アーティスト「モノノケユースケ」

mononoke
about “モノノケユースケ”
2001年より札幌で活動していたエセ民族ロックバンド、「ムックリタッチ&ミー」のフロントマンとして活躍。2009年おぐろっくの名前で弾き語りによるソロ活動を開始。夢と現実が行き交う独特の詩や曲の世界観が聞く人に様々なイメージを喚起させる。2010年8月1stソロ音源「夢/因果石/存在の踊子」¥500 発表。2012年3月に1stソロミニアルバム「Indio in March(3月のインディオ)」¥1000を発表。昨年の3月11日に思いを寄せて歌われた「イルカの歌」(M4収録)は発表後、市民団体や平和団体など各方面で反響を呼んでいる。2012年4月、それまでのおぐろっくから突然芸名をモノノケユースケに改名!現在、札幌のカフェやバー、イベント企画などを中心に活動。時にはサポートメンバーを入れてモノノケユースケバンドとしても活動している。音楽活動の他に、人間の秘められた才能を「妖術」と説き、様々なアーティストと交流するインターネットラジオ「モノノケユースケの妖怪RADIO革命!」も不定期更新中。http://ogurock.seesaa.net/

 

■札幌というと…たぶん一番遠方のお客様ですね(笑)モノノケユースケさん、よろしくお願い致します!!

モノノケユースケ>>僕は、北海道の岩見沢というところで生まれて、志文というわりと田舎の町に育ちました。周りにはタマネギ畑があり、その向こうに小学校が見えました。学校から少しいくと「原始の森」という森があって昔は凄く広くて猿もいたらしいんですが、僕らの頃にはだいぶ小さくなっていたようです。
それでも子どもにとってはちょっとした冒険でよく友達と行ってました。森の奥には小さなお寺みたいな建物があって、僕は勝手に「原始の森の妖怪の家」って呼んでいました(笑)ある日、友達と遊びに行った時、その「妖怪の家」から誰か出て来て、こちらを見るので泡を食って逃げた記憶があります。今思えば森の管理人さんだったんでしょうね(笑)校歌も「原始の森を深くして~」から始まるんです。幼き頃の原風景の一つですね。それでまあ、恵庭、長沼と引っ越して大学に入る時に札幌に来たんです。
札幌って自然と街が丁度いい感じであるんですよ。ちょっと行けば山があるし川もあるし森もある。例えば、街の真ん中に豊平川っていう石狩川に合流する大きな川が流れているんです。この川は市民の憩いの場所であり、活動やイベントのスペースなんです。札幌のマラソン大会なんて必ず豊平川の河川敷をコースにしています。花火大会も最近までありました。毎年9月にあるアイヌのアシリチェップノミ(新しい鮭を迎える儀式)も豊平川の橋の下で行われます。札幌の語源のサッ・ポロ・ペツは「乾いた大きな川」という意味らしいですから、札幌は川の街と言えるんでしょうね。僕もよく学生時代は豊平川の河川敷で友達と集まって、話したりご飯たべたり映像作品撮ったりしてましたね。凄く仲の良い友人が東京に行く時も、仲間で何故か河川敷に集まって歌いました。それくらい札幌の人にとって大切な川なんです。今は手稲って言う札幌の中でも小樽寄りの場所に引っ越したんで、なかなか行けなくなりましたが…この前マラソン大会に出場して
久々に川に再会しました!
なんだか豊平川の話しかしていませんね(笑)

■プロフィールと楽曲に秘められたポテンシャルが凄まじいなと思いますが、今ってそういうエグみのある個性って少なくなりましたよね。

モノノケユースケ>>ありがとうございます!嬉しいです!
確かに、表現する側が全体的に臆病になっているところは感じますね。商業ベースに乗っかったら益々そうなんでしょうけど。僕は自分がやっているのは音楽って思ってなくて、音楽を隠れ蓑にしたエネルギーの放出だと思っているんです。そのエネルギーと言うのは、叫びだったり、魂の根源から来る祈りと願いの慟哭って…何だか叫び系ですね(笑)あるミュージシャンが言っていたんですが、これからの音楽は、その音楽人の思想が大事になってくるって。僕もそう思います。作る側の思想や社会に対するメッセージが無くては、表現することに何の意味も無いと思う。
そしてそのメッセージは、万人にわかるように作ってはいけないんだと思います。特に3.11以降それは明確になっていると感じます。何故なら3.11は僕達に様々な問題を問いかけ、それ以前と以後では全く価値観が変わってしまった。今までの価値観でものを作ってはいけないし、今までの価値観は既に壊れていることを証明し、そこから新しいものが生まれて来る予感を作品として発表していくことが、表現者の仕事だと思います。だから万人に伝わることを一応目指すんだけども、万人にわかるように作ってはいけないんだと思うんです。わかりやすくしようとして、薄くなってしまうのは良くない。しっかりとテーマとメッセージを持って突きつけることが大事だと思います。わかりづらいってことも大事なことなんじゃないかな。

■どこかノスタルジーな楽曲が印象的ですが、北海道という土地が楽曲に与えた影響は大きいですか?

