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記号を使ったパフォーミングアートのポスターについて

記号を使ったパフォーミングアートのポスターデザイン制作例

記号を使ったパフォーミングアートのポスターについて

音楽に使われる記号もデザインに使われる視覚言語も記号に変わりません。

 

リズムを表現するポスターデザイン

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紀元前4000年前、音楽文化はすでに誕生していました。人類に音楽は切り離せません。この音楽を科学し美術表現に取り入れられるのは、19世紀末期のことです。音楽は、古代ギリシャ時代から数学、天文学、時間測定、物理学に関連していました。音楽の三要素、リズム、メロディー、ハーモニーを論理的にアートに結びつけたのは、カンディスキーでした。点・線・面の論理的思考を絵画に置き換えました。バウハウスで教鞭をとっていた同僚に、写真家のモホリ=ナジがおりました。バウハウス閉鎖後、モホリ=ナジのもとシカゴで教鞭をとっていたのが、ケぺッシュです。彼がデザイン教育に明確に視覚言語を取り入れました。ポスターの “ Rhythm ” は、こうした歴史的背景のもとに生まれました。

 

方向性を持った記号を使ったポスターデザイン

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記号は中世の宗教絵画でも使われました。近代絵画で矢印を使ったのが画家ポール・クレーです。ポスターでは記号が方向を持つため、記号の規則性を使って並べると流動的になります。前述した “ Rhythm ” に使われた記号は棒なので二方向を持ちますが、方向は明確ではありません。この “ SPRUITJE ” のポスターでは一方向性を持つため、並べることで大きな流れを作れます。抽象的な水の流れや、気流を表す時に、同様の記号をご覧になったことがあるのではないでしょうか。記号が方向性を持つことから、ポスター全体に流動的な表現を感じることができます。

 

楽曲「4 SYSTEMS」のためのポスター作成例

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これをポスターと呼んで良いのかわかりません。チラシでもないかもしれません。1926年アメリカマサチューセッツ州出身現代音楽家アール・ブラウンの楽曲「四つのシステム」の譜面です。1980年代ニューヨーク現代音楽家に影響を与えた作曲家で、譜面はご覧の通り五線譜もありません。あるのは記号で演奏家への指示が明記されているだけです。しかし記号の分布を見ると、画面全体にリズムを感じます。さらに音源と思われる記号同士の間隔にも、心地よい空間性を感じます。そして、もちろん音の強弱も感じてきます。こうした気持ち良さは、クラシックの譜面からも同じものを感じます。

 

古代ギリシャ時代、音楽と数学は近似だったので芸術と認められました。カンディンスキーは数学性と記号論を取り入れ絵画を作りました。ポスターに使用される記号も音楽と似ています。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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