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立体的なレイアウトのライブチラシ

さりげない演出にハッとする立体感が面白い、ライブチラシデザインを制作しました。

立体的なレイアウトのライブチラシ

立体的なレイアウトのライブチラシ制作例_表

ハーモニカを中心としたアコースティックライブのチラシデザインです。

初夏の青々とした爽やかな風を想像させる、目にもフレッシュなイベントチラシです。3名の演奏者の写真がまるでウッドデッキの上に立つように並べられ、一歩全面にせり出したような印象を与えます。また、右端の写真には野鳥がとまっており、騙し絵のような愉快さを感じさせるチラシになっています。

デザイナーの振り返り 
■ 6月の瑞々しい植物たちと、爽やかな風をイメージさせる演出として、チラシ全体に緑の葉と水滴を舞わせています。またチラシ上部の植物はイラストですが、チラシ下部は実写であり、それらをシームレスに融合させている点もこのデザインのポイントです。
■ 緑を中心に爽やかに仕上げつつも、地味になり過ぎてもいけません。チラシ上でパッと目に入る要素は必要です。そこで、今回はイベントタイトルを鮮やかなピンクでデザインしました。
■ イベントタイトルをチラシデザインの最前面ではなく、やや植物の後ろ側に被るようなレイアウトにすることで、全体のデザインに調和させています。

ライブのチラシデザインはこちら

立体的なレイアウトのライブチラシ制作例_裏

さりげない演出にハッとする立体感が面白い、ライブチラシデザイン

ハーモニカや口笛など、ユニークかつナチュラル感のあるチラシ制作例

デジタル的なものが社会生活のあらゆる分野を席巻し尽くした時代、近年になって、まるで反動のようにアナログ的なものへ回帰する風潮が様々なジャンルで見られるようになってきました。それはアートの分野も例外ではなく、一時はほとんどの芸術的表現がデジタルに取って代わられてしまうのではないかと危惧されたのも昔のこと、今では脈々と続いてきた手描きや手作りなどの表現が活気を取り戻しつつあります。

同じように、電子音楽が全盛を極めた時代を経て、音楽の分野でも楽器本来の『生の音』を大切にするアコースティックという分野が、これまで確立してきた確固たる地位をさらに盤石なものにしています。アンプなどの電子機器を経由せず、楽器が持っている本来の響きを楽しむこの音楽ジャンルには、独特のぬくもりと優しさがあります。硬質な電子音に阻害されることなく、人の生の声と調和する楽器の演奏は、よりダイレクトに歌詞や声の持つパワーを観客に伝えてくれるものです。そこに口笛という個性的なメロディーが加わるコンサートのチラシは、まさにアコースティックの魅力を余すことなく表現したチラシデザインと言えます。

まず特筆すべきは、実写の写真背景と、そこに描かれたイラストの不思議なコラボレーションです。ありのままの自然の音に人の声が加わって織り成されるアコースティックコンサートの印象と符合しています。もしここで、画像の使い方による不協和音を醸し出してしまった場合は、宣伝効果に深刻なダメージを与える恐れさえある局面ですが、フレッシュさを感じさせる水滴や光、小さな葉や透かしのパターン効果などで調和を果たしています。全体的には緑を中心としたナチュラルな構成となっていますが、補色に近いビビッドピンクのイベントタイトルが鮮やかに目に飛び込み、楽し気な期待感を煽るような効果になっています。

手にした人がコンサートに足を運びたくなるようなチラシ作りを

チラシ作成において、集客効果を高めることは最大の目的となりますから、このように訴求力のある配色や明るさを感じさせるフォントデザインは、非常に大切な要素となります。また、下部に目を移せば、出演者の演出方法に面白いアイディアを見ることができます。陽だまりの中、まるで出演者が縁側に腰かけているような親しみやすさと気軽さは、このチラシを手に取った人がふらりとコンサートに立ち寄ってみたくなるような癒しの空気とあたたかさを感じさせてくれることでしょう。アコースティックにおけるナチュラルなムードは、非常に大切な空気感でもあります。空気を平面の媒体で表現する場合、奥行きや立体感の演出が重要な手段になる場合があるのですが、このチラシについて言うならば、タイトルにかかっている瑞々しい木々の葉や、右下の写真にとまっている立体的な小鳥の表現がそれにあたります。目に見えない空気をチラシという平面の表現から漂わせることは非常に難しいデザインになるのですが、ここで醸成されている爽やかな風と陽光のあたたかさは、伝えたかったものをきっちりと伝え切る役目を果たしています。

フレッシュな賑やかさと爽やかさを全面から漂わせている表のチラシデザインとは裏腹に、裏面はかなりシンプルな仕上がりにとどめている点は、両面でメリハリを大切にするという広告のセオリーに則ったものです。必要な情報をタイトに伝えながらも、さりげないお洒落感をキープする五線と音符の使い方や、ここぞというポイントにおける手書き風フォントの配置は、表と比して地味になり過ぎないよう緻密な計算を働かせて作られています。自然素材をふんだんに取り入れ、アコースティックコンサートのリアルな空気感を表現し尽くしたこのチラシは、日々の生活にちょっぴり疲れた人々の心に優しく響くことでしょう。

 

制作フライヤー・チラシデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

癒しやリフレッシュといった単語が思い浮かぶイベントフライヤーです。

ライブイベントのチラシデザインで、このように自然を中心とした背景にするのは珍しいと言えるでしょう。全体が自然の写真になっているわけではなく、背景の写真とイラストがしっかりとマッチしている点が素晴らしいと思います。通常写真とイラストを一緒に記載する場合、写真の中にある一部分にイラストを付け加えて、ワンポイントのようにすることが多いでしょう。

この場合には、両方が半々ぐらいの割合で記載されているにも関わらず、完全に一体化しています。主催者の写真が小さめになっているものの、しっかりと存在感が出ていますし、背景の邪魔をしていません。アーティストの写真の上に鳥がとまっているのがとてもかわいらしいと言えるでしょう。裏面は定番通りで、アーティストのプロフィールや会場までのアクセス方法が書かれているので、とても分かりやすくなっています。裏面にもきちんと写真が記載されているので、わかりやすい説明になっていますし、表面は絵ハガキのような感じにも見えます。

※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。

イベントフライヤー・チラシ作成





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