白を基調とした豪華でセレブ感のあるHIPHOPイベントのチラシデザインです。
チラチラと舞う雪が冬のイベントらしい彩りを添えているデザインです。高級外車に大きなスピーカー、そしてターンテーブルと、王道のHIPHOP感のあるチラシに仕上げました。
デザイナーの振り返り
■ 2月開催の音楽イベントということもあり、雪をテーマにした白ベースのチラシです。
■ 見上げるような煽り目線のデザインにすることで、紙面サイズ以上の迫力が出るように工夫しています。
■ 高級車や大型のスピーカーなど、HIPHOPのイメージに結びつく要素もしっかりとチラシに組み込んでいます。
これぞHIPHOPといった王道感のあるチラシ制作例
イベントの趣向を伝える上でもチラシデザインは非常に大切ですが、ジャンルによって効果的なチラシは大きく異なってきます。日本でも90年代から定着しているHIPHOPイベントは、東京や大阪はもちろん地方でも盛んに行われていますが、チラシデザインも一目でHIPHOPと分かるものも少なくありません。
これからHIPHOPイベントのチラシデザインを作成したい場合は、HIPHOPを感じることが出来る様々なアイテムを駆使して仕上げると良いでしょう。HIPHOPを感じさせるアイテムは様々ですが、DJが使用するターンテーブルやDJミキサー、スピーカーなどの音響設備、派手は印象を与える高級車、ストリートを感じるストリートアートなど非常に多くのアイテムがあります。自分達のイベントの趣向や好みに合わせて、このようなアイテムをチラシデザインに取り入れるとHIPHOP感を感じることが出来る王道のチラシを作成することが出来るでしょう。
ベタなデザインは、ある意味、受け入れ態勢が整っているデザイン
高級車などを使用する場合は、ビキニの女性や、キラキラ感を増して演出するのも良いでしょう。HIPHOP特有の低音を演出したい場合は、大きなスピーカーをデザインに取り入れることで演出することも可能です。またメジャーなHIPHOPではなく、もう少しアンダーグラウンドなHIPHOPの場合はダークな演出の方が伝わる場合もあるでしょう。HIPHOPと一言で言っても、時代や場所、様々な価値観があります。イベントの趣向や価値観にあったチラシデザインをすることで、お客さんの価値観や趣向にアピールすることが出来るので、どのようなイベントなのかしっかりと考えてチラシデザインを固めていくと良いでしょう。
またデザインだけではなく、どのような情報を記載するのか考えることも大切です。目立つデザインでありながらお客さんが知りたい情報をしっかりと伝えることが出来るように工夫して作成するようにしましょう。日本に根付いたHIPHOP文化を支えていくためにもチラシデザインに気を配って行きたいですね。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE
ラジオの宣伝も裏面でされていますね。音楽を繋げていく試みは面白いです。
和歌山県の田辺で開催されたクラブイベントのチラシデザインです。白を基調としたデザインは冬らしい雰囲気ですが、感じるのは冬の寒さではありませんよね。冬独特のひやりと澄んだ空気に弾けるリズムと、真冬の寒さにも負けることのない熱気や元気が伝わってきて、とてもうきうきしてきます。
[DREAMS]の白い文字が金で縁どられていて、なんだか高級感もあります。白とゴールドの組み合わせは、アクセサリーっぽさもあって心躍ってしまいます。お気に入りの車に積み込んだウーハーでガンガンに音楽を鳴らす高揚感だとか、体に響いてくるリズムだとかが思い出されて気分が盛り上がってきます。DJのみなさんの写真がたくさん載っているので、賑やかさもありますし、楽しさをたくさんの人たちと共有するときの喜びも感じられます。爽やかですし、DJの方たちをとても身近に感じられる親しみやすいチラシデザインなので、初めてでも、女性のみでも、気軽に参加できそうな感じですよね。
裏面の情報もわかりやすいです。こんなに楽しそうですので、「オンエア中!!!」とあるラジオも是非聴いてみたくなります。イベント当日に出される、MCの初アルバムもあるそうで、見ているだけでわくわくがとまらなくなります。
VOICE
確かに高級車とスピーカーは、HIPHOPのイメージを彷佛とさせますね。
クラブイベントのチラシを作成する場合には、いろいろと個性的なデザインを用いることが多いのですが、この場合には車がメインになっています。白の車を用いて、白を中心とした背景にしていることで、とても清潔な感じがしますし、黒の服を着ているアーティストがより際立っています。音楽の機材も黒になっているため、チラシ背景の白がより生きていると言えるでしょう。チラシ裏面は定番のイベント紹介となっていますが、写真を多く用いることによって、文字が多すぎてしまい、読みにくくならないように工夫されています。全体がよくまとまり、一体感が出ているのでとてもよいと思います。
VOICE
ホワイトが基調となることでアーティストの写真がよく目立ち、キャッチーになっているフライヤーデザインです。
各アーティストの写真をバランスよく並べ、あたりにはフライヤーがよりゴージャスに見える高級車や大きいスピーカー、ミラーボールのようなものがあります。アーティストの周りを飛ぶ鳥は躍動感があり、全体に力強い印象を与えていて、非常にインパクトがあります。
フライヤー下部、右側には光り輝くダイヤモンドが見え、ワンポイントでありながら美しさを一段と放っていて、イベントへの印象も良いものになります。「DREAMS」のタイトルロゴのデザインはホワイトの背景カラーに映えるようゴールドに近いカラーでデザインしてあり、目立ちます。フライヤー真ん中にイベント情報があったり、アーティストの写真がたくさんありますが、ごちゃごちゃせずまとまりのあるものになっていて、見やすいです。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。