柔らかなグリーンが親しみやすさのある、ものまねコンサートのチラシデザインです。
非営利活動法人が主催ということもあり、全体的に落ち着いた仕上がりのチラシになっています。タイトル書体にポップなものを使用し、コンサート自体の楽しさが伝わるように作成しました。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
全体的に柔らかなイメージの漂うチラシデザインとなっています。
パステル系のグリーンをベースとしながら色合いにも変化をつけていき、丸みを帯びたフォントを使用することで、告知されているイベントも私たちにとって身近なものであるように感じさせてくれます。ビジネスライクなイメージを受けないチラシデザインになっていますが、その主催者を見ればすべて辻褄が合います。こちらのイベント主催者は特定非営利法人となっており、社会貢献性を第一としながら信用の蓄積も図っていかなければならないため、このような落ち着きのあるデザインがピッタリときます。後援として地方自治体が名を連ねている点を考えても、このチラシを見た人にネガティブなイメージを植え付けるわけにはいきません。
しかし、あまり堅苦しいデザインとなってしまえば、イベントへの集客という優先すべき目標の達成が損なわれてしまう恐れもあるため、関係者の目的がバランスされて集約化されたチラシデザインとなっています。左上にリーフがワンポイントで入っているのも、姫路らしさを感じさせます。姫路は豊かな緑に囲まれた地域となっており、同市のシンボルとなっている姫路城の白さも木々の緑が引き立てることで、より一層の美しさを醸し出しています。
ナチュラルでフレッシュな印象を抱くチラシ作成例です。
葉っぱなど自然のモチーフがある緑色の背景の中に、太陽の柔らかな陽光のような表現があることで、自然と目が引きつけられます。上の部分と、歌手の方の顔の辺りに特に強い光の表現があることで、一番目立たせない部分が違和感なく強調させる手法が鮮やかです。出演者の方の爽やかな笑顔と相まって、イベント当日の楽しげでリラックスできる雰囲気が表現されているように感じられました。
メインの文字が緑色である点もよいですね。黒色でも良いのではないかと一瞬思いましたが、黒ですとほんの少し突き放したような印象が加わってしまったかもしれません。深緑色であることで、チラシを見ているだけで気持ちが落ち着くような癒し効果も加わってより好印象です。白い縁取りがされた文字も、読みやすさを増しています。出演者の方の衣服と犬の毛並みが白なので、縁取りも自然と全体にマッチングしていると言えるでしょう。基本的に文字情報は左揃えになっていますが、イベントタイトルの部分だけ、中央揃えのように配置されています。理路整然とした文字情報の中に、遊び心が加わって、演目に対するワクワク感を高めてくれているチラシデザインだと思いました。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。