シンガーの優しく切ない世界観を表現したフライヤーデザイン製作例です。
フライヤーの上部半分は、ライブパフォーマンスでの一枚を大きく使い、手書きのような味わいある書体で走り書きのようにアーティストの名前を記しています。ぬくもりある照明とアーティストが歌う自然体の姿が飾り気なく、見る人の心をつかみます。
下半分は、ブルーグレーの混濁した色の中に金色の輝きを散りばめ、切なさとときめきを表現したデザインで、アーティストのプロフィールを綴りました。その横には、全国デビューアルバムとなるCDジャケットを配置し、収録曲と共にアーティストの持つ世界観を伝えています。ライブ、CD共にアーティストの持つ魅力を紙面上で表現し、手にした人の興味を促します。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE
上下でつながるフライヤーデザインが、アーティストの特徴をうまく表現
ステージ上で歌うアーティストの写真を大きく目立たせていますが、まるで下から見上げているかのような角度で撮影されているため、客席でライブを体験しているかのような臨場感のある雰囲気に。手書きのように書かれたラフな名前の文字も写真によく似合い、さりげなくアーティスト名をアピールしています。下段はトーンを落とした濃いブルーの背景を施していますが、照明が落とされた暗い客席のようにも感じました。そのためしっかりと区切りを入れながらも上段の写真の雰囲気を壊さず、うまくつなげています。
ブルーはアルバム写真の中の洋服とも統一されているため、上段との異なる写真を配置しても違和感なくまとまるように。白く書かれた文字が優しくなじみ、アーティストの声や曲の世界観を表現しているかのようです。背景は抽象的な模様に金色を施して、リズムのあるデザインに。単色にせず、動きを感じさせるデザインにしたため、音楽を奏でる写真との相性もいいと感じました。金色の輝きも照明の光を思わせ、歌うシーンを抽象化しているようです。なつかしくも新しさを感じるフライヤーデザインは、まさにアーティストの特徴をあらわしているのかと思いました。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。