美術館や博物館にまつわるビビットなデザイン事例

美術館や博物館にまつわるビビットなデザインについて

日本には「芸術の秋」という言葉がありますね。世界的には「秋=芸術」という発想はあまりありません。平日の昼間から公園でのんびり読書する若者もいますし、至る所にストリートミュージシャンがいて、街の公共物に驚くような壁画が描かれていたりします。むしろ芸術は日常の生活に馴染んでいるもので、特定の月に楽しむものでは無いのです。

当然、美術館や博物館も世界中の都市に必ずあります。それらは市民なら無料で入れたり、中でお弁当を食べることが出来たりと肩肘貼らずに迎え入れてくれる憩いの場所でもあるのです。そこで今回は世界中に存在する美術館や博物館などでみられるデザインをご紹介したいと思います。

 

アピール力が強い飛び出すエントランスデザイン

クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館のエントランス看板

アメリカ・ニューヨークにあるデザイン博物館「クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館」のエントランスデザインです。写真で見ると、一体どうなってるの?と一瞬目を疑ってしまうようなデザインが「デザイン博物館」らしい遊び心を演出していますね。デザインとデザイン史に特化した唯一の国立博物館で、ニューヨークのマンハッタン5番街に位置する通称「Museum Mile」と呼ばれる通りに位置しています。屋根のようにも見える飛び出した部分に博物館の名前を表示するという斬新なアイデアは、現代アートが多く輩出されるニューヨークらしさの象徴ともいえます。

この周りには、近現代美術を展示する「ソロモン・R・グッゲンハイム美術館」や、ユダヤ人のアートや文化を展示する「ユダヤ博物館」があり、その中でも「デザイン博物館」としての存在感をしっかりアピールするようなデザインになっています。歴史を感じる重厚な建築が印象的な建物に入ると広がるのは、多彩なデザイン作品の数々。子供向けのイベントを含め、数多くのイベントや展覧会が実施され、世界中から集まる「デザイン」を満喫できる場所として人気のスポットです。ニューヨークの街並みに溶け込みつつも、文字通り立体的に、存在感をしっかりとアピールするエントランスデザインです。

 

子供時代に戻る扉の案内看板デザイン作成例

子供史博物館の看板デザイン

イギリス・スコットランドの首都エディンバラにある「Museum of Childhood(子供史博物館)」の看板デザインです。UNESCO世界遺産に登録されているだけあり、エディンバラの街並みは中世にタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれます。旧市街のメインストリート「ロイヤルマイル」沿いにあるのがこの博物館。通り沿いを歩くと、ユニークで美しいアイアンワークの看板が並んでおり、「子供史博物館」の看板は、子供たちが連なって歩くシルエットを美しく描きつつ、「ハーメルンの笛吹男」を彷彿させるダークさを感じてしまいます。魔女伝説をはじめとする暗い歴史をも大切に語り継ごうというスコットランド人の歴史に対する真摯な姿勢が、この博物館の看板デザインの背景にしっかり刻まれています。

エリザベス女王がエディンバラ滞在の折に使用するホリールード宮殿とエディンバラ城を結ぶロイヤルマイル散策で、訪れる観光客も多いこの博物館では、200年ほど前から現代の子供のおもちゃが多数展示されています。もともと子供嫌いの議員が大人のために作ったという逸話があるそうです。館内には日本人形も異彩を放ちつつ展示されています。大人の目線からみた子供の様子が表現された芸術的な看板デザインです。

 

アムステルダムそのものだと主張するオブジェデザイン

アムステルダム国立美術館のオブジェデザイン

オランダの首都アムステルダムにある「Rijksmuseum(ライクスミュージアム:アムステルダム国立美術館)」の前にシンボルとして設置されていたオブジェデザインです。「I amsterdam」という文字が「I am」部分が赤、それ以外が白でデザインされており、「私がアムステルダム」と読み取ることができることから、常に観光客が溢れかえる撮影スポットです。世界初の休館日のない美術館の存在をアピールするオブジェとして活躍していました。2018年に、あまりにも混雑しすぎていて美術館来場者の不便にもなるという理由でアムステルダム市内の別の場所を不定期で移動することになったという、とにかく存在感の強いオブジェです。

現在は、オランダの空の玄関スキポール空港とアムステルダム市内2箇所の合計3箇所でこの巨大オブジェを見ることができます。国立美術館の表札として活躍していたこのオブジェは、きっとどんな場所でもアムステルダムの素晴らしさを自信満々に発信し続けるのではないでしょうか。ちなみに、このタイプの地名を使った巨大オブジェは世界中に広がっており、先ほど登場したスコットランド・エディンバラやフランス・リヨンでも見つけることができます。その中でも、「I amsterdam」という、この文字遊びと色使いは群を抜くデザイン性です。

 

子供たちのミッションを叫ぶ博物館のサインデザイン

ピッツバーグ子供博物館の標識デザイン

アメリカ・ピッツバーグにある「ピッツバーグ子供博物館」の館内の標識デザインです。この博物館は、子供が実際に触れて遊んで体験を通して学ぶことができる博物館で、水遊びや粘土遊びができたり、野外アスレチックエリアや、人形劇を作り上げるエリアなど多彩な展示場があります。その粘土遊びエリアにある標識には、「GO TO THE BATHROOM」と壁一面に広がるサイズで描かれています。「お手洗いに行きなさい」という言葉と、お手洗いの方向を示した矢印が書かれているだけなのですが、極端なサイズにすることで重々しさが抜け、「お手洗いに行く」というミッションを課されている!というゲーム要素を感じられるようになります。

子供の自発性を尊重して、経験を通して学ぶ場所を提供するという目的を、館内全体で統一して発信できているのは、こういった何気ない標識デザインの一手があるからなのかもしれません。それにしても美術館や図書館、博物館に行くとトイレに行きたくなるのは何故でしょうか?

 


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