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錯視によるデザイン

平面から立体へ 〜 錯視に引き込まれるデザイン作成例

錯視によるデザイン

トリックアート、トロンプルイユなどいわゆる「だまし絵」に見られる錯視効果は既存の概念を打ち壊すインパクトを与えてくれます。平面に奥行きを表現する方法は、古くから透視図法など遠近法として知られてきました。平面の支持体に立体に見えるような絵を描くためのルールです。この技法を取り入れて、あるいはアレンジして作られる錯視の絵画には、ある部分はリアルである部分は現実とは思えない、現実と虚構が入り混じった不思議な世界観が宿ります。鑑賞者を驚かせ、架空の世界観に誘う錯視を用いたデザインを見てみましょう。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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開放感を感じるトリックアート

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平面の壁のはずなのに、鳥が壁の穴をまっすぐ通り抜けていく不思議なアート。壁にあいた穴の配置が絶妙ですね。奥行きを示す穴の直線、鳥の飛ぶ航跡を感じるレイアウトなど、虚構にリアルさを与えるトリックのタネはシンプルなものです。細かい要素を見てみると、鳥や穴のモチーフにわずかに見える影が物質感を増しています。背景として水色に塗られたレンガ壁を採用したことも、鳥が穴から出て飛び出していく描写にリアリティを与えています。

 

ギョッとするような深みに脳が刺激されるアート

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建物の壁に穴が空いている、SF映画のような不可思議さを感じさせるアート作品。どこまでも続いていそうな暗い穴は不気味な魅力があります。まるで木工で作られたおもちゃのような曲線、質感のギャップや、土壁にあるまじき形や色など異質さが目につきますが、視線の高さ・アイレベルに合わせ一点透視図法で描くことでその場に立つだけでどこへ続くのかわからない深みに惹きつけられるアート作品として完成しています。

 

現実が架空世界に飲み込まれたような壁画アート

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L字に切り取られたような壁。ずれた柱が手前に迫ります。女性が覗き込んだ先に広がる青い世界はどこに繋がっているのでしょう。黒の太線で縁取られたモチーフはコミカルで質感を排した架空の存在ですが、不思議と現実味を感じさせます。実際にはごく普通の部屋に、テープやビニール、ボードと塗装によって作り出された作品とのことですが、視覚効果によって幻想的な表現を感じさせてくれます。

 

錯覚は非日常の驚きを演出してくれます。いつもよく見る壁や床でも、視覚的にありえない世界への扉を開き、空間の広がりを感じさせてくれます。平面に立体を表現するグラフィックは、人間の視覚特性への理解が不可欠。特に透視図法など遠近法の技法がその手助けとなることでしょう。アート作品のような大きなものはもちろん、手のひらサイズのカードでも使える汎用性のあるテクニックです。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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