相続に関する疑問や不安をイラストでわかりやすく表現した行政書士事務所のチラシデザインです。
葬儀の後に直面する相続問題。事前準備もないままその時を迎えると、何から手を付けていいのか悩みを抱える人が大勢います。そんな方々の気持ちに寄り添い問題解決をサポートするのが、この行政書士事務所のチラシです。
タイトルで大きく問題提起し、葬儀後よく聞かれる悩みをイラストを使って表現。同様の悩みを持つ方々に共感してもらえる内容で上段を構成しました。
紙面中央に、こうした悩みの解決策となる無料相談の案内を「ご安心ください」という見出しでレイアウトし、明るく清潔感のある行政書士の写真を一緒に配置しました。さまざまな事情が混みあった相続の相談も一つの窓口で解決できるというメリットをわかりやすく説明し、信頼のおける行政書士がサポートするというアピールポイントを伝わりやすくデザインしました。
士業サービスの案内チラシで重要な「顧客の不安を取り除く」デザインで重要なこと
税理士や行政書士のような士業サービスの案内チラシにおいて重要なのは、顧客が抱えている不安を取り除くことです。作例の相続関連サービスの案内チラシでは、顧客が抱えている「次に何をしたらいいの?」という漠然とした不安を解消するためのデザインを行いました。
デザインで顧客の不安を取り除くために重要なのが「共感性」と「わかりやすさ」です。
不安を取り除く「共感性」を演出するデザイン
士業に相談する顧客はなにかしらの不安を抱えています。作例の顧客の場合は葬儀の次、つまり相続関連に関する問題に対する不安を抱えていると仮定してデザインを行いました。
相続問題は複雑な法律や手続きが多いため、一概にすべての顧客が同じ問題を抱えているとは限りません。そのため、さまざまな問題や不安を、漫画風なふき出しとイラストの表情を使って共感できるようにデザインしています。
遺族の世代別のイラストを使うことで、より「自分が抱えている不安は他の人も抱えている」という「共感」をもってもらいやすくなるでしょう。
行政書士がどんなことをするのかをわかりやすく提示する
一口に行政書士と言っても、多くの人はどんな仕事をしているのか、どんな手続きをサポートしてくれるのかわかりにくい部分があります。だからこそシンプルに行動を促すようなメッセージが重要になるのです。
作例では、主に以下のメッセージをシンプルにデザインしました。
- どのようなサポート内容なのか
- どのような流れで相談できるのか
- 付帯するサービス(他士業との連携について)
- 利用料金
- 行政書士事務所の地図
シンプルなメッセージは利用者の行動を促しやすくなります。また、行政書士本人が笑顔で迎えている写真も利用者の心理的圧迫を軽減するように、白背景で撮影しました。
業種やサービス内容、依頼者様の期待する行動を誘導するようなデザインを加味した制作を心がけています。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE
読み手の気持ちを汲み取った分かりやすさが伝わってきます
「次に何をしたらいいの?」という大きな問いかけに、ふと考えてしまいました。葬儀が終わった後にすることなど、明確に答えられる方は少ないでしょう。そもそも「何かすべきなのか?」と、疑問を抱いてしまいます。そんな人々の声をイラストと吹き出しにていくつも配置しているため、一緒に考えながら疑問点を言葉にしたくなってしまいました。相続ついてハッと思い出し、自身の家のことを真剣に考えてみたくなるでしょう。
そんな問いかけから行政書士のサポートへと繋げている、自然に読み手を誘い込む分かりやすいチラシになっています。ストレートに「相続の相談」というタイトルにするよりも関心を惹きやすく、井戸端会議に参加するような軽い気持ちでチラシを読み進めてしまいました。不安な顔をした人々の下には、「ご安心ください」の大きく赤い文字が目立ち、一気に頼もしいイメージに。料金表も詳しく記載されているため、何かあったときには、行政書士に相談できるということが分かるだけでも、安心した気持ちになる人も多いでしょう。チラシのデザイン全体が明るく優しい印象のため、身近に感じられるように。笑顔の行政書士の写真も添えられているため、より相談しやすく感じました。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。