開放的な大学のキャンパスの写真を生かした学会のチラシ作成例です。
高い空を仰ぐ開放的な大学構内の写真。空には太陽のような学会のシンボルマークが掲げられ、大きく大会のタイトルを配置しました。広い空のスペースを生かし、日時や会場、主催者などの情報を読みやすく配置し、徐々に白くフェイドアウトしていく建物の写真の上には、日程ごとの講座内容を案内しています。日程をのせたオレンジ色の帯を紙面の端まで使って配置することで、デザインに余裕が生まれ、レイアウト全体が広々と見えます。
下段の白場には、申し込み方法や問い合わせ先などの事務的な内容をまとめ、上段の内容と自然に区別できるようにしています。その隣にはアクセスマップを縦に大きく配置し、遠方から訪れる方にもわかりやすい案内となるよう配慮しました。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE
広大な空の印象を壊さずに、情報をうまく伝えています。
風景写真の空を広く使い、チラシの背景に活かしてさわやかな印象に仕上げています。青いタイトル文字も自然になじみつつ、大きく書かれた学会タイトルがきちんと目立っています。広大な空が学会のテーマを大きくあらわしているように感じ、多くの人から関心を集めそうです。日時や会場、主催なども空の部分に大きく記載され、一目で分かるように。いっぽう下部には建物の写真と文字が重なりあい、情報が豊富なように感じました。そのため空間をたっぷりと使った上段がよりスッキリと見え、必要な情報の視認性を高めていると思います。
チラシ下段は建物と重ねながらも白くぼかした背景を重ね、文字にも白い影を重ねて読みやすいよう配慮されています。写真と重ねても小さな文字一つひとつまで正しく読めるため、雑多なイメージにはなりません。建物と重ねたことで、大学内での催しものであることが伝わりやすいと思いました。写真は下にいくほどぼかされていますが、明確に切り取らないことで、空の広さを際立たせていると思います。URLや日付が多い箇所は写真を重ねず、より読みやすいように。広い空の印象を壊さず、必要な情報が伝わるようにうまく配置されていると思いました。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。