グラフィックデザイナーになるために知っておきたい事

グラフィックデザイナーになる方法

デザイナーになりたい、でもどうやって…?という悩みは日本だけの話では無いようです。今回はグラフィックデザイナーのCharlie Lewis 氏の実体験、およびアドバイスをご紹介したいと思います。※翻訳・記事掲載は許諾を得ています。(Thank you, Charlie Lewis !!)

以下翻訳内容です。

学生の頃は、「仕事」ってものがどんなものかなんて全く知らなかった。でも、今はラッキーなことにちょっと状況は変わったんだ。

今は、フルタイムでデザイナーとして働いているけど、それまではいろんな種類のデザインの仕事に応募して面接を受けてきたんだよ。

もし今、あなたがデザイナーとして初めての職探しをしているなら、すごく緊張しているだろうし、しんどい作業なんじゃないかな。それは僕も実際に経験したから、よくわかるよ。職探しに成功するためには、ただがむしゃらに挑戦してみるしかないと思うんだ。

まぁ、それ以外の方法があるわけじゃなんだけど…。初めてのデザイナーとして職探しという辛い道のりの手助けに少しでもなればと思って、いくつかアドバイスが出来たらいいなと思うんだよね。

 

1. どんなことでもやり遂げられる

まず最初に言いたいのは、クリエイティブなグラフィックデザインというのは、見せ方の巧さというのもあって、「なんてすごいデザインなんだ!」とか「こんなのどうやってやったの?」とか「どうやったらこんなすごい仕事を手に入れられるの?」とか「そんな有名クライアントからどうやって仕事をもらったの?」みたいなことをついつい考えてしまうと思うんだけど、その答えは簡単で、結局一歩一歩、ひとつひとつってことなんだよね。

多かれ少なかれ、最初は誰もが同じポジションから始まるわけで、はじめは皆んな何もわからないところから、一歩一歩キャリアを積んでいってるんだよ。

レストランのウェイターをしていた頃…と言ってもたった1年くらい前の話だけど、グラフィックデザイナーになるということは、メチャクチャ素晴らしいことで完璧なんだって思ってた。で、その時の自分の立ち位置と自分が目指す立ち位置の間に壁みたいなバリアがあって、それがすごい大きいものに感じたんだよね。

それは、通り抜けることも登って越えることもできないくらい、巨大で分厚いコンクリートの壁のように思っていたんだけど、実際にデザイナーとしての初めての仕事に就いてみて、その壁を近くで見てみたら、それはダンボールで出来た押したら簡単に倒れるようなものだった。勝手に自分で思い込んでただけだったんだよね。

 

2. ポートフォリオではなく、人材を必要としている

僕がグラフィックデザイナーとして仕事探しを始めた時、とにかくポートフォリオの内容をかなり気にしていたんだ。というのは、僕のポートフォリオに見てもらえるような作品がなかったから。まぁ、仕方ないっちゃ仕方なかったんだけど…。それまで、グラフィックデザインそのものをやったことはなかったから、企業サイドに自分にこの仕事ができるということを証明する何かが必要だったんだ。当然の状況だよね。

でも、今思うと、ポートフォリオに重きを置きすぎていたかもね。僕は大学でイラスト専攻だったから、イラストを描いていたんだけど、そこではポートフォリオこそが最も重要な武器だと学んだんだ。雇われるかどうかは、ポートフォリオ次第だって皆んなが言うんだよ。

確かに、フリーランスのデザイナーやプロのイラストレーター、ほぼほぼフリーランスになるだろうけど、その場合は、確かにポートフォリオが全てだと思う。だから、大学でポートフォリオの重要性が叩き込まれたのも理解はできるんだけど…。

ただ、グラフィックデザインに関しては、ちょっと話が違って、というのも、グラフィックデザイナーには、9時~17時のよくある勤務スタイルのポジションがたくさんある。

実際、僕が受けた面接も、通常のよくある面接のような感じで、特にクリエイティブなことについて重きを置いているというわけではなかったんだよね。受けた面接の9割が、ポートフォリオにある作品のひとつを見たら、それについて僕に話をさせるぐらいで。そのあとはチームワークやら問題解決やら、そういったどんな面接でも聞かれるような一般的な質問をされるっていう感じだったんだから。

