見る側の感情を色で引き出す！配色デザインが与えるイメージとは

色には感情を暗に示す力があります。前回に続き、単色での意味合いやイメージをまとめました。写真やイラストにプラスして、配色でも印象深いポスターやチラシに仕上げてみましょう！(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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爽やかさ、清涼感を感じさせる青をメインカラーに

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冷静さ、爽やかさ、静けさなどのイメージにつながる青色は、世界的に見ても最も嫌う人が少ない色だと言われています。安心感を与えてくれ、リラックス効果もあるので、セミナーの告知や観光のポスターなどで使用されることが多いようです。一方で興奮が抑えられるという効果から、食欲の抑制につながる色だとも言われており、飲食店やフードイベントなどのポスターでメインカラーとして使用されることはほとんどないでしょう。ただし、カフェやバーなどシックで落ち着いた雰囲気を出したいような場合には、青をメインカラーにするケースもあります。また、物事に集中させる効果もあることから、セミナーの告知や企業の案内などでは好まれて使用されることが多いようです。

穏やかで安定感のある緑で五感を刺激する

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森林浴が心を落ち着かせるように、緑には安心感や安定感を与える、調和をもたらす、といった効果があります。木や森の緑は、眺めているだけで気持ちを穏やかにし、心をリラックスさせてくれますよね。特に自然界の緑色には、癒しの効果以外にも若葉の成長や新芽の力強さなど、これからの成長を表現できる効果もあります。他の色とも喧嘩せず調和のとりやすい色ですが、特に相性がいい色は黄色で、これらをメインカラーにすると穏やかでまとまりのあるデザインになります。嗅覚との関係も深いので、こちらのポスターのようににおいや香りを連想させたいような場合には、緑を使用すると効果的でしょう。

色域の広い紫を使いこなし、表現の幅を広げる

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赤と青を混ぜ合わせて作られる色なので、赤みの強いものから青みの強いものまで紫と認識される色合いの幅は広く、場面によって色のもたらすイメージが変わるのが特徴だと言えます。例えば、青みが強い紫色には感性を鋭くしインスピレーションを高める効果があるため、ヒーリングやセラピーなどのポスターでメインカラーとして使用されることが多いです。一方で赤みの強い紫色の場合には、セクシーさや妖美さを効果的に表現することができるので、化粧品などのポスターに使用されることが多いです。この幅の広い色域を活かせば、グラデーションを取り入れることも可能です。グラデーションを用いたポスターには、豪華さや華やかさを感じることができるでしょう。

茶色(アースカラー)を用いたレトロポップなポスターデザイン

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茶色は紫と同様、赤や橙といった暖色に黒を混ぜ合わせて作られる色であるため、幅広い色域をもっています。木や土、大地など、自然界においても私たちを支える土台の色なので、温もりや安定感を感じさせる色だと言えます。優しい色合いなので、メインカラーとしてはもちろん他の色と一緒に使用しても主張は強くなく調和してくれます。彩度が低い色なので、大人受けの良い色ともいえるでしょう。

写真をそのまま使用するようなポスターでも、全体の配色やフィルターをかけることでイメージはがらりと変わるもの。色の持つ意味やイメージ、また、他の色との調和を考えながら、ポスターがより映えるようなメインカラーを選ぶことが大切です。また、茶色は大人受けがいい色であるというように、ターゲットとする年齢層や性別なども色選びのヒントとなります。ポスターで主張したいこと、ターゲットなどを意識して配色を考えてみてはいかがでしょうか。