内臓のイラストをデフォルメした消化器外科のユニフォームロゴデザインです。
手術を伴う外科治療をメインとした消化器外科のユニフォームにつけるロゴマークを作成しました。
カーブを描く水色のラインが囲む二つの図形。シンボルマークは、内臓をモチーフにしたイラストです。水色のラインは大腸を表し、中にある二つの臓器はそれぞれ肝臓と胃を表しています。また、肝臓に重なるようにしてデザインしたのは、カテーテルのイラスト。
今や、身体的負担の軽減となるカテーテル手術は、消化器領域では外せない術法。消化器を専門に診る診療科として、消化器のイメージと手術のイメージの両方を代表するイラストを親しみやすいタッチでデフォルメし、ロゴマークとして完成させました。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE
ディフォルメ加減が難しいモチーフを理解しやすく表現したロゴ
消化器外科という専門的な分野のロゴを、簡潔なシンボルマークにしてあらわしています。内蔵という複雑なモチーフは、詳細に描きすぎればロゴにあらわすのが難しく、簡潔にし過ぎれば何をあらわしているのか分からなくなってしまうもの。加減が難しい対象の特徴を捉え、シンプルに描きあらわしたデザインだと思いました。体内に曲がりくねって配置された大腸やぷっくりと膨らんだ胃、カテーテルを重ねた肝臓をユニークに描き出し、一か所に集めています。大腸の形をそのまま活かし、フレームのように胃と肝臓囲んだことで、バラバラの臓器を体内に収めたかのようにまとまっていると感じました。
情報がないままイラストだけ見れば、何をディフォルメしたのかは分かりにくいかもしれません。ですが、消化器外科のユニフォームにつけることを目的にしているため、ユニフォームを着用すれば誰もが瞬時に意味を理解するでしょう。使用するシーンを想定し、一目で分かるロゴに仕上げていると思います。また、大腸をさわやかな水色にしたことでリアルなイメージを遠ざけ、ロゴらしいシンボルマークとして目立たせていると思います。医療のテーマにふさわしい冷静さと真面目さも感じました。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。