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世界的メーカーの広告ポスターデザインについて

誰もが知ってる世界的メーカーのポスターデザイン制作例

世界的メーカーの広告ポスターデザインについて

街中で日々見かける様々なポスター。これらのポスターには様々な目的があります。歩行者へ対する啓蒙だったり、そこへ集まる人への案内だったり。しかしやはり日常で一番目にすることが多いのは商品の広告だと思います。それらは駅のホームであったり、デパートの店頭など大概は不特定多数のたまたまそこを通りかかった人に対して商品を宣伝する目的で作られていることがほとんどなのではないでしょうか。

アイキャッチになる商品を大きく掲載し、少しでも余白があれば大きな文字で金額や商品のアピールを配置します。結果として何が起こるかといえばごちゃごちゃした配色と情報過多で景観など一切気にしないデザインが誕生するのです。もちろん広告スペースを買っているわけですから、そこにどんなポスターを貼ろうが自由ではありますが、果たして本当にそれが消費者に対しての有益な情報になっているでしょうか?

世界には様々なデザインの広告ポスターが存在します。そして世界的企業であればあるほど、そういった細かなデザインに対して強いこだわりが感じられます。それは資本力の差で片付けてしまえばそれまでですが、実際はそのセンスこそが大企業へ押し上げたと言った方が正しいのではないでしょうか?今回はそんな世界的企業であると同時に、センスのいい広告ポスターを作っている企業をご紹介したいと思います。(※紹介するポスターデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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誰もが知ってる家具メーカー、イケアの皮肉が効いたポスターデザイン

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もう説明する必要はないほど日本人の日常の暮らしに浸透したと言える世界最大の家具メーカー「イケア(IKEA)」の広告ポスターです。2017年に掲示されたこのポスターは、毎年11月の第4木曜日翌日に当たるブラックフライデーに絡めた広告です。11月の第4木曜日は感謝祭にあたるので、その翌日は感謝祭に向けた商品の売れ残りを安く売るためにセールを始めたことがきっかけで始まりました。また、11月は年末商戦前で各小売店の売り上げが思わしくないことが多く、このブラックフライデーを利用して消費喚起をする狙いもあると言われているそうです。

そんなブラックフライデーを揶揄したようなイケアのポスター。イケアには家具によって様々なシリーズがあり、このソファーテーブルはLACKシリーズと呼ばれています。そこでBLACK FRIDAYのBの文字をマジックで消すことでシリーズ名であるLACKにし、「LACKを買う金曜日だよ」とうたっているのです。安売りを目当てに長蛇の行列に並ぶ人々を皮肉るように「IKEAは毎日がセール並みの安さだよ」と言っているかのようでもあります。商品写真だけが大きくデザインされた真っ黒なポスターは決して目立つデザインというわけではありませんが、消費者の心をうまく掴む高度なテクニックが隠されていると思います。

 

世界的なボールペンメーカーのセンスある広告ポスター制作例

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BICという文具メーカーをご存知ですか?日本ではお洒落な雑貨屋さんなどにも置いていたり、文房具はBICしか使わない、なんて人もいるぐらいこだわりのメーカーになっている印象があります。しかし、ヨーロッパではどこのお店にも普通に置いているぐらい一般的で庶民的な文具メーカーでもあります。

1945年、フランス人のビックさんが設立したこの文具メーカーは世界で初めて使い切りボールペンを販売したことでも知られており、現在ではボールペンなどの文房具はもとより、ライターやカミソリなども製造販売している世界的なメーカーでもあります。そんなBICのポスターがこちらです。「Every BIC has a story」のキャッチコピーとともに虫眼鏡でボールペンが拡大されています。しかし、肝心の商品であるボールペンは一切見えません。拡大されているのは、BICのボールペンで書かれたと思われる精巧なドラゴンのイラスト。

そう、BICのボールペンには物語があるんです。たった一本のボールペンではありますが、これほどまでに緻密で精巧なイラストを描いてきた(もしくは描く可能性を持っている)ということを商品を写さずにたったこれだけの写真だけで表現しているのです。これだけでBICの商品を使いたくなってしまうのは自分だけでしょうか。

 

みんな大好き、世界的チョコレートメーカーの広告ポスター制作例

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こちらも説明は一切不要だと思います。全世界で手に入るチョコレートM&M’sの広告ポスターです。実は日本ではあまり知られていませんが、M&M’sというのは会社名ではなくて商品名。M&M’sというあのチョコレートを製造販売しているのはマースというアメリカの会社なんです。そしてマース社はあのスニッカーズも製造しているんですよ。ですからM&M’sとスニッカーズは兄弟みたいな関係なんですね。

話が逸れましたが、今回のこのポスター。一見何かの映画のポスターかと見間違えてしまいそうですが、よく見ると垂れ下がっているクモも真っ赤な背景も全てM&M’sのチョコレートで作られているんです。そしてクモが狙っているのはまさにM&M’s!クモも食べたくなってしまうほど美味しいということなのかもしれませんが、重要なのはこのアイディアですね。実はこのM&M’sを使って絵をかくポスターは他にも数種類あってハロウィンのかぼちゃだったり、コウモリだったりするので、ハロウィンに関係したイベント用でデザインされた企画ポスターなのかもしれません。遠くから見てもとてもキャッチーでありながら、近くで見ればより面白いという技ありの広告ポスターだと思います。

 

大人も子供も虜にするレゴ社の広告ポスターデザイン

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全世界の子供が家には無くとも友達の家などでは一度は遊んだ記憶があるのではないでしょうか。そんなオモチャの代名詞とも言えるのがレゴ(LEGO)です。1934年にデンマークで誕生したレゴ社はデンマーク語で「よく遊べ」という意味があるそうで、元々は木製のおもちゃを製造販売していた会社だったようです。1958年には現在の誰もがイメージする結合ブロック型のおもちゃを開発し、瞬く間に世界的おもちゃメーカーに成長しました。今ではオモチャの域を超え、世界的な大会が開催されたり、アミューズメントパークや車など、ありとあらゆるものをレゴで作ってしまうなどユニークな活動で知られていますよね。

そんな誰もが知っているレゴ社の広告ポスターですが、センスの塊といってもいいぐらい優れたデザインに仕上がっています。なんでもない部屋にころがった異物の影が壁に映されています。そう、誰もが知っているレゴの人形。この形だけで「レゴだ!」とわかってしまうところもすごいところですが、商品自体を全く使わず影だけでこれを表現するレゴの広告センスには恐れ入ります。

子供向けの商品だからといってわかりやすい子供騙しのデザインをするのでは無く、年齢問わず誰もが感心できるデザインを生み出しているのはデザイナーの妙技と言えそうです。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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各種パネル・ポスターの作成を行なっています。デザインの作成から印刷・納品までまとめて依頼いただけます。飲食店やアパレルなどの店頭ポスターや、展示会パネル、電車内の交通広告、イベント告知ポスターなど、多様なジャンルのデザイン作成に対応しています。ポスター作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。

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