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デザインテクニック - 図像の遊び、感性の視覚化、図像による言語化について

デザインテクニック – 図像の遊び、感性の視覚化、図像による言語化

デザインテクニック - 図像の遊び、感性の視覚化、図像による言語化について

ビューポイントを誘導する。焦点から派生させる。対称性で印象深いものにする。デザインテクニックについて紹介します。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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人は目立つものを見る習性を持っている – 映画のポスターデザイン

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仮想の国ズブロフカ共和国を舞台に展開する、ドイツとアメリカ合作映画、『グラント・ブタペスト・ホテル』のポスターです。高級ホテルの謎のオーナーと作家、初老のカリスマ・コンシェルジェと若いベルボーイが織りなす、ドラマ+コメディーのドラメディです。一見ボストンバックの中身が並べられているようですが、金槌2本、メガネ3本、蝶ネクタイ4本と、同じものが他にも複数あり、一人の持ち物ではないことがわかります。物が数多く分散しても人は大きなものに視線を向けます。人が目に映ったとき、顔に目を向けるのも自然なことです。目はまずピンクの地色をとらえ、回りを見渡したのちにトランクを認識します。トランク側面にタイトルを入れたのも、人の見る習性を利用して見る人の視覚を操作しているのです。

 

デザインはコンセプトを作ることが大切です

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このフライヤーを構成している要素を上げてみると、背景色のブルー、スイカ、白い光、スイカの影、プロダクト、商品名です。デザインで表現したかったのは、スイカの水々しさです。デザインのフォーカル・ポイントは、スイカの波立つ中央部分になります。波立つ水々しさがコンセプトとして決定した時点で、背景色のブルー、波の発端部分にあたる赤光と位置も決定できたのでしょう。こうしたプロセスの流れから、基調色のブルーにスイカの色彩が合せられます。もし赤光がストレートなら、画面を縦に分断し過ぎです。ジグザグの光りにしたのも理解できます。飲料水のビンの画像と商品ロゴのレイアウトは、全体が決まった後ならレイアウトも柔軟に決定できるのです。

 

視覚言語化で記憶に残すこともできる – 歯科医院のフライヤー

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このフライヤーは、歯科医「オーレ・オドント」のものです。院内に備えられたフリーWiFiを、顧客サービスの一つとして宣伝したものです。フライヤーは対称にすべてがレイアウトされています。対称性は自然界に多く見られるもので、人の顔も対称です。色彩は単純に見えて、WiFi記号エッジ周りに微妙なグラデーションが施され、厚みと丸さを作ります。WiFi記号内に描かれた「歯」のイラスト部分も、グラデーションが使用され丸みを感じます。平面表現でありながら微妙な膨らみまで感じます。WiFi記号から覗く歯のイラストが微笑むような面白さを作ります。

 

何を見せたいか明確になれば、デザイン方法も決定しやすくなります。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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