可憐な花のイメージを上品にデザインしたラーメン店のロゴマークです。
店名である「はなぶさ」は、優れ秀でたものという意味と、房になって咲く花の群れという二つの意味を持つ言葉です。優れた味を提供する店であると同時に、花を愛でるような和の心を大切にするという意味が想起できます。ロゴマークに房が連なって咲く「藤の花」をモチーフとしてデザインしました。
漢字で書いた店名は、味のある明朝体をベースに随所にアレンジを加え、絵柄と一体化するようになっています。藤の花は、周りを囲う円の一部となり、高貴でしとやかなイメージを与える薄紫がデザインに品格をもたらします。
「英」の字から伸びるしなやかな払いの上には、英字表記のロゴタイプが乗り、「A」の文字だけを藤色に染めて、和風の中に遊び心ある洒落た雰囲気をプラスしています。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE
情緒ある一瞬をあらわした、雅なロゴデザインです。
優しい藤色と可憐な藤の花がひと房、大きな「英」の文字と筆のタッチから、優雅な和のイメージが広がります。「英」の一文字は払いを細く長く伸ばし、丸みをつけて円の外へ。正円の中に収めずに正円の形を崩すことで、優しいロゴの印象が少しだけ気になるものに感じられます。おとなしくまとまり過ぎず、流動的にしたことで引っかかりを感じ、ついロゴを見つめてしまいそうです。可憐な印象を受けるロゴデザインですが、和食かと思いきやラーメン店とのこと。漢字の細長い払いは麺のようでもあり、意外に思いながらも納得してしまうところもあります。
英字のロゴは「A」だけを藤色にして、花のように。反対にある藤の花と対になり、ロゴ全体に統一感があらわれます。藤の花は花一つひとつを丁寧に描き出しているため、より優雅な印象に。大人の女性からも好まれるお店を想像してしまいました。円の形に合わせて描かれた藤の花ですが、なめらかな角度をつけることで、まるで風に揺れているように。「英」の字から伸びる線と相まって、フワリと風が吹いたかのような情緒ある一瞬を思い浮かべてしまいます。美しい自然の情景を思わせるロゴデザインから、雅さを感じてしまいました。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。