モノノケユースケ>>北海道もそうですが、僕は学生時代よく沖縄や奄美大島など南の島に行きました。奄美の自然や島唄を間近で聴いて感じて、土地の生み出す霊的なエネルギーと、そこに住む人間が融合している凄さを感じました。島に住む人間は、その人自体が一個の島なんです。それで北海道に戻ってみると、あれ、これも島だ!って思ったんです。それをどう歌にすればいいのかしばらく悩んだ時間がありました。北海道にはアイヌのウポポ(歌)があってそれはもう正に土地に根付いた北海道の島唄なんだろうけど、それを歌う事は僕には出来ないわけです。勉強して教えてもらえればできるのかも知れないですが、やはりそれはやってはいけない気がします。だから僕は、僕の島唄を作ればいいんだって思ったんです。島唄への憧れや島の人や自然の姿は、僕の生きる北海道という島へのイメージと重なって、独自の音楽スタイルを作ってくれました。曲がノスタルジーなのはそのせいかも知れませんね。元来唄は郷愁を誘うものなのかも知れないですね。
485705_352532594841717_2074327905_n
■メッセージ性がとても強いですよね。エネルギーの源みたいなものはあるんでしょうか?

モノノケユースケ>>確かに強いですね(笑)
実は僕、大学生の時学生運動やっていたことがあったんです。正義感が強くて融通が利かなかった(笑)その頃は、言葉を理論立ててでいかに相手を論破することを考えていたんですが、そんなことをやっていたら友達がいなくなっちゃった(笑)そしてしばらくぼーっとしていたら偶然音楽をやっていた友達に出会った。その友達の路上ライブに通う様になってどんどんのめり込んで行き、自分もギターを弾いて歌いたいと思ったんです。ギターは超下手、リズム感も無くて声だけやたらデカイ。でも「歌いたい」って気持ちが強くていきなり友達とススキノの路上に出たんです。でも、持ち歌なんてなくて、しょうがないからその場で作りました。友達がギターで作曲、楽器の弾けない僕は作詞とメインボーカル。あれよあれよ歌詞が書けてあっという間に一曲出来てしまった。しかも、知り合いや友人がそれを聞いていい!と言ってくれる。これは快感でしたね。政治的な言葉で相手を論破していた自分も、メッセージを伝えていたのに、誰も見向きもしてくれなかった。それがギターで歌うだけで見てくれる、聞いてくれる、メッセージが伝わる。音楽の魔法に取り憑かれた瞬間でしたね。
また別な話ですが、僕は幼少時代水木しげるの妖怪マンガばかり読んでいて、その影響で人間以外の世界があるんだってずっと思って来たんです。人間の魂は何処から来るのか、今生きている僕らに何を問いかけるのか。目に見えている世界だけが本当ではない、目に目えない世界からのエネルギーに僕らは突き動かされているんだと思うんです。決してオカルトの話ではないですよ(笑)だって音楽ってそもそもとても霊的な現象だと思いませんか?僕は歌う時自分に何かが乗り移っていると思っているんです。楽器だってとても妖怪的ですよ。日常世界じゃ聞かないような音があちこちで飛び交い、それが物語を紡いでいくんですよ!
だから、僕を突き動かすものって、その音楽の魔力の世界に触れていたいっていう一種の動物的感情なんだと思います。あまりに人間に都合良く作られた世界から逸脱していこう!皆、こんな素敵な世界があるよ~って。ある友人から、僕の音楽は宗教だと言われました。ライブは布教だと。その通りだと思います(笑)

■ラジオとライブ、発信のスタイルが随分違うと思いますが、どういった意図があるんでしょうか。

モノノケユースケ>>妖怪ラジオ聴いていただいたんですね!ありがとうございます!!そもそも自分でインターネットラジオやろうと思ったきっかけは、企画ライブに出演するアーティストと予め仲良くなろうと思ったからなんです。ラジオを通して打ち解ければ楽しいし、関係も深くなれるし企画ライブにも生きてくるなって思ったんです。寂しがりやの妖怪なんで(笑)はじめは、ゲストといろいろトークやセッションとかやっていたんですが、だんだん自分の思想みたいなことも言ったりするようになりました。ライブのMCではとても長くて言えない事も、ラジオなら言える時間があるので。ライブでは音楽、ラジオでは思想やメッセージなどを伝えていければと思っています。それにラジオはまるで自分の人格を増やしてく様な面白い作業なんです。ゲストと一緒に何かすることで新しい自分が開けてくる。同時に新しい他者を知る事ができて、二重にも三重にも人格が増えていく。元来人は皆、多重人格なんだと思います。
是非皆さん、妖怪ラジオ聞いて下さい!
「モノノケユースケの妖怪RADIO革命!」http://ogurock.seesaa.net

■モノノケユースケさんにとって「音楽とデザイン」とは、どういうものですか?

モノノケユースケ>>デザインってエネルギーの総合的配列の技術だと思うんですよね。音楽はエネルギーをサウンドに変えて、世界をあらわにする耳とイマジネーションの芸術。それは僕にとってどういうものかと言うと、変身するってことかなと思います。自分では無い何者かに化けるみたいな。お化粧するみたいな。仮面を被ってお化粧をして素顔を隠す事で、かえって本質があらわになっていくようなもの。ASOBO DESIGNさんはデザインを通していろんな人とコラボして変身している、僕は音楽を通してモノノケになっている。

■デザインのどういった所を気に入って頂いたんでしょうか?

モノノケユースケ>>はじめASOBO DESIGNさんの作風を見た時、それまでの自分の好みの作風とは違っていたのでどうなんだろう?って思っていたんです。でもネットにあるいろんな作品を見ているうちに、あることに気がつきました。ASOBO DESIGNさんの作品は、どれも凄く色も輪郭も明確ではっきりしているのに、幻想的で物語があるんです。そして何より、つかみ所がないように思えたんです…リアルな肉質なのに、変幻自在で流動的。そこで、これは合うかも!って思ったんです。そしたら凄い良かった!企画ライブのフライヤーデザイン、とても斬新で飛び込んでくる世界に物語があった。
妖怪写真のアートワークも素敵でした!

■今後の展望・抱負をお願いします!

モノノケユースケ>>まずラジオを定期的に更新していきたい!最近さぼりがちなんで(笑)ライブ一つ一つを大切にして、そこで出会う人との関係を大事にして活動を広げて行きたいです。名付けて「妖怪友達大作戦」!!(笑)それから、自分が妻と11年やっているバンド、ムックリタッチ&ミーの復活ライブ(11月30日)とバンドのミニアルバムを録音して、来年札幌でレコ発の予定です。その後、ソロの2ndアルバム製作に入る予定です。とにかく音楽という表現を通していろんな方と繋がっていきたいと思っています。こうしてASOBO DESIGNさんと出会えたのも嬉しい繋がりです!新たな出会いがある度に、新しい自分が生まれる。出会って生んで生まれてまた出会って…。名付けて妖術「細胞分裂」!お後がよろしいようで(笑)
本日はありがとうございました!!

ASOBO DESIGN™ とは

チラシデザイン・ポスターデザインのASOBO DESIGN

ASOBO DESIGN (アソボデザイン)へようこそ!デザインの制作に関わることは何でもご相談ください。


 icon-envelope-o 

デザインの見積もり・制作依頼はこちら

メールでのご相談・ご依頼はこちら

sslクレジット対応 銀行振り込みの他、各種クレジットカードでのお支払いにも対応しています。

©ASOBO DESIGN

■デザイン・記事内容はASOBO DESIGN又は第三者に帰属します。
■デザインの参考画像としてのご利用や、メディアなどへの掲載を希望される方は、お問合せフォームよりご連絡ください。
※画像はイメージです。実際の情報と異なる場合がございます。

ピックアップNEWS

タイトルまわりのチラシデザイン 書籍「タイトルまわりのデザイン表現」にチラシデザインが掲載されました。

adobemaxロゴ Adobe MAX Japanにて制作デザインが展示されました。

チラシデザインが紹介されました 書籍「実用的なチラシデザイン」にデザインが掲載されました。

ファッションマガジンにデザイン掲載 インターナショナルファッション誌"En Vie Fashion Magazine"内にデザインが掲載されました。

asobo design factoryがデザイン誌に掲載されました デザイン総合情報誌「MdN」にてWEBサイトが掲載されました。

CD制作ガイドに掲載されました インディーズCDの制作ガイドに、デザイナーとしてインタビューを受けました。

アソボデザインが各種プレスリリースに載りました サイトのリニューアル情報がメディアに掲載されました。

グラフィックデザイン部門にノミネートしました OSAKA KAWAII!! クリエイターズアワードのグラフィックデザイン部門にノミネートしました。

デザイン講義を行いました バンタンデザイン研究所でデザインについての講義を行いました。

NEWS&PRESS情報一覧