スーツケースブランドRIMOWAが大きくロゴをリニューアル

RIMOWAが大きくロゴを変更

RIMOWAとは

RIMOWA(リモワ)と言えば、世界を飛び回るビジネスマンや旅慣れたスマート・トラベラーから圧倒的な支持を集めるスーツケースのリーディングブランドですね。

EQRoy / Shutterstock.com

1898年にドイツのケルンでポール・モルシェック氏により立ち上げられたこのブランドは、当初は欧州の上流階級者向けの牛革素材の旅行鞄の製造でスタートします。1930年代初期に欧州全土が深刻な牛革不足に陥る中、ポール氏の後継者である息子のリチャード氏は、航空機に使われていたジェラルミンに着目。さらに強度を増すためスーツケースの表面を凹凸にするアルミニウム構造を採用し、今も尚リモワの代名詞とも言える初のアルミニウム製のスーツケースを1937年に発表しました。因みにブランド名RIMOWAは、リチャード氏の氏名Richard Morscheskに、ドイツ語で「商標」を意味する Warenzeuchenの頭文字から付けられたそうです。

三代目のディーター・モルシェック氏も新しい素材の開発・研究、より優れた製品作りに励み、リモワは高性能なプレミアムスーツケースブランドとして揺ぎない地位を確立してきました。

 

2017年には、世界最大のラグジュアリーブランドの企業体LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループの傘下に収まります。同グループのイタリアファッションブランド、フェンディとのコラボレーションにより、強靭なアルミニウムボディに卓越した機能性とスタイリッシュなデザインの限定バージョンスーツケースFENDI x RIMOWAをリリースするなど、話題を振りまいています。

今年で誕生から120年を迎えるリモワ。この120周年を記念してロゴやモノグラムを一新し、今後パッケージや店舗デザインをはじめ、全てのビジュアルツールに適用していくそうです。 お馴染みのロゴに替わるリニューアルロゴを一緒に見てみましょう。

 

リニューアル前のロゴデザイン

ご存知の方も多いかと思いますが、こちらが今までのロゴです。

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バウハウスに象徴される機能・合理主義的なドイツデザインを背景に生まれたロゴで、 規律正しく並べられた文字にそれを囲む枠が一体感を保ち、認識性や視認性が高いのが特徴です。丸みを帯びた太めのフォントや丸い枠は人間味溢れる柔らかい印象を与え、ドイツのマイスター精神を伺わせるテイストですね。

 

リニューアル後のロゴデザイン

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このロゴに替わって今後リモワの顔となるリニューアルロゴは、旧ロゴに比べ、細身で中性的イメージを放つフォントを利用。機能的でラグジュアリーなリモアのスーツケースの従来のイメージに加え、新しいリモワの多様性と希望に溢れる未来を表現するために、このシンプルで洗練された印象のフォントが採用されました。 また、前述の初めて製造されたアルミニウムスーツケースのモットー「少ないほど豊かである」を反映して、ブラック・ホワイト・グレーといったモノクロームのカラーリングが展開されています。

 

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ロゴのリニューアルと同時に新しいモノグラムも発表されました。 モノグラムのモチーフとなったのは、世界遺産にも登録されている「ケルンの大聖堂の尖塔」 とリモワのスーツケースの特徴である耐久性を考慮して精巧に作られている「角のカーブ」です。リモワの発祥とその技術力を物語るこの二つの要素を絡み合わせ、モノラインで仕上げられています。

このロゴとモノグラムは、商品はもちろんのこと、パッケージやラゲージタグ、取扱説明書、名刺、レターパッド等全てのグラフィック媒体に使用され、一貫としたブランディングが行われます。

一部の媒体には、1950年以降のリモワの全スーツケースの表面に用いられている凹凸平行線のグルーヴをデザインモチーフとして取り入れていることにも注目です。 モノグラムのモチーフである角のカーブと同様、このグルーヴもリモワスーツケースのアイデンティティーを形成する大事なアイテムのひとつ。グルーヴは紙の素材にも適応され、取扱説明書やタグにエンボス加工が施されます。「リモワらしさ」を視覚と触覚で感じさせられるテイストです。


まとめ

ユーザーに慣れ親しまれたロゴを変更するにはリスクが伴うことが多く、リニューアルに際には新しいロゴがいかに明確にこれからの方向性を伝えられるデザインであるか、十分な配慮が必要です。

「これまで以上の品質を目指し、デジタル社会に順応できたりファッション性やデザイン性を兼ね備えたり、購入してくれる人を魅了する新しい製品を作っていきたい」とリモワ社の新CEOは語っています。クリーンでスタイリッシュに纏められた新ロゴ・モノグラムはリモワの多様化や未来化を表したメッセージ。今後どのように既ユーザー・新ユーザーに浸透していくのか、その経過が楽しみです。

 

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