ポートフォリオは、ただ入り口にたどり着くまでの手段であって、そこでポートフォリオに目を通して、「これなら大丈夫」という程度のものという感じだったね。

もし、応募したのが全員がデザイナーというようなクリエイティブな企業だったら、状況はまた違って、クリエイティブな面についてもっと深く確認する作業が含まれると思うんだけど。

ただ、だいたいの企業では、面接を担当するのはマネージャークラスの人で、良い従業員になるかどうかが知りたいだけなんだよ。面接に行って、いろいろと話をするんだけど、結果として、アピールするために細かく話をしようと時間をかけて準備をしたポートフォリオの作品に全く目も通してもらえない…なんていうなんともがっかりする、あっけない結末だった、っていうことすら実際あったからね。

ちょっと完璧主義になりすぎて、応募する前から「もっと他にもいっぱいプロジェクトがあったほうがいい」って考えてたり、「まだデザイナーとしては経験が無さすぎるからもうちょっとスキルを身につけてから応募しよう」とか思っている人にはいいアドバイスになるんじゃないかな?

とにかく、まずは応募してごらん。思っている以上に準備はできているし、思っているほど細かくチェックされることもないから。本当に。

 

3. 募集されている業務内容を過信しない

今、広告会社で働いていて、企業のデジタル広告のデザインを担当しているんだけど、本当に文字通り「全企業」を担当していて、いろんな企業のデザインをやってるから、僕が担当したことがないブランドの名前を挙げていく方が簡単だと思うよ。すごい横柄な言い方に聞こえるかもしれないけど、事実だからね。

基本的に、結構お洒落な感じの仕事をしてるってことではあるんだけど…。ポイントは、僕がこの仕事に就くためにまともな面接は受けていないってことなんだよね。

実は、指定された時間の2分前くらいまで外で待たされて、もうこんなの無視して帰ろうかなって思ってたぐらいだったんだ。そう思った理由のひとつが、業務内容なんだけど、採用担当者がくれた業務内容には「デジタル製品の構築をするために必要なコーディングができる人を必要としている」みたいなことが書いてあって、もちろんそんなことできないし、やり方すらわからない状態だったからね。で、これはダメだと思って、そのことを採用担当者に伝えたら、とにかく面接は受けろって言うんだよ。採用担当者っていうのは、とにかくどんな仕事でも挑戦するように勧めてくるんだ。だって採用が決定すれば自分にはコミッションが手に入るんだもん。まぁ、営業担当者みたいなもんなんだよ。

そういうこともあって、かなり面接を進めることに疑心暗鬼になってたんだ。でも、結局最後の最後に「ま、これも面接のひとつとして経験になるしな」と思って、面接を受けたんだ。実際、その面接は素晴らしくて、すごく気楽でカジュアルで、そこで業務内容に書かれていたのは、今すぐに必要としていることじゃなくて、将来的なゴールとしてのスキルだったんだよね。求めていたのは、1年くらいの期間で業務内容に書かれているようなことができるようになろうと言う「学ぶ意志」がある人材を求めていたってことなんだ。「こんなことできない」と心配していたスキルは、入社の段階で全く必要じゃなかったんだ。

僕が言いたいのは、業務内容を読んでいるだけでは、実際にどんな仕事をすることになるのか、どんな人材が求められているのか、どんなキャリアの展開があるのか、なんてのは絶対に理解できないっていうことだね。企業は大げさな表現を使って、かっこいい感じの内容に仕上げているから、実情を知ることは無理なんだよ。他の企業が提示しているような業務内容に寄せてるんだって。本当だよ。

業務内容に書かれている、「そんなことやった事ないよ」ってビビっちゃうような経験なんて実際のところほとんど求められていないよ。それどころか、業務内容には「未経験歓迎」と書いておきながら、実際は経験が必要だったり、「経験者求む」とあるのに、経験なんて全く気にしない、なんていうケースもあるから、本当に様々だよね。

 

4. 失敗しても気にしない

面接を受け始めた頃と、後半の自分自身を比較すると、完全に別人にような感じがするよ。いろいろな面接をたくさん受ける中で、多くのことを学ぶし、少しずつ上達していくからね。

