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ロゴデザイナーインタビュー

ロゴデザイナーインタビュー : Tako Chabukiani

ロゴデザイナーインタビュー

こんにちは皆さん。私は、グルジア出身のTako Chabukiani(タコ・チャブキアニ)です。今日はロゴデザインについてお話ししたいと思います。
この記事は海外のロゴデザインWEBマガジン”logoinspiration.co“のコンテンツを翻訳しています。※記事掲載はlogoinspiration.coとデザイナーの許諾を得ています。




■グラフィックデザイナーになりたいと思ったきっかけはなんですか。

リチャード・リンクレイター(Richard Linklater)によって作成された「A Scanner Darkly 」という映画を見た時、本当に感動しました。




映像が先に作られて、そのあとフレーム毎にイラストが描かれているのですが、それを見た時に私はそのようなイラストレーションの作り方を学びたいと思いました。学校でイラストレーションを学び始め、私が生きる道はこれだと気づくことができました。

 

■出身地がどのような場所なのか教えてください。

私はグルジア出身で、グルジアはヨーロッパでも最古の国の一つです。

 

■あなたの一日の流れはどのようになっていますか。

毎朝起きたらレモンジュースを飲むことから始まり、基本的には一日中デザイン・編集・ブランディングなどをしています。時折若手のグラフィックデザイナーの手助けをすることもあります。また仕事中にポッドキャストを聴くことがよくあり、「デザインマター」とう番組が大変面白いですね。家に帰ったら、時々エクササイズをしたり、寝る前にもう少し仕事をすることもあります。

 

■人生で初めてデザインしたロゴは何ですか。

私が一番初めに行ったロゴデザインは、イギリスのあるバンドのものでした。ターミネーターの骸骨をイメージした作品で、最終的にはロゴタイプというよりイラストレーションのような感じになりました。悪くは無いと思いましたが、この出来ではとても料金を受け取れませんでしたね。

 

■あなたはmac派ですか、それともPC派ですか。

mac bookを使用しています。理由はデザインが素晴らしいからです。

 

■よく使用するソフトウェアはなんですか?

イラストレーターとインデザインです。制作するデザインのテイストによって使い分けています。

 

■スケッチするためのペンはどのブランドを使用していますか。

Blackwing Pencilsです。黒と緑のペンを使用しています。とても書き心地が良く、見栄えがよい線を書くことが出来ます。あと匂いも良いのでとても気に入っています。

 

■良いロゴデザインを作るための3つの重要なヒントは何だと思いますか。

最初のヒントは、もしあなたがあるポイントで迷いが生じたときなどは、最終的に良い結論が出せるようにいろいろ実験してみることです。

2番目に、色や特殊効果に頼ってはいけないということです。モノクロでもしっかり機能するかを確認することが重要です。もし確認して機能していないようであれば、それはロゴではありません。

最後に、しっかりと古典的なデザインを習うことです。つまり基本や伝統などを学んだうえで、自分のアイデアなどを組み込んでいくようにしましょう。

 

■デザインをする時の、あなたにとってのインスピレーションはなんですか。

私のインスピレーションは、よくデザインされたものを見ることです。それは記事からだけでなく、美しい家具や私に創作するエネルギーを与えてくれるロゴや商品などを実際に見て、インスピレーションを得ています。

 

■あなた自身が気に入っているロゴを5つ教えてください。(世界中すべてのロゴから選ぶとすれば。)

5つとプラス1つになるのですが、「V and A 」、ジョージ・ボクア(George Bokhua)による「ゴリラロゴ」、自分の「T-lab 」とそのアイデンティティシステム、あとは「PPS」と「TATE ミュージアム」のロゴですね。

 

■あなたのお気に入りのデザイナーは誰ですか。

お気に入りのデザイナーを上げるとすれば、結構難しいのですが、ロゴデザインにおいてはジョージ・ボクア(George Bokhua)です。ブランディングとアイデンティティの点では、マイケル・ビエラット(Michael Bierut)は大変尊敬しています。私のお気に入りのデザイナーです。

 

■お気に入りのデザイン本はなんですか。

「Top symbols and trademarks of world」です。これはかなり真面目な本ですね。せっかくなので、他にも私のお気に入りの本を紹介したいと思います。「Graphic Design Manual」という、アーミン・ホフマン(Armin Hofmann)によって書かれた本です。あとは、ジョセフ・ミュラー ブロックマン(Josef Müller-Brockmann)の「Grid Systems in Graphic Design」もお気に入りです。

 

■あなたの仕事で素晴らしいと思えることはなんですか。

デザインとは私にとってメディテーションのようなもので、気持ちを落ち着かせてくれて、集中させてくれるものです。

 

■デザイナーにとって一番大変なことはなんですか。

デザインの一番大変なことは、新しいコンセプトを見つけて今までと違うことをすることです。

 

■いつもあなたが持ち歩いているものはありますか。

ユーモアのセンスですね。

 

■デザイン以外の趣味はありますか。

デザインはもちろんですが、料理と絵を描くことが好きです。

 

■この先も大切にしていきたい事はなんですか。

この6年間本当に仕事を頑張ってきているので、みんなの手本になり、引っ張っていけるようなデザイナーになるまでこの仕事を続けていけたらと思っています。

 

■あなたを最も鼓舞してくれる人物は誰ですか。

デザインということで考えると、私の仕事仲間とアートディレクターですね。

 

■今、世に出ようとしている新人デザイナーへ励ましのメッセージをお願いします。

たくましく、創造的になって、粘り強く何事にも取り組めば、結果は必ずついてきます。常に謙虚さを忘れずに、頑張ってください。

 

今日は見てくれて本当にありがとうございます。また、このインタビューをしてくださったルイス・バーシスにも本当に感謝します。 それと、私のインスタグラムをチェックすることも忘れないでくださいね。 それでは。

designer : Tako Chabukiani

 

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