よく見るのにあまり注目されることのない「地図デザイン」に目を向けてみる

魅力的な地図デザイン

「地図?アプリがあるから大丈夫」そんな声が聞こえてきそうですが、今でも街中でアナログの地図を見ない人はいないはずです。確かに日常の待ち合わせではスマートフォンさえあればアプリで簡単に目的地に行くことが出来るようになりましたね。しかし例えば山に登るとき登山口などで大まかな全体図を確認したり、初めての海外旅行で知らない街に降り立った時などザックリと鳥瞰図で自分の位置を確認する人もいるはずです。友達の結婚式の案内状に地図書かれていたり、劇場に行くときパンフレットの裏には必ずと言っていいほど地図がデザインされているのです。

そんな時、何気に見過ごしてしまいがちなのが、地図のデザインです。地図デザインにも複雑な工程が存在しており、ハイセンスなデザインにするのはかなりの労力が必要となります。今回はそんな注目されることが少ない地図デザインに注目してみたいと思います。

 

線のみで構成されたハイセンスで見やすい案内マップのデザイン

案内マップのデザイン制作例

これはロンドン、リバプールストリート駅周辺の案内マップです。CANTEENとは食堂やキッチンという意味なので、レストランのショップカードなどで使用されている地図デザインだと思われますが、リバプールストリート駅の周りは非常に複雑でたくさんの道が入り組んでいるだけでなく、多くの建物と店舗が乱立しているエリアでもあります。その中で来客に対して的確に場所を案内するのは至難の技だと思います。

地図のデザインは細かさを追求すればとことん細かくすることも出来るため、いかに簡潔にわかりやすくデザインできるかがポイントなのですが、この地図では直線だけで巧みに目的地を表示しているのではないでしょうか。同時にデザイン性も非常に高く、周辺の建物や目印を一切表示せずに駅と道の名前だけに絞っています。また、入り組んだ建物の正確な場所を示そうとするのではなく、建物のあるブロック(区画)を明確にすることで視認性を高めているのです。このようにデザインする際に使う情報と捨てる情報を明確にすることでハイセンスなデザインに仕上げているのです。

 

ニューヨークにある苦情コールセンターのマップデザイン制作例

コールセンターのマップデザイン

行ったことがある方はすぐに何処の地図だかわかるのではないでしょうか。ご存知、アメリカニューヨークの街を地図にしてあります。一見すると地区ごとにカラフルに色分けされており、綺麗な地図だなと思ってしまいそうですが、実はこれニューヨークの苦情の量を地図に落とし込んだものなのです。ニューヨークには「NYC311」と呼ばれる苦情専門のコールセンターが存在しており、日々様々な苦情が寄せられています。地図内に書かれた文言を読んでみると「レストランにネズミが出た」「テレビの騒音がうるさい」「公園に動物の死骸があるよ」など色々です。そのデータを区画で色分けし、視覚的にわかるようにデザインされているのですが、そのそも苦情のコールセンターがあることに驚きです。そして何より、そのデザインがめちゃくちゃカッコイイっていうことにも驚いてしまいます。誰かにある1ポイントだけを案内するのが地図デザインではありません。このようにデータの集計や、啓発などを行う際にも地図デザインは有効です。同じアピールをするなら無機質な地図より、見やすくて注目されるデザインの方がいいですものね。

 

スタジアムの壁に直接描かれたお洒落なマップデザイン

壁面地図デザイン

Millerntor Stadionは、ドイツのハンブルグにある多目的スタジアムです。サッカークラブFC St. Pauliの本拠地として地元でも人気のスタジアムなのですが、その周辺を案内するためにスタジアムの壁面に直接書かれた地図がこちらです。スタジアムのロゴマークを中心に周辺にあるスポットが簡潔なアイコンとなってわかりやすく配置されています。確かに最終的には目的の場所までの正確な距離や分数を知りたいと思いますが、まず私たちが知りたいことは大まかに近くに何があるのかということだと思います。海と公園は真反対だなとか、目的地のそばにハンバーガー屋があるなどその人が求める情報の補足をしてあげられるのもこういった地図の魅力でもあります。

全てのタイプに共通することですが、ポイントは情報を詰め込みすぎないこと、そして簡潔であることです。そしてデザイン性が高いこと。このマップもまるでケーキのように3層に色分けされており、チョコレートケーキのようです。と、思ったら茶色はFC St. Pauliのホームカラーのようです。この辺も統一されたデザインが効いていますね。

 

オリンピック会場で配られた会場案内マップのデザイン

オリンピックの会場マップデザイン

1976年にカナダのモントリオールで開催されたオリンピックで配布されたトレイルマップです。トレイルマップとは「何処の会場で何の競技が開催されますよ」といったものを案内する地図で、都市全体で開催されるオリンピックには欠かせない地図です。また大規模な音楽イベントや広大なコンベーションセンターなどでブースを案内する際などに同様の目的で地図をついますね。この地図のポイントは、一度に大量の人が同時に各方面に移動するということです。その為には、的確な交通手段を知らせると同時に、複数の場所を表示しなければならないのでどうしても複雑になりがちです。その点、この地図では赤と黒でハッキリと導線を示しており、初めて訪れた人にもすぐに会場に案内できるようになっています。

2020年に東京で開催されるオリンピックの際も同様の地図が公開されることでしょう。同じように紙なのかデジタルなのかはわかりませんが、世界中からやってくる人々を案内するためにきっと素晴らしいデザインの地図がつかわれることでしょう。

 


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