動物ロゴ&イラストの参考になる!フランスの動物の描き方解説書が素晴らしい

動物ロゴ&イラストの描き方

1900年代初頭に出版されたフランスの書籍「Les Animaux tels qu’ils sont」は、円や三角形、四角形といった誰もが描ける図形から動物のイラストを描く過程を解説した動物イラストの指南書。今から100年ほど前の書籍にも関わらず、動物のイラストは現代にも十分通用するクオリティで、フランス語がわからなくても理解できるわかりやすい書籍です。

フランスの書籍「Les Animaux tels qu'ils sont」

動物のイラストは、今も昔も変わらず多くの人々から愛されるアイコンです。太古の昔より人間と共にあった動物たちは、色や形と同じように人々の潜在意識の中に固有のイメージが根付いています。

例えば「ライオン」なら百獣の王といわれるように、勇猛果敢・力や権力・揺るぎのない自信・プライドなど、さまざまなイメージとキーワードが浮かびます。この人々の中に無意識で備わった動物に対するイメージは、デザインの世界の中にもしばしば登場します。

中でも使われる頻度が高いのが、ロゴマークのデザインです。ブランドや企業のイメージに相応しい動物をイラスト化し親しみやすいマークにして「シンボルマーク」としてよく活用されます。

動物のフォルムは、今も昔も変わらない普遍的なもの。イラストレーションの基本に則した「Les Animaux tels qu’ils sont」を片手に、動物のイラストをロゴデザインに生かしてみませんか?

 

introduction~一般概論

一般概論1

テキストの冒頭は「Notion generales」と題し、Ⅰ~Ⅲまで動物の分類や線の使い方・形の分類について説明しています。

Ⅰでは幾何学的な視点から動物を構造や形で分類しています。

上段A~Dまでは、骨格を持つ「脊椎動物」、中段E~Hまでは「節足動物」、iは「放射線状」の生き物、Jは「貝殻」を持つ生き物として分類しています。

一般概論2

Ⅱではラインの使い方について詳しく説明されています。

ラインの引き方を10個に分類し、それぞれの発展形について具体的なイラスト例を用いて解説しています。

どれも出発点は基本のラインですが、そこから線を足すことでさまざまな動物の姿に変化させていきます。基本の構造を理解し使いこなすことで、バランスのとれたイラストを完成することができます。書き足すことで徐々に動物の形に近づいていく過程を見せることで、どんな人にもわかりやすくイラストをレクチャーすることができますね。

一般概論3

Ⅲでは幾何学的な形からイラストを描くテクニックについて解説されています。

三角形や四角形・円や長方形などの基本的な形に加え、楕円形や2つの頂点を持つ楕円形のような形を加えた6つの形状に分類し、抜粋した4つの形から発展するイラスト例を紹介しています。

 

三角形を使った蝶の描き方

蝶の描き方1

ここからは、基本の形やラインをベースにした具体的な動物の描き方が紹介されていきます。

最初に登場するのは、蝶。

下向きの三角形を出発点に、対称なラインを引き、そこから蝶の美しい形が描かれていきます。蝶の絵といえば横向きの三角形を左右対称につなげたものを想像しますが、一つの三角形をベースにグリッドで分割して描いていくと、より精巧に蝶の姿を捉えていくことができます。

蝶の描き方2

次のページも蝶の描き方が続きます。

直角三角形をベースにした横向きの蝶や、蝶から派生した蛾の描き方、ラインから描く蝶などバラエティ豊かな蝶類の描き方が並びます。

 

図形とラインから哺乳類のイラストを描く方法

像の描き方

豚の描き方

牛の描き方

ここからは、基本の形やラインをベースにした具体的な動物の描き方が紹介されていきます。はじめに登場するのは、象・豚・牛といったなじみ深い大型の哺乳類。

象はどっしりとしたアーチのような形、豚はころころとした楕円形や円形、牛は長い胴体をあらわす長方形からはじまります。正面だけでなく、横や後ろから見た姿などバラエティ豊かなカットを描くことができます。

 

図形とラインを組み合わせて鳥類のイラストを描く方法

アヒルの描き方

白鳥の描き方

フクロウの描き方

次に紹介されるのは、鳥類のカテゴリー。

先ほどまでの蝶や哺乳類と比べ、若干複雑な描き方になっていきます。

2つの図形を組み合わせたり、ラインと図形を組み合わせるなど、上手くバランスを取ることがポイントになります。横側から描くことが多くなる鳥類ですが、上からのカットやさまざまなポーズが紹介されているのでデザインの良い参考になりそうですね。

 

身近な動物「猫・犬」のイラストの描き方

猫の描き方

猫の描き方2

犬の描き方

犬の描き方2

人のすぐ側で生活している動物といえば、犬や猫。

デザインの中に登場することが多い動物たちでもあります。

猫は円が基本となり、複数の形やラインを組み合わせて形になります。それとは逆に、ラインが基本となる犬。とくに、立ち姿は均等にグリッド分割されたラインを軸に凛々しい姿が描かれています。犬も座っている姿勢は猫と同様、やわらかなカーブを使って描かれています。同じ動物でも姿勢や状況によって描き方が変わるのは面白い発見ですね。

 

 

まだまだたくさんある動物のイラスト描き方

キリンの描き方 亀の描き方 魚の描き方 甲虫の描き方 猿の描き方 ネズミの描き方 ハリネズミの描き方 馬の描き方 卵の書き分け カバの描き方 ライオンの描き方

これまで紹介してきた動物のほか、載せきれないほど沢山の種類の動物・生き物の描き方が紹介されています。

ライオンやキリンなどのサバンナにいるような野生動物や、ジャングルに棲んでいるようなカバやサル・ワニ、山や森に棲む、ウマやキツネ・シカ、小さくてかわいらしいリスやネズミ、水辺に棲む生き物たちや、魚・両生類や昆虫、果ては太古の動物マンモスまで、じつに広い範囲の生き物たちをカバーしています。蜘蛛の巣や卵など、生き物から派生したイラストの描き方も紹介されています。

WIKIMEDIA COMMONSから無料で閲覧できるので、どのようなイラストが登場するのか、是非確かめてみてください。

 

まとめ

多種多様な動物の姿を図形やラインから描く手順をわかりやすく示した本書。動物の絵を描くための参考になるのはもちろん、逆引き的な使い方をすれば、動物を違和感なくデフォルメする方法も知ることができます。

動物の描き方で迷ったら、この本を開いてみましょう。

自分の中にある「動物のイラスト像」とは異なる視点から描かれた動物たちに出会えるはずです。

 

参照 : Les Animaux tels qu’ils sont – Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)

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