ひとは1日に約2.5リットルの水分を補給すべきだと言われています。どれだけの水分をとるのが適切なのかについては諸説あるようです。とはいえ、気温が高くなる季節には、熱中症などの危険を避けるためにも、水分補給を意識的におこなうのがよいことには違いありません。
・Robinsonsのパッケージデザイン / chrisdorney – stock.adobe.com
英国でとてもポピュラーなフルーツ飲料「ロビンソンズ(Robinsons)」は、天然果実からつくられた無添加・無香料の製品で、水をフルーツ味に変えて楽しめるものです。このロビンソンズが、ミュージカル仕立ての陽気な始めたキャンペーン動画を公開しました。
ミュージカル仕立てで子供が大人にアドバイス
この40秒のコマーシャルは、最初から最後まで音楽が流れ、登場人物のセリフはすべて歌という、全編コミカルなミュージカル仕立てです。大人がさまざまなシチュエーションを歌うと、「ロビンソンズ」をかかえた子供たちが登場して、「フルーツがあれば」と歌で返します。
たとえば、風船人形を作っているおじさんが、いつまでも作り続けなければならず、うんざりしています。そこに、たくさんの風船で宙に浮いた少女がふんわり登場。少女がロビンソンズのドリンクを飲ませてあげると、おじさんはリフレッシュしてにっこり、といった具合です。
ガーデニングやスポーツなど屋外での活動では、水分が失われがちです。水だけでは飽きてしまうのでロビンソンズでフルーツ味にすれば飲みやすくなります。また、風船人形づくりの作業やオフィスワークでは、フルーツ味の飲み物でリフレッシュすれば効率アップというわけです。
シンプルで楽しいキャンペーン動画の典型
ロビンソンズの動画は、とにかく明るく楽しい、子供向けのミュージカルのような作品です。
プルーン(剪定)、ヌードル、バルーンなどフルーツと韻を踏んだ歌詞や、こどもたちの登場の仕方なども遊び心があります。英国風のひねった感じや皮肉もなさそうです。
ロビンソンズのマーケティング・ディレクターのシャーロット・ホワイト(Charlotte White)氏は次のように述べています。
「困難な1年を体験した消費者の顔に笑みが浮かぶようなキャンペーンで、前向きな気持ちを持てるひとときを届けたかったのです」
また、このキャンペーンを手がけた広告代理店サーチ&サーチ社の代表、サラ・ジェンキンス(Sarah Jenkins)氏は、ロビンソンズというブランドが楽観主義・活力・喜びといったものを豊富に持っているので、それを広告で表現したかったのだとコメントしています。
こども、歌、音楽、動物、遊び、笑顔などの要素は、明るくポジティブなコンテンツの定番アイテムといえるでしょう。コミカルに作られたロビンソンズの動画には、コロナ禍で暗くなりがちな人々への応援のメッセージも込められているようです。
4月9日にスタートしたキャンペーンは、テレビ・ラジオ・屋外広告・SNSなどで半年間続けられる予定です。
【参考資料】
‘Let There Be Fruit:’ Robinsons Aims to Flavor a Billion Glasses of Water (https://www.adweek.com/creativity/let-there-be-fruit-robinsons-aims-to-flavor-a-billion-glasses-of-water/)
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