米国「Yahoo!」がロゴをリニューアル

米国のウェブサービス「Yahoo!」(ヤフー)がロゴを変更しました(現地時間2019年9月24日)。

6年ぶりのリニューアルを手がけたのは老舗の大手デザイン会社「Pentagram」(ペンタグラム)です。一時の勢いが影をひそめたYahoo!ですが、ポータルサイトを始め、さまざまなサービスは続けていました。新たなブランド戦略とプロダクト開発のスタートに合わせてロゴが一新されました。

Yahoo!の新ロゴデザイン

これまでのロゴはすべて大文字であったのに対して、新ロゴは小文字で構成されています。小文字だけのワードロゴは親しみやすさを感じてもらうための近年のトレンドで、Yahoo!のロゴもその流れをくむものと言えます。また、極めて太いサンセリフ書体というのも歴代のロゴとは対照的です。アプリのアイコンなどデジタルデバイスでの表示に配慮していることがうかがえます。

米国の「Yahoo!」と日本の「Yahoo! JAPAN」には資本関係がないため、今回のロゴ変更は日本のサービスには影響を及ぼしません。

 

ロゴリニューアル計画 – プロジェクト・パープル

「プロジェクト・パープル」と名付けられたリニューアル計画を担当したペンタグラムのマイケル・ビエルート氏(Michael Bierut)はサイト「It’s Nice That」の取材に次のように答えています。

「(既存のロゴは)ヤフーとネット世界の成熟を反映することを意図しています。(しかし1996年の)オリジナルロゴにあった大胆さと若者の自信が失われていると感じました」

その当時の楽しい雰囲気はブランド名自体が伝えているので、奇抜さを新しいロゴに与える必要を感じたプロジェクトチームは、1996年以来ずっと使い続けられていた感嘆符「!」に着目します。

ななめ22.5度の感嘆符!

新しいロゴは感嘆符だけがイタリックになっています。「y」のストローク(斜線)もそれにぴったり揃えてあります。Yahoo!では以前から「Y!」のシンボルをアプリのアイコンやファビコンなどで使っていましたが、新しいシンボルマークでは「y」と「!」が強く結合しこれまでとはまったく異なる表情を見せています。

新しい「y!」は、メールやニュース、スポーツ、エンターテイメント、ファイナンス、ポータルサイト以外のサービスや事業のロゴに使われます。また、モノグラムとしてさまざまなプロダクトへの展開も可能です。

新ロゴの感嘆符の傾きは正確に22.5度です。これは360度の16分の1にあたります(22.5×16=360)。ドットを中心にストローク部分を回転させたり、等間隔に環状に配置するなど、感嘆符をモチーフにしたアニメーションや視覚表現の制作を統一感を保ったまま可能にしています。

ロゴに使われているフォントは「Centra No.2」(セントラ・ナンバーツー)の「Extrabold」(エキストラボールド)です。Centra No.2はモダニズムの流れをくみながらも可読性に配慮して幾何学的になりすぎないように作られた書体で、2017年に制作されました。

 

「Yahoo!」ロゴの変遷

Yahoo!の原型は1994年に公開されましたが、その時のロゴは「Times New Roman」フォントを使ったワードロゴでした。エディターに入力したテキストを拡大しただけのように見えるシンプルなもので、感嘆符「!」もまだありませんでした。

「Yahoo!」ロゴの変遷

1995年に企業として始動すると「!」が追加され、手描きのレタリングのようなポップで楽しいロゴが作られます。しかし、5ヶ月後には新たなシンボルマークとワードロゴの組み合わせに変更されます。このシンボルマークは、腕を大きく広げた人物に見たてた「Y」をブルーの円に重ねたもので、「jumping “Y” guy」(ジャンプする『Y』男)と呼ばれました。ワードロゴの色はパープルでした。

1996年には「Y男」のシンボルマークは取り去られ、ワードマークのみが残ります。色は赤に変えられ、背後にカゲが追加されました。文字の大きさとアラインメントをあえてバラバラにして、楽しく躍動感のあるロゴとなっています。その後手直しが数回おこなわれますが、2009年には再びパープルが正式に採用され、影がなくなります。日本の「Yahoo! JAPAN」の現在使われているロゴはこのバージョンがベースで、色や「!」などが変更されています。

2013年には、それまでのスラブセリフ系に代わって「Optima」(オプティマ)に似た雰囲気のサンセリフ系の文字が使われています。拡大して見ると明るい面と暗い面からなる立体的な処理がされているのがわかります。躍動感も控えめです。

 

米国企業「Yahoo!」について

1994年にスタンフォード大学のジェリー・ヤンとデビッド・ファイロは個人的に興味のあるサイトのリストを構造化して公開するとまたたく間に評判のサイトになりました。これをベースにして翌年に設立されたウェブディレクトリサービスが「Yahoo!」(ヤフー)です。検索サイトやポータルサイトの草分けで、Google(グーグル)が登場する前には、Excite(エキサイト)やInfoseek(インフォシーク)などとともに絶大な人気を誇っていました。

ソフトバンク株式会社の孫正義氏はYahoo!に投資するとともに、共同で日本法人のヤフー株式会社を設立。1996年に「Yahoo! JAPAN」のサービスを開始し現在に至ります。

2017年に米国の電気通信事業会社ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)に米国Yahoo!のインターネット関連事業のほとんどが売却されました。ポータルサイトとしてのYahoo!は現在ベライゾン傘下のベライゾン・メディア(Verizon Media)が所有しています。

 

世界最大規模のデザイン事務所「Pentagram」

Pentagramのデザイン

今回のロゴリニューアルを手がけた「Pentagram」(ペンタグラム)は、グラフィックデザイナーのアラン・フレッチャー(Alan Fletcher)などが1972年にロンドンに設立しました。現在、米国・英国・ドイツに事務所を構える世界最大級の独立系デザインスタジオです。ブランディングから書籍デザイン、広告、環境デザイン、プロダクトデザインまで幅広く活動しています。

design :Pentagram

 

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