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天地逆転の世界が見せてくれるデザイン

天地逆転の世界が見せてくれる美しさ

天地逆転の世界が見せてくれるデザイン

私たちは地球にいる限り、重力の制限を受けています。視覚的にも、下にあるものや下に重心のある造形は安定感を感じさせ、地面との接点が少ないものには浮遊感を感じる傾向があります。下向きの三角形よりも、上向きの三角形の方がより見た目にも安定した重さを感じることができるでしょう。写真の天地をひっくり返すことは平衡感覚に影響を与え、ある種のトリックアートのように感じられることがあります。水たまりや湖などの水面を利用した鏡面を通して見える、天地が逆転した世界を扱った写真作品をご紹介します。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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足元の水たまりに映る幻想世界

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足元の水たまりをメインで写した写真を天地逆転させた作品。地面の凸凹が天然のテクスチャーとなって鏡面世界の町並みを味わい深く描き出します。まるで油絵のようなタッチです。右下に見切れた自転車マークがここを路上だと気づかせた時、この不思議な世界のタネが明らかになります。この写真を見た後は街を歩いている時に水たまりに目をやりたくなるかもしれませんね。

 

疾走するサイクリストと揺らめく路面

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パッと全体を見ると、サイクリストが街中を走る様子が認識されますが、何か違和感があります。よく見て見ると、水たまりのない路面部分がグラフィック要素となって鏡面世界のサイクリストに重なっているのがわかります。中心の水平線で分かたれた不思議な世界に、アスファルトの路面部分が重なりアクセントと動きを与えています。アスファルトと水たまりの境界はぼやけ、画面に不思議な奥行きを感じさせます。

 

夜空へ漕ぎ出す幻想的な風景

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カヌーで漕ぎ出す人。一見、ボートが夜空と繋がり天へ向かって漕ぎ出しているかのように見えます。頭を逆にして見てみると、天地が逆転した画像であることがわかります。この不思議な絵を作り出したのはどのような要素によるものでしょうか。不思議を作り出した大きな要因は、カヌーの位置でしょう。背景から考えられる水平線・消失点よりも上にあることで浮いているかのような錯覚を起こしたのです。視線の上でカヌーの航跡が進行方向を促すことも上方向へのアクションを感じさせます。天地を逆転させたことでストーリー性を感じさせる幻想的な世界観を作り上げた作品です。

 

写真を合成したり、加工を加えることで空間を捻じ曲げたような不思議な世界観を作り出すことは可能です。しかし、写真の撮り方やレイアウトの工夫によって、天地を逆転させただけで一つの作品として世界観を豊かにするテクニックがあることは見ていただいた通りです。もちろん、構図へのこだわりも必要になるでしょう。一枚の画像として美しいレイアウトを意識することも、こうした作品作りに欠かせないものだと思います。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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