子供の目線や子供を軸に置いたミュージック動画作成例

映像作品によく登場する被写体としてあげられるのが、動物、食べ物、そして子供です。前者２つは単純に見た目の良さや需要が多いと言うこともあるのですが、子供はそれだけではありません。当たり前ですが子供は人間ですから、扱うのも簡単ではありません。映画などでは「子役をうまく使える監督は名監督だ」なんて言われることもあるぐらい、子供を映像で表現するのは難しいものです。また、子供が出てくるだけで観る側の思考は勝手に動き出すので、細心の注意を払わなければなりません。今回はそんな子供に視点を置いた作品をご紹介します。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)

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近く解散を示唆しているビックサウンドメーカーのミュージックビデオ作成例

Major Lazer “Believer”

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フィラデルフィアを拠点に活動するアメリカ人のDJ兼プロデューサー兼トラックメーカーが立ち上げた、デジタルレゲエをコンセプトに活動するメジャー・レイザーのミュージックビデオです。そのコンセプト通り、ゆったりとしたイメージのレゲエをテクノ調のサウンドと融合させた独特の世界観を出しています。同時にこのミュージックビデオにも強いこだわりが感じられます。シリアの男の子を中心にホームビデオのような演出と生き生きとした地元の子供達、そしてモンスター。曲とともに映像でも強いメッセージを全面に出しています。最後に差し伸べられた手にかすかな希望を感じます。

懐かしのアイテムや遊びがフラッシュバックするポーランドのミュージックビデオ作成例

REBEKA – TODAY music video

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レベッカと聞くと、ある一定の年齢の人には「フレンズ」を大ヒットさせた日本のバンドをイメージしてしまうかも知れませんが、こちらのREBEKAはポーランドのエレクトロポップ音楽デュオです。気取らないパーティーなど聞きたくなるような陽気なサウンドはもちろんですが、映像に出てくるアイテムや、やってることがめちゃくちゃ懐かしいんです。木のラケットをギターにしたり、チューインガムやゲームボーイ、バスケットチームBULLSのユニホームも流行りましたよね。作りもレトロで40代前後の人にはグッとくるミュージックビデオに仕上がっています。面白いのはどの国でも大体同じような道筋を通ってきてるってこと。子供の頃に熱中するものは全世界共通なのかも知れません。

宇宙の神秘と繋がりを勝手に想像してしまうイメージビデオ制作例

Jonas Vahl – Pantha du Prince – Jupiter’s Delight

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ドイツ、ベルリンに拠点を置く映像制作会社が作成したミュージックビデオです。でもどちらかといったらイメージビデオに近いのかも知れません。そのぐらい画が本当に綺麗です。直訳すると「木星の喜び」と名付けられたこの映像ではモンゴルの男の子と木星と思われる光の輪が交互に収められています。ストーリー性があるわけでもないのですが、どこか彼と宇宙の繋がりを勝手に想像させます。監督は1990年生まれの若い監督ですが、自然の構図や光の演出、車の撮り方など卓越した腕を感じさせます。ラストのタイトルの入り方もカッコいいです。

Sam Tudor – Joseph in the Bathroom

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カナダ、バンクーバー発のチェンバーフォークシンガー、Sam Tudorのミュージックビデオです。学生時代に感じた田舎町にある学校での暗い社会や現実を表現したと言う通り、非常に鬱々とした感じを映像で表現しています。ただ、映像は非常に綺麗で洗練されており、被写体に大きな動きはないものの、一定画角でゆっくりと動き続けるカメラが学生時代の思春期の少年の心情を見事に表現しているように思います。そして常に注がれる大人たちの目。自分と大人、そして誰かとの関係性を目の当たりにし、今まで気がつかなった自分自身と対峙する時期でもあるのではないでしょうか。