- Home
- 印刷機について・印刷知識
- 特色印刷とは?CMYKとの違い
特色印刷とは?CMYKとの違い
- 2016/3/21
- 印刷機について・印刷知識
- チラシデザイン制作料金|ポスターデザイン制作料金
特色印刷とは
特色(スポットカラー / 特練)は、あらかじめ調合された色です。主にプロセスカラーでは表現できない色(オリジナルの調合インキ、メタリック、蛍光色など)を表現する為に用いられます。
プロセスカラー印刷とは
プロセスカラーは異なる色のドット(網点)の掛け合わせの印刷によって生成されます。
一般的なオフセット印刷はCMYKと呼ばれる、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、キー※黒(K)の4つのカラーで構成されています。また、より豊かな色彩表現に対応する、6色印刷も存在します。上記のCMYKにオレンジと緑を追加したもの(CMYKOGと呼ばれます)や、ライトシアンとライトマゼンタを追加したものです。 2色追加することで、CMYKカラーのみの場合よりもかすかな色合い再現することが出来るようになります。
部分的なラミネートやUVコーティングもデータ上は特色のような扱いを受けることがあります。印刷の際に、これらは個別の版がつ必要になる為です。
特色の用途
一般的に特色印刷は、追加の特色インキと製版に伴うコストが発生し、デザインやデータ制作の複雑性も増します。その分、通常のCMYK印刷では表現できないような、多彩な表現を可能にしてくれます。
また、特色は紙幣、パスポート、債券、その他の重要な文書の偽造を防止する為に効果的に利用されています。たとえば、紙幣には特殊な照明を使用するか、特定の化学物質を適用することによってのみ見ることが出来る印刷が隠されている事があります。
特色の区分(業界標準)
特色の分類では、何千もの色に固有の名前や番号が付けられています。特色システムの分類には、以下のようないくつかの業界標準があります。
Pantone(パントン)
欧米で主流の特色印刷システム。印刷以外にもファッション分野やプロダクト分野に向けた、幅広いバリエーションを展開。
TOYO
日本で一般的な特色システムの一つ。東洋インキ株式会社(TOYO INK CO., LTD.)が製造。
DICカラーガイド
日本で一般的なもう一つの特色システム。マンセルカラー理論に基づいている。DICはDainippon Ink and Chemicals の略称。
ANPA
American Newspaper Publishers Association(アメリカ新聞出版社協会)が新聞の特色用に指定した300色のパレット。
GCMI
Glass Packaging Instituteが開発したパッケージ印刷に使用される色の標準規格。
HKS
塗工紙と非塗工紙の120色の特色と3,250色のトーンを含んだカラーシステム。HKSはドイツのカラーメーカー3社の略称(Hostmann-Steinberg Druckfarben、Kast + Ehinger Druckfarben、H. Schmincke & Co.の3つのドイツのカラーメーカーの略称)
RAL
ヨーロッパで使用されているカラーマッチングシステム。RAL CLASSICシステムは、主にニスや粉体塗装に使用されている。
【参考資料】
特色 -Wikipedia (CC BY-SA 3.0) – https://en.wikipedia.org/wiki/Spot_color
当記事の文章(テキスト)はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license / CC license)に基づいて編集しています。(記事内の画像・デザインや映像の権利は個別のライセンスにより保護されている場合があります。)
■定番紙媒体
チラシデザイン / パネル・ポスターデザイン / チケットデザイン / ショップカード・名刺デザイン / リーフレット・パンフレットデザイン
■ブランディング
ロゴデザイン / ラベル・パッケージデザイン / サイン・看板デザイン / カーラッピングデザイン
■その他デザイン
企画書・プレゼンテーション資料制作 / WEBバナーデザイン / DVDジャケット・CDジャケットデザイン / ウェルカムボードデザイン
■映像・動画
動画編集・映像制作 / モーションロゴデザイン
サイトへのお問い合わせ・依頼 / 動画編集について