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プレゼンテーションをもっと素敵にする為の10のヒント

あなたのプレゼンテーションをもっと素敵にする為の10のヒント

プレゼンテーションをもっと素敵にする為の10のヒント

デザイナーだけではなく多くのビジネスパーソンにとって、プレゼンテーションをする企画というのはビジネスを行う中で重要な局面です。限られた時間の中で効率的に準備を行うためには、フォーカスする部分を把握しておくことが大切になってきます。今回は、動画「10分もかからず分かる10のプレゼンテーションのヒント」を翻訳して紹介いたします。※以下翻訳内容です。




これからあなたのプレゼンテーションを今よりもさらに、ずっと素敵なものにするための10のヒントをお届けします。私はマテオと言います。起業家でちょっとしたプレゼンマニアでもあります。

そこで得た学びを、「プレゼン・ヒーロー」という名前のフレームワークにまとめました。これから紹介する10のヒントはそこからの抜粋です。

それでは始めましょう。

1.オーディエンスの立場に立って考える

これに時間を費やすことは非常に重要です。他のことに割ける時間的余裕が全くなくても、「自分のオーディエンスを知る」ということには時間を割くべきです。

ここで言いたいのは、「オーディエンスの名前を覚えましょう」とか「ターゲットのオーディエンスがどんな人かを理解しておきましょう」とかいうようなことではありません。

ここでの意味は、オーディエンスがあなたのプレゼンのトピックと自分自身をどのように関連づけるか(どうすれば自分自身のこととして身近に感じてもらい、理解してもらえるか)を思い浮かべることで、「オーディエンスの立場に立って考える」ということです。

 

2.自分がどんな人物であるかをはっきりと述べる

第2のポイントは、「あなた自身がどんな人物であるかをはっきりと述べる」ことです。

あなたは単調な動作を続ける機械ではないし、ただの無機質な音声ガイドでもありません。あなたは血の通った人間ですし、オーディエンスにもそれが伝わらないといけないのです。

そして、あなたの普段の仕事や生活スタイル、あなたが大切にしていることなどが垣間見えればなお良いですね。オーディエンスがあなたの仕事やその他情熱を傾けていることを一言(2~3語)で表現できるなら素晴らしいです。

 

3.プレゼンの目的や動機を示す

第3のポイントは、「あなたがなぜその場に立っているのか(あなたのそのプレゼンにおける目的・そのプレゼンをやることにした理由)をオーディエンスに示すこと」です。

どうしてあなたがそのプレゼンのトピックに情熱を感じているのかを伝えましょう。そこに気持ちを注ぎ、オーディエンスにそのように伝われば、きっとオーディエンスも同じように気持ちで返してくれると思います。

 

4.オーディエンスがプレゼンを聞くメリットは何か?

そしてこのことが第4のポイントに繋がります。それは、「オーディエンスがなぜその場に出席しているのか(オーディエンスがそこで得られるメリット・動機付け)を示す」ことです。

オーディエンスのモチベーションを高めるために、できることが一つあります。最後までプレゼンにしっかり「参加することで得られるメリットを端的に提示」するのです。

他にできることとして、プレゼン内容を最後まで追うことで「オーディエンスの中に起こるであろう変化がどんなものかを説明する」というのもあります。

 

5.プレゼンのゴールを見据え、そこに至るストーリーを演出する

私はここでオーディエンスの中に起こしたい変化を土台にしてストーリーを作ってあげることをオススメします。

ここでの「ストーリー」というのは、フィクションのお話のことではなく、伝え方であり、語り口のことです。

そして変化はプレゼンを通して起こすべきものです。もしあなたのプレゼンによって変化が起きなければ、何か新しい発見・視点のようなものを与えられなければ、プレゼンとして未熟・不完全(及第点ではない)ということになるかもしれません。あなたがまだ準備不足だったということかもしれないし、あるいは素材が十分じゃなかったということかもしれません。

一度起こすべき変化がわかってしまえば、それを演出するためのストーリー作り、つまりはあなたの用意した素材の伝え方の方に集中できます。ここでその伝え方の具体的な方法はどうすれば良いか?ということを言うつもりはありません。それはまさにあなた次第だからです。

ですが、そのプレゼンの落とし所は把握しておきましょう。

(要約すると、「オーディエンスに伝えたいこと、最終的な到達点、起こしたい結果をまずはっきりと定めて、それを伝える方法・演出を工夫する」ことと考えられます。「目的地を見据えて、そこに至るプロセス・ルートを考える」と同義と判断していいでしょう。)

 

6.オーディエンスの反応は様々。それでいい。

第6のポイントは「オーディエンスは皆一人一人様々な反応を示す」と言うことです。

そしてそれで良いのです。オーディエンスとして参加している人たちもそれぞれ人格を持った個人であり、それぞれの生活や思いがあります。中には調子が良くないときだってあるかもしれません。

ですから、あなたのプレゼンテーションにそれぞれのタイミングで集中したり注意がそれたりしたとしてもいいのです。

中には最初からものすごく興味津々で夢中になる人もいるかもしれませんし、完全に受動的でSNSのつぶやきのネタになりそうなものや、自分を賢そうに見せるためのフレーズを一つか二つ探してるような人だっているかもしれません。

なので、そのことについて不安にならないでください。全員を等しく満足させることはできません。

私自身、このプレゼンテーション動画を10のヒントというフォーマットにしましたが、全員が全員このようなリスト形式を好むわけではありません。私もそのことは理解してます。

 

7.伝えたい最も重要な概念をはっきりと強調し、そこにピークを持ってくる

第7のそして最も重要なポイントは、「あなたが伝えたい最も重要な概念をはっきりと強調すること」です。

これをすることで、ストーリーの中でもクライマックスと呼ばれるところに関する技術的な訓練になります。(今回このプレゼンという分野におけるストーリーと言う観点に関して言うなら)ここでは単に「頂点」「ピーク」と言う意味になります。長い間歩いてやっとたどり着く山の頂上のようなものです。

このピークを用意することには、実に様々な利点があります。

まず第一に、オーディエンスはこのピークに持ってきたポイントの部分を理解するように意識がセットされています。そしてこの部分に全注意を傾けるべきだということもわかっています。

そして、もう一つの非常に重要なことですが、私たち人間はもともとストーリーを好んで聞く性質があります。ですから、ピークがあれば、その先は下りのスロープがあるということを知っています。クライマックスへ到達することで、プレゼンテーションの終盤が開始したのだということを認識します。つまり、その重要なこととは、クライマックスは到達することで幸福を感じられる、非常にパワーのあるもので、その点に到達することで全員の注意を引きつけることができます。

そしてこの瞬間から、あなたはステージを離れる方に歩き出さなければいけないのです。

ここからさらに話す量を増やしてはいけません。むしろ減らさないといけないのです。

では、どうやってステージを降りればいいのでしょう?

どうやってプレゼンテーションを締めくくればいいのでしょう?

それが次の第8のポイントにつながります。

 

8.点と点をつなげて、全体を理解する助けになるようなまとめを提示する

あなたがプレゼンの中でさらった様々なトピック全ての「点と点をつなげて、全体を理解する助けになるようなまとめを提示する」ことです。

こうすることで、オーディエンスのより良い理解を助けられるだけでなく、彼らがプレゼン内の要素を記憶することにも役立ちます。まとめをすることで、高まった注意によって、記憶したりこれまでの重要事項のおさらいをしたりするのに理想的な状態になっているからですね。

意味を理解するだけでなく、記憶に残るようになるわけです。

 

9.実行可能な「やることリスト」を提示する

第9のポイントは、「実行可能な「やることリスト (”to do’s”)」を提示する」ことです。

これができれば本当に素晴らしいです。こうすることで、あなたはオーディエンスに素敵な贈り物をしていることになるからです。つまりあなたはオーディエンスの人たちがその瞬間からそれぞれの生活の中で実際に活用できる知識を提供しているわけですね。

それは本当に素晴らしいことです。

これができるなら、あなたのプレゼンの最後にこうした情報をぜひシェアしてあげてください。

ですが、それを手短に済ませてください。ここでプレゼンを終えて欲しいとオーディエンスは思っているはずですから、速やかにステージを去りましょう。私もすぐにこのプレゼンテーションを終えますが、その前に、最後の第10のポイントをプレゼントさせてください。

 

10.自分の用意した内容に十分に慣れておく

第10のポイントは「自分の用意した内容に十分に慣れておく」ということです。

プレゼンテーションは私たちプレゼンターにスポットライトを当てます。

もし準備不足なら、それも明るみに出てしまいます。

自分のプレゼンの内容をしっかり把握して自信のある状態でなければ、それもはっきり現れてしまいます。

ですから、もしあなたがプレゼンテーションができるような状態ではないのに、依頼されてしまったら、勇気を出して「今の自分にはまだできません」ということを正直に伝えましょう。そして自分がプレゼンをしようと思っている素材、分野の勉強にもっと多くの時間を使いましょう。

プレゼンのトピックについて学び精通するための努力をしなくて済むような、そんな都合のいいプレゼンのコツのようなものはありません。

 

参照リンク : 10 Presentation Tips in under 10 Minutes – Presentation Hero – Matteo Cassese (CC BY 3.0)
当記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license / CC license)に基づいて編集しています。(記事内の画像・デザインや映像の権利は個別のライセンスにより保護されている場合があります。)

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