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メガネをアクセントに使っている作例

メガネをアクセントに使っている様々なデザイン作成例

メガネをアクセントに使っている作例

メガネって本当に不思議なアイテムだと思います。本来の目的は単純で視力を補助するものではあるのですが、洋服のようにファッションとしての側面もありますし、シンプルな黒縁メガネでもその人の顔を印象付ける表情の一部になったりもします。誰もが知ってる有名な芸能人でもメガネをとった途端に突然オーラが無くなったりしますし、逆も然りです。

顔の中心で個性を発揮するメガネはかける人の心情を代弁する役割を果たしているのかもしれません。そこで今回はメガネをモチーフに様々な場所で使われているメガネのデザインを集めてみました。メガネをかけているあなたも、かけたことがないあなたも必見です。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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カルチャー雑誌の50周年を祝うポスターデザイン

ポスターデザインを見る (via Pinterest)

スペイン・バレンシアで発行されているカルチャー雑誌「CARTELERA TURIA」の50周年を祝うポスターデザインです。1964年に創刊したこの雑誌は、もとはバレンシアの大学生を中心として制作され、舞台作品やイベントなど社会的に軽視されがちな情報を地元にどのように発信するか?ということをテーマにした雑誌です。全体的にナチュラルカラーでまとめられており、50周年を祝おうという派手派手しさは一切排除されています。社会的に軽視されがちなアートを扱う雑誌だからこそのデザインだな、と心意気のようなものを感じてしまいますね。目元にメガネのテンプル部分だけが立体的に描かれています。顔のシルエットが横顔ということで、この位置に木製のものがあれば、「メガネ」を連想しますが、この形だけを見ると、魚の形にも見え、ネジ部分が魚の目のようです。

これは、この雑誌の地域性を表現しているように読み取れます。というのも、バレンシアは地中海有数の魚介類の産地で、スペイン料理の代表格パエリア発祥の地。決してあからさまではなく、囁き声のようなボリュームの表現方法は、この雑誌の特徴なのかもしれません。このシンプルなポスターデザインをじっと見つめていると、じわじわと言葉が聞こえてくるというのは、デザイン性の高さがゆえです。

 

立体的にも見えるようになる?メガネ屋さんの看板デザイン

看板デザインを見る (via Pinterest)

イギリス・ロンドンにあるメガネ屋さんの看板デザインです。このデザインだけ見たら、さぞかし長い歴史がありそうな荘厳さを感じますが、よく見たら青と赤のレンズの3Dメガネ。創業も1995年と決して老舗というわけではなく、店内はかなりスタイリッシュでモダンな造りです。イギリスらしい、伝統と最新の文化を融合したデザインですね。

ヨーロッパといえば、ロートアイアンとも呼ばれるアイアンワーク(鉄製装飾)が街中に残されており、ロンドンのメインストリートでも、古い鉄製の看板が多くあり、そのバリエーションとデザイン性の高さには圧倒されます。古くから残っているものはもちろん、この看板のように新しくできた店舗も、あえてアイアンワークでビンテージ感のあるデザインを採用することが多いようです。優雅さと重厚感をアイアンワークで演出し、黒地に白文字という配色が高級感を出すという完璧なまとまりのある看板デザインです。

 

グラフィックデザイナーの巨匠のトレードマークを主役にした公演ポスターデザイン

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アメリカ・ジョージア州にある劇場で上演された「Paul Rand: American Modernist」の公演ポスターデザインです。この作品は戯曲として書かれたものではなく、アメリカの超有名グラフィックデザイナーのポール・ランド氏を題材にした小説を舞台化したもの。20世紀を代表するロゴデザイナーであり、IBMやABCテレビのロゴをデザインしたことで有名なポール・ランド氏は黒縁メガネをかけた姿が写真で残されています。真っ白なキャンバスに大胆に黒縁メガネが配置され、メガネのレンズ部分に赤文字で「Paul Rand」が見えるようにデザインされています。

全体として、余白がここまであるのに関わらず、一部見えない部分がある、という矛盾が、前衛的でモダンアート的な芸術性に化けているように感じます。往年の名作ではなく、新しい演劇作品という無限の可能性のようなものも表現されています。観客の目を引きたいからこそ、あれこれと情報を詰め込みたくなりそうなところを、ポール・ランドを題材にするからこその徹底したデザインへのこだわりを感じるポスターデザインです。

 

サングラスをかけた不条理劇の王が印象的な公演ポスターデザイン

ポスターデザインを見る (via Pinterest)

スイス・ジュネーブの劇場で上演されたサミュエル・ベケット作「勝負の終わり(原題:Fin de partie)」の公演ポスターデザインです。この作品タイトルがチェス用語からきていることから、ポスター全体として白と黒のみでシャープに纏まっていながらも、どこかベケットの作風らしい堂々巡りで答えがない曖昧さも絶妙に表現できています。そして、もうひとつかなり目を引くのが、このサングラスの男性。舞台公演作品で劇作家がその公演ポスターのモデルになることは、あのシェイクスピア以外ではありえないと思っていましたが、こんなところに登場してました。不条理劇の王サミュエル・ベケット氏です。アイルランド出身ですがフランスでの活動が長く、彼の代表作はほとんどフランス語で書かれています。「勝負の終わり」もフランス語戯曲です。

このポスターは見れば見るほど、作品との関連性が潜んでいます。例えば、ポスター下部が4つの段落に分けて文章が書かれていますが、この作品は4人芝居です。「もしかして?」とどんどん深読みしてしまう、不思議な引力をもつポスターデザインです。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中の作品・デザインをピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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