスなもののようですが、店名のプリントされた包み紙を一枚貼るだけで、和の雰囲気に早変わりしています。使われている色は白いパックとも相性がよく、食欲をそそるコンビネーションになっていて魅力的ですね。テイクアウトは味気ないと敬遠している層にとっても、嬉しい喜びをもたらしてくれる、そんなデザインなのではないでしょうか。

和の高級感を引き立てる色の選定

このラベルデザインは、使用したカラーの組み合わせが和の雰囲気を出す上で重要な役割を果たしています。黒の背景に金色と赤のアクセントを加えることで、高級感や格式のある雰囲気を演出しています。また、店名の配置も効果的に行われており、白字のマットな文字であることで、背景との対比を強め、見やすさを実現しています。

・「鰻屋」と「鰻」の文字デザイン

さらに、文字のデザインにも注意が払われています。「鰻屋」の文字は、判で押したような印象を与えることで、伝統的な和の雰囲気を出しています。また、「鰻」の文字には、円を描くようにアクセントが添えられており、高級感とユニークさを演出しています。

・商品価値のデザイン的表現

さらに、奥行きのある背景や和のテイストの盛り込みは、商品の味わいや質を表す重要な要素となっています。ラベルデザインを見た人が商品の味わいや質をイメージすることができるようになっています。このように、デザインは商品の価値を表す上で重要な要素であり、デザインによって、商品の魅力が一層引き立っていると言えます。

デザイナー
※掲載のラベル(パッケージ)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。

商品ラベルのデザイン作成





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