初めて面接を受け始めた頃は、とにかく緊張していて、準備不足って感じだったんだけど、だんだん緊張と準備が繋がってることに気づいたんだ。準備すればするほど、緊張感はなくなった。面接を繰り返すことそのもので、落ち着けるようにもなったし、毎回準備をしっかりできるようになった。Googleで、「グラフィックデザイナー 面接 質問」で検索して、検索結果にあがってきた質問の回答を細かく書き起こして、セリフみたいに何度も練習したんだ。

どんな質問がされるかを完璧に予測することなんて当然できないけど、だいたいの会話の方向性がわかるから、話しやすくなる。相手がどんなことを知ろうとしているのかがわかっているだけでも役に立つよ。

最初は誰もが「最悪」だってことを受け入れた方がいいね。まずは挑戦して、惨めな失敗をしてみること。それもプロセスのひとつだということだから。一番よくないのは、面接のせいでやる気をなくすことだよ。

仕事探しを始めて間もない頃、とんでもなく酷い面接を受けたことがあった。面接の最中に、「この人は俺を採用する気が全くないし、全く興味がないんだな」ってわかったからね。もっと酷いのもあったよ。僕が話している最中に止められたんだ。僕が話している内容に興味がなかったんだろうね。

こんな風に、嫌な面接も経験しているし、自分自身がダメだった経験もある。それがどういう状況かもよくわかる。そんな時は、とにかく歯を食いしばって、乗り越えて、その状況を受け入れて、できる限り多くのことをそこから学び取ること。究極のことをいうと、面接結果なんて宇宙全体の中のたった一人の意見でしかないんだから。結局は、面接官がどんなに名声のあるポジションの人でも、そんなこと大したことではないし、むしろ、その人の自分に対する意見から学ぶことで、次の面接を上手く進めるために成長できるってことになるって事。

最初は、最悪な状態かもしれないけど、10回くらい面接を重ねると、自動操縦的に対処できるようになって、どんな状況に陥っても影響を受けなくなってくるもんだと思うよ。

 

5. ソーシャルメディアを始めよう!

ソーシャルメディアを使うのは、バカっぽく聞こえるかもしれないけど、職探しという競争で勝ち抜くためには絶対に必要なものだよ。自撮り写真の羅列でなく、クリエイティブな内容の投稿をしているなら、クリエイティブなこと・創造力に対する熱意を見せる方法になるからね。フォロワーが少なかったとしても、面接でソーシャルメディアについて触れるのはかなり効果的なんだ。実際、何かしら計測できる数値として提示できるといいと思うよ。例えば「〇〇の期間で××人のフォロワーが増加しました」…みたいな感じ。そうすることで、その数値がインパクトとなって、企業サイドに関心を持たせることになるからね。

僕の場合は、もちろんこのYouTubeチャンネルについて面接で話すんだけど、会話のちょっとした楽しいおまけみたいな感じで自然な流れの中で出てくる感じだから、いつも効果的な反応がもらえるよ。

それは、たとえソーシャルメディアに興味がそんなになくて、真剣に考えてなかったとしても、少なくとも「どんなものか知りたい」とは思っているはずだからね。「YouTubeチャンネルを開設すべきだ」とは言わないよ。でも、もしやりたいならいいことだと思うから、絶対にやってみたほうがいいし、楽しいと思う。

もっと簡単に始められるもので、ビジュアル関連の作品におすすめするのが、インスタグラムだね。自分の作品を投稿して、関係するハッシュタグをつけて、ちょっとした情報を書き加えると、続けていく中でどんどん進化していけるから。そんな強力なものじゃないかもしれないけど、面接のちょっとした楽しいおまけ的な感じで付け加えるには最適なんじゃないかな。

企業がソーシャルメディアに関するスキルをどれだけ重要視しているかを軽く考えちゃダメだよ。大抵の企業はド下手だから、もしマーケティングチームのデザイナーに応募しているなら特に、企業サイドは、即戦力になるならどんな手でも借りたいっていう状態なんだ。

僕からのアドバイスはこんな感じかな。もし、デザイナーとしての初仕事を探しているなら、YouTubeのコメント欄にどんなに大変かを吐き出して。無職のデザイナーになることを恐れている卒業間近の学生なら、現状をコメント欄で共有してね。

観てくれてありがとう。他の動画も楽しんで。またね。

created by Charlie Lewis

 

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