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ロゴはDJの宣伝ツールになる

ロゴはDJにとって最高のプロモーションツール

ロゴはDJの宣伝ツールになる

デジタルDJ機器・ソフトウェア・テクニックなどのレビューや、DJへのインタビューなど、様々な情報を提供する現在のデジタルDJに贈るYoutubeチャンネル「Digital DJ Tips」より、今回は「DJのロゴ制作のメリットと手順」についてご紹介したいと思います。※記事掲載は担当者に許諾を得ています。(Thank you, Digital DJ Tips !!)

以下翻訳内容になります。

 




こんにちは。デジタルDJについてアドバイスするDJ amです。自分のロゴはただの名前と文字ではなく、自分のブランドを表すものなので、ロゴを作ることはデザイナーにとって最大の挑戦の一つだと思います。ロゴを見た人が、あなたがどんな人なのか、何をしているのか、全体的なアイデアが浮かぶようにしなければならないのです。ですから、大手企業はロゴ一つに何百万ものお金を使うのです。…そのお金の価値がなさそうに見えるロゴもありますけどね。

まず私がよく聞かれるのは「ロゴって必要か?」ということです。DJ業界では、ものすごく必要なものではないと思いますが、あなたが地元のバーでのライブや、小さなライブハウスでの公演ではなく、より大きな会場でのライブをしたい!次のレベルに行きたい!と思っているのなら、ロゴマークは必要です。ブランドが必要です。もう、コントローラーを持って「やあ、私は〇〇!」と紹介するだけの変な奴ではなくなるのです。

 

ロゴ作りのプロセス

ロゴを作るにはあるプロセスがあります。このプロセスは全てのデザイナーがロゴを作る時に使う過程で、ベストな方法です。

まず、パソコンを閉じましょう。おかしく聞こえるかもしれませんが、本当なんです。ロゴをデザインするときに最も多く見られる間違いは、最初からコンピューターでデザインを始めてしまうことです。何も考えずにそうしてしまうと、とてもごちゃごちゃしたことになってしまいます。まず本当にすべきことは、ノートとペンを使ってブレインストーミング(課題抽出)をすることです。

一人の人してではなく、DJとしての自分を表す形容詞を書き出してください。プロフェッショナル、インテリ、楽しいなど、自分をベストに表していると思う言葉ならなんでもいいです。アンダーグラウンド、イケメン、なんでもいいです。それから、ジャンルも書き出してください。自分のやる音楽の具体的なジャンルです。「なんでもやるし・・・」と思うなら、そう書いてください。でも、特に自分が専門とするジャンルも書いてください。それぞれのジャンルのカルチャーによって、それぞれのブランディングやマーケティングの雰囲気があるからです。

パソコンを唯一使っていいのは他の企業や特にDJのロゴを検索する時です。自分の一番好きなDJや尊敬するDJのロゴを検索して、できればスクリーンショットを取ったり画像を保存しましょう。それがインスピレーションとなります。ロゴをデザインするときに私は必ず、自分と似た企業や人のロゴをグーグル検索してインスピレーションを見つけます。それが終わったら、パソコンを閉じましょう。

 

まだパソコン上でロゴデザインはしません。ペンと紙を使います。紙に自分の思いつくアイデアを全て描きましょう。例えば、あなたのDJネームが「DJ Birdman」だとしたら、名前を大文字や小文字、またはそれらの混合で書いてみましょう。それから、文字を入れ替えたり、翼やくちばしをモチーフにしてみたり、なんでもいいのです。これはロゴのラフスケッチですから、綺麗で洗練されてなくても良いのです。どのような見た目になるのかのアイデアを書き出しているだけの段階です。複数のアイデアが浮かんだら、それら全てを書き出してください。後になって、4つのうち3つは全然ダメだけど、4つ目が自分にベストなアイデアだとわかるかもしれません。

 

デザイナーに相談してみる

ここで、一つの曲がり角があります。もしあなたがコンピューターでデザインするのが本当に嫌だったり、それが大きな重荷に感じてしまうのなら、助けを求めましょう。自分が書き出した形容詞と、検索したロゴの画像とスケッチしたアイデアを持って、デザイナーに相談をしましょう。もしデザイナーを見つけられない場合は、99.comなどのウェブサイトを利用してもいいでしょう。300ドルくらいしますが、過去にデザイナーに依頼したDJを見る限り、その価値があります。様々なチョイスから選ぶことができますし、もし気に入ったものがなくても「これとこれをこう変えてくれる?」と相談できますからね。でも、DIYの観点から言えば、ぜひ自分でロゴデザインにトライしてみて欲しいですし、私もそこから始めました。

 

ロゴはベクター形式で作成しよう

私からの一つ目のアドバイスは、ビットマップベースのプログラムを使わないことです。フォトショップもGIMPもPixlrもダメです。ベクターベースのプログラムを使いましょう。イラストレーターや、完全無料のInkscapeというソフトもそうです。なぜかというと、写真のようなビットマップベースの画像はあるサイズ以上拡大することができなくなるからです。自分の写真フォルダから写真を選んで拡大してみてください。2倍ほど大きくしたあたりからぼやけて見えるはずです。それ以上大きくするとピクセルだらけの汚い画像になります。これがビットマップを扱う際の問題です。

ビットマップは最終デザインの写真として使うにはいいですが、ロゴは親指の爪のサイズからビルボード広告のサイズまで使えなくてはならないので、ベクターが必要です。持っているならイラストレーターを、持っていないならInkscapeをダウンロードして使いましょう。

 

時間をかけて作成しよう

ロゴデザインは数分で出来上がるものではありません。一瞬でロゴを作ることができる才能のあるデザイナーもいますが、個人的には何日もかかる作業です。とにかく色々試して、自分がこれだ!と思うものにたどり着くまで元のアイデアに戻ったり、スケッチの段階に戻ったりします。

 

単色で成り立つロゴデザインを考えよう

もう一つは、一色でロゴをデザインすることです。様々な色を使っているロゴはたくさんありますが、例えば赤・白・緑を使ったロゴを創ったら、それらの色しか使えないということです。例えば、誰かがそのロゴを白い背景の上に使った場合、ロゴの白い部分が消えてしまいますよね。普段私は、黒または白一色でロゴをデザインし、そのあとで複数の色を使ったロゴも含めたバージョンを作るようにしています。

 

デザインに遊び心を

最後に、遊び心を持ってデザインしてください。楽器で即興演奏する時と同じです。使っているプログラムに慣れたら、色々と遊んでみてください。さっきも言ったように文字を入れ替えてみるとか、文字の配列を変えたり、拡大してみたり。しっかりと読むことができて自分のブランドを表すものであれば、どんなものでもいいのです。

 

ロゴデザインの見直しと修正

さて、複数あったアイデアを絞って、より洗練されたものを作ることが出来たら、見直しと修正の時間です。他の人に聞いてみましょう。友達や家族に話したり、オンラインの掲示板に自分のロゴを投稿して見てもらいましょう。大事なのは、あなたがどういった人かをその人たちに伝えることです。

例えば「私はリバプール出身のダブステップDJです。レイヴでアンダーグラウンドな雰囲気のロゴをイメージしました」とか。

もしくは「私は次世代のPauly Dです。彼のファンに伝わるようなロゴにしたかった」など。

それさえ伝えれば、人々はフィードバックを与えやすくなります。

もし誰とも関わりたくないという場合は、自分でロゴを応用してみましょう。チラシに使われるとどんな見た目になるのか、適当に作ったチラシにロゴデザインを当てはめて見ましょう。無地のTシャツを着ている人の画像にロゴを合成してみましょう。自分のロゴマークが実際に使われるとどのようになるのか、イメージを作ってみましょう。あまりロゴが良く見えない媒体があることがわかるかもしれません。

 

仕上げ

見直しも修正も終わって、最高のロゴが出来上がったら、最終バージョンを書き出しましょう。EPSファイルという形式が最も標準的です。これは全てが一つになったベクターベースのファイルで、例えばチラシにロゴを使う際にデザイナーに渡すファイルです。また、私はとても大きいサイズのPNGファイルも作ります。たまに、EPSファイルを開けない環境の人がいますので、念のため作っておくのが好ましいです。

 

ロゴガイドラインを作ることもできますが…

もう一つ、任意ですが、ロゴガイドラインの作成という手段もあります。広告業界でよく見られるものですが、ロゴガイドラインというのは要するにブランドの指標です。1ページから、場合によっては1冊の本ほどの「いつ、どのようにして、誰が、このロゴやブランドを使えるのか」が書かれたものです。実際に、ロゴの周りに規定されたピクセルやインチの空白がないと使えないものや、特定の色でしか使えないもの、特定の媒体でしか使えないものなどがあります。ソリッドカラーでないものには使用禁止、といったロゴも見たことがあります。

ロゴガイドラインの作成が良いかどうかは正直わかりません。巨大な企業なら必要かもしれませんが、それ以外の私たちはきっと必要ありません。ロゴにあれこれ規制がかかると、それを使用する人も少なくなります。この時点ではできるだけたくさんの人に自分のロゴを使ってもらって、自分を宣伝する必要がありますからね。

 

まとめ

法人か個人かは関係ありません。個人DJのロゴを作るにしても、プロダクションクルーのロゴを作るにしても、同じプロセスが必要になります。これでロゴについては以上です。コメントを残したり、フォーラムに自分のロゴを投稿したりしてみてください。そして是非Digitaldjtips.comにサインアップして、最新ニュースや素晴らしいコンテンツをご覧ください。

 

・この記事は制作者に許諾を得て掲載しています